インターンシップについて

1 はじめに
 本県のインターシップ(就業体験)事業は、平成12年度に足利及び真岡地区の4つの高校でモデル事業として始まりました。本校では、平成15年度からスタートし、これまで毎年実施されています。この事業は、学校だけで実施できるものではなく、地域の企業や事業所様の協力があって初めて実施できるものです。実施当初は、効果に疑問を持つ関係者も少なからずおり、不安を抱えながらの船出でしたが、実際に実施してみますと、生徒の意識に大きな変化が見られ、職業観や勤労観の育成に大きな役割を果たすことが分かりました。この傾向は、生徒へアンケート結果から毎年読み取ることができます。また、受け入れしてくださった企業や事業所様へのアンケート結果によると、受け入れ側にとってもメリットがあることが分かりました。毎年実施されている「学校地域連絡会議」では、実施に当たっての課題等について話し合われ、少しずつ改善が図られてきました。このようなことから、本事業は、本校のキャリア教育の観点からも大変重要な学校行事に位置づけられています。今後、益々地域の企業や事業所様の協力を得て実施して参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。以下に、本事業についての概要等を示します。


2 目 的
    ・進路選択にあたって、自己の職業適性や、将来設計について考える機会とする。
 ・望ましい職業意識や勤労観を育成する。
 ・学校における学習と職業の関係について理解を深め、学習意欲を高める。
 ・地域や地元の企業についての理解を深める。
 ・インターンシップの場を通して、異世代とのコミュニケーション能力を向上させる。


3 実施期間及び日数
 毎年9月第2週の月曜日から金曜日の5日間


4 対象生徒
 2年生全員


5 就業体験内容
 製造現場での作業、建設現場での作業、販売及び接客サービス、事務作業、その他


6 就業体験先事業所
 那須塩原市、大田原市を中心とした県北地域の事業所


7 その他
 ①参加生徒は、下記の保険に加入します。
  ・日本スポーツ振興センター(全員加入済)
  ・産業教育振興会中央会の賠償保険(県の予算で加入)

 ②実習時間は原則8時間程度(出社及び終了時刻等は、実習先の事業所の要望による。)