防災祈念地域清掃活動

 本校では、9月1日の防災の日、または防災の日に近い2学期の始業式の午後に「防災祈念地域清掃活動」と称して、学校周辺の清掃活動を毎年行っています。
 平成10年8月27日、那須地方を襲った「那須水害」の直後、本校生は、生徒会役員を中心に被災地に入り、復旧活動に活躍しました。その時に災害の大きさ・復旧活動の大変さを身にしみて感じ取った生徒たちは自然にボランティア精神を強くし、2度とこのような災害に見舞われることがないようにとの願いを込め、その翌年の平成11年からPTAの参加・協力も得て、毎年2学期の始業式の放課後に実施するようになりました。
 また、この機会にボランティア精神を根付かせようと、「ボランティア手帳」が生まれました。この手帳は、献血手帳をヒントに作られ、大きさや形は献血手帳と同じ大きさで、内側には活動の記録ができるようになっています。当時、このような手帳は他に類がなく、おそらく本校が初めて導入したものと思われます。新聞・テレビ等のマスコミで取り上げられることもあり、県内外から大いに注目を集めました。

 現在も続いているこの「防災祈念地域清掃活動」は、1学期中に生徒に呼びかけ、参加生徒を募るところから始まり、夏休み中に様々な準備を行います。実施当日、参加生徒は学校を中心に半径約1Kmの範囲で6つのグループに分かれ、地域のゴミ拾いや草むしり等を行います。一つのグループは、40名程度の生徒と3名の教員で構成され、約1時間程度清掃活動を行います。
 清掃活動の前には、参加者全員が集まって開始セレモニーが行われ、学校長やPTA会長から本活動が始まった経緯や趣旨等が説明されます。
 また、生徒の活動を支援するため保護者によるおにぎりの炊き出しが行われ、学校全体で防災を意識した行事となるようにしています。

平成11年度(初年度)
平成11年度(初年度)

ボランティア手帳授与式(平成11年度)
ボランティア手帳授与式



  平成27年度 開会セレモニー

◆防災祈念地域清掃活動コース