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数理科学科の活動の様子を紹介します

宇都宮大学高大連携科学実験講座

8月26日(土)に宇都宮大学で数理科学科の生徒が実験講座に参加してきました。

「物体の運動と力」と「葉はなぜ緑に見えるのか」という2つのテーマに分かれ、それぞれ実験を行いました。

 

物理チーム

    

物体の運動とそのときに働く力について、演示実験の観察とグループでの議論から理解を深めていきました。

 

生物チーム

    

葉の構造や細胞の観察と、抽出した色素の特徴を調べることによって、葉が緑に見える理由について考えました。

 

今回参加したのは全員1年6組だったので、初めての大学での実験に目を輝かせていました。

この経験を活かして、来年の課題研究にも意欲的に取り組んでいきましょう!

 

 

 

 

 

日光自然探究学習(フィールドワーク2日目)

日光の2日目の朝は少し肌寒いくらいで、エアコン不要の快適な環境でした。

朝の散歩に出かけた引率教員がなんと野生のシカに遭遇!自分たちが今、日光という大自然の中にいることを再認識させられました。生徒たちは6時20分には起床し、部屋の整理や身支度を整え、大きな荷物をバスに積み込みました。7時に朝食をとり、8時からいよいよ班別の探究活動スタートです。

  

地質(A・B)、菌類、昆虫、動物(A・B)、水質、植物、鳥の9グループに分かれ、それぞれの興味をもとに探究活動を行います。まずは講師の先生方との顔合わせ。各分野のエキスパートの先生方は錚々たる顔ぶれでした。先生方は好奇心旺盛な方ばかりで、少年のように目を輝かせながら生徒たちに熱く語りかける姿が印象的でした。

  

生徒たちは約4時間に及ぶ探究活動に熱心に取り組み、教室では決して味わうことのできない貴重な体験をしました。達成感も相まって、ホテルに戻ってから食べた昼食のカレーは最高でした!小休憩の後、講師の先生も交えながら大広間で班別活動の振り返り。最後に一人一言ずつ、探究の成果を全員の前で発表し合い、予定されていたプログラムはすべて終了しました。

  

今後は、夏休みを挟みますが、今回の探究活動での成果を班ごとにまとめ、ポスターセッションや日光自然探究学習発表会に向けて準備を進めていく予定です!

日光自然探究学習(フィールドワーク1日目)

7月28日(金)~7月29日(土)に数理科学科の1年生を対象に、日光自然探究学習が実施されました。

早朝5時20分の集合は大変でしたが、 1年6組の35名を乗せたバスは予定通り5時30分に小山高校を出発し、いざ日光へ。バスは8時頃に赤沼駐車場に到着し、低公害バスに乗り換え西ノ湖入口へ。涼しさを求めて登ってきた、たくさんのアキアカネたちに出迎えられました。

  

開校式を行い、いよいよ自然観察のスタートです。日光自然博物館の仲田桂祐先生のご指導のもと、西ノ湖周辺~千手ヶ浜までの約4㎞の道のりを全員で歩き、奥日光における動植物の生態を中心とする観察を行いました。歩き疲れたこともあり、終着点で中禅寺湖を眺めながら食べる昼食は格別でした。

  

その後はバスを乗り継ぎ、今回の宿泊先である「ほのかな宿 樹林」に移動。部屋に荷物を置いてすぐ、地下の大広間で引き続き仲田先生から研修講話をいただきました。その後は、コロナ禍ではなかなか実現ができなかった「みんなで入浴」「みんなで夕食」の時間をとり、クラスの親睦を深めることができました。生徒たちからも自然に笑顔が溢れていました。

  

 

夕食後は翌日の探究活動に備え、班ごとに分かれて事前研修。探究に使う道具や行程等の最終確認を行い、最後は各班の代表者が探究活動への意気込みをみんなの前で発表し合いました。朝が早かったこともあり、生徒たちは21時には消灯し、たっぷり休息をとりました。(2日目に続く)

 

数理科学科1年 県立博物館研修 に参加しました

7/17(月) 数理科学科の1年生を対象に、県立博物館研修が実施されました。

栃木県立博物館は、宇都宮市の中心部にほど近い栃木県中央公園内にあります。

館内の展示は大きく分けて、①日光地方の動植物を垂直分布に従い解説した「スロープ展示」、②地質時代から現在にいたるまでの栃木県の歴史を紹介した「展示室1」、③栃木県の身近な自然を紹介する自然系展示とテーマ展示室・企画展示室から成る「展示室2」の3つから構成されています。

  

当日は、開館前の9時の時点で30℃を超える真夏日でしたが、1年6組の生徒はみな意欲的に研修に参加していました。

 

 

入口で2グループに分かれた後、スロープ展示についてスタッフの方の説明を聞く時間と、2階の各展示室を自由に見学する時間を交互にとりました。

自分たちの興味のある分野の展示の前で足を止め、熱心に議論する生徒たちの姿が印象的でした。最後に参加者全員で記念撮影をし、充実した研修を終えました。

  

7月28日(金)~29日(土)に予定されている日光自然探究学習へのモチベーションの向上にも繋がる貴重な体験となりました。

最後になりましたが、お忙しい中ご指導いただきました、栃木県立博物館の先生方へ感謝申し上げます。

 

硫酸の実験をしました

今週の3年生の数理科では、硫酸の性質を調べる実験を行いました。

濃硫酸は重い液体なので、点眼ボトルを押さなくとも下向きにしただけで、液体が落ちます。

水に溶かすと、多量の熱が発生します。

 多くの班で、10~15℃ほど水温が上昇していました。

さらに、下の蒸発皿にはショ糖が入っていますが、

そこに硫酸を垂らすと、右の画像のように炭化します。

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最後に、初めに濃硫酸を水に溶かして調製した希硫酸の中に、金属片を入れます。

今回は鉄と銅ですが、鉄からは気体が発生しています。

 

今回の実験の操作はかなりシンプルなものですが、様々な硫酸の性質を体感することができました。

今後も一週間に1回のペースで実験が予定されていますが、安全に、かつ目の前の現象をしっかり確認できるといいですね!