日誌

つかめる水の実験/炎色反応実験 をしました

6月に科学部1年生が行った実験を紹介します。

①つかめる水の実験

つかめる水

現2年生が行った実験から少し変えて、つかめる水の中にビーズを入れて形を保てるか実験しました。

 

②炎色反応の実験

炎色反応

リチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、ストロンチウム、銅、バリウムの色を確認しました。

 

①つかめる水の実験

使用したもの

アルギン酸ナトリウム2g 乳酸カルシウム5g 水200ml,800ml

ボウル お玉 ビーズ

方法

  1. ペットボトルにアルギン酸ナトリウム水溶液(アルギン酸ナトリウム2g+水200ml)を作り、20分放置する
  2. ボウルに乳酸カルシウム水溶液(乳酸カルシウム5g+水800ml)を作る
  3. 1.の溶液をお玉で2.の溶液の中に落とし込み、5~20分待つ
  4. 膜ができたらお玉ですくう

   

 

結果

  • 中まで固まらないものが多かった
  • 触感はむにゅむにゅしていた
  • おたまを乳酸カルシウム水溶液に入れた時に、ボウルの中の液体の水圧によって?形が崩れた
  • ビーズをいれて作る際、アルギン酸ナトリウム→ビーズ→アルギン酸ナトリウムの順番でおたまに入れたら、4個中3個が成功した

成功例。 形にならず失敗した例。

今後の目標

  • つかめる水は土に還る素材のためSDGsにも役立てたい
  • きれいな形で作れるようになりたい

 

②炎色反応の実験

使用したもの

エタノール 塩化リチウム 塩化ナトリウム 硝酸カリウム 塩化カルシウム 塩化ストロンチウム 硝酸バリウム 塩化銅(Ⅱ) 

るつぼ  木製の板 駒込ピペット 薬さじ ガラス棒 チャッカマン 直視分光器

方法

  1. るつぼに試薬を薬さじ2杯いれる
  2. エタノールを各るつぼに4ml入れ、ガラス棒で混ぜる
  3. チャッカマンで点火する
  4. 炎の色を観察する

結果

  • 1回目では、リチウム(赤)、ナトリウム(黄色)、カルシウム(オレンジ)、銅(緑)、ストロンチウム(うすい紅)の色がわかった
  • 2回目では色がわかりにくかったバリウム、カリウム、ストロンチウムの試薬の量を増やして固体の状態で火をつけた。バリウム(緑)、カリウム(紫)、ストロンチウム(紅)の色が確認できた
  • 直視分光器で炎の色を覗くと、炎色反応で見える炎の色が濃く見えた

考察

  • 1回目では色がはっきり見えないものがあった、試薬を入れる量が少なかったのではないかと思う。またエタノールを使用したが、炎の色の邪魔をしてよくなかったのかもしれない。

今後の目標など

炎色反応のしくみについて、特に色の変化の原理について知ってみたいと思う。