日誌

発熱反応の実験をしました

科学部1年生が現在とりくんでいる実験を紹介します。

5月に1年生で、酸化カルシウム・アルミニウム・水を使って発熱反応の実験をしました。

実験を始める前は、かなり急激に温度が上がると予想していましたが、実験をしてみると予想外に反応がおだやかでした。

使用したもの

酸化カルシウム アルミニウム 蒸留水

試験管 温度計 ガラス棒

 

方法

  1. 酸化カルシウム3gを試験管に入れ温度を測る
  2. 1.へ水を入れて反応させて時間とともに温度を測る
  3. 酸化カルシウムとアルミニウムを混ぜたものを試験管に入れて温度を測る
  4. 3.に水をいれて反応させて、時間とともに温度を測る

 

結果

  • 酸化カルシウム+水の反応では、最初に温度が急激にあがりその後あまり変化しなかった。
  • 酸化カルシウム+アルミニウム+水の反応では、最初あまり温度変化がなかったが、30秒を経過したあたりから、0.8℃ずつ上がりはじめた。その後、温度上昇は緩やかになったが、120秒を経過しても温度上昇が続いた。
  • 140秒を経過したころに、水の量を追加してみたところ、水の温度で一時的に温度が下がったが、その後急激に上がった。

  

考察

  • 酸化カルシウム+アルミニウム+水の反応より、酸化カルシウム+水の反応の方が、温度が最初に急激に上がったのは、酸化カルシウムに水が触れている面積が多かったためだと考えられる
  • 3~4.の実験で水を追加して、温度が急激に上昇したのは、水と酸化カルシウムが触れやすくなったためと考えられる

 

今後の目標

2学期に再度実験を行い、その際には、酸化カルシウムと水が触れあう面積を大きくするために、試験管ではなくビーカーを使う。また水の量も増やす。