キャリアクション・プロジェクト 第1学年 出前講座
~ まちづくり ~
まちづくり分野では、今年度「思川駅周辺のまちづくり」をテーマに探究活動を実施しています。その一環として、小山市役所都市整備部まちづくり推進課の方から過去どのように小山市が発展し、現在に至っているか、またここから先の未来どのように小山市を発展させていくのかについて講義していただきました。また、宇都宮大学地域デザイン科学部石井大一朗准教授と学部生6名にお越しいただき、「こういうものが町にあったらいいな」を発想の起点としてまちづくりを考えるワークショップを行いました。これらの講義をいかし、「高校生の私たちだからできるまちづくり」を目指して今後の探究活動を行ってまいります。
~ ものづくり ~
私たちは帝京大学のインターンシップに参加し大学の講師の方から様々な分野について学びました。実際に大学に行くことでより実践的な経験ができました。講座は講義型と体験型から自分の一番興味のある講義を選びました。体験型では講座の内容を実際に体験したことで講義の内容をより身近に感じました。また、講義型では真剣に講師の先生の話を聞きより深く学ぶことができました。この体験や学習を今後の探求活動に生かしていきたいです。
~ 医療 ~
7/2に国際医療福祉大学の山本康弘先生にご来校いただき、「医療福祉入門講座」を,7/9に国際医療福祉大学の前新直志先生にご来校いただき「リハビリ入門講座」を実施していただきました。医療福祉入門講座では、医療福祉に携わる様々な職業について、現場の視点を交えてお話しいただきました。普段聞くことのできないような現場での話を聞くことができ、より深い学びに繋がりました。また、将来就きたいと思っていた職業以外の職業についても知ることができ、進路の幅が広がったように感じました。リハビリ入門講座では、リハビリに関わる様々な仕事の説明のほか、言語聴覚士の仕事や、日本語の発音からコミュニケーションまで幅広くお話しいただきました。生徒達は実際に発音をしながら、その成り立ち等を感じることができました。これらの講義を、今後の探究活動や各自の進路に活かしていきたいと思います。先生方、ありがとうございました。
~ 保育 ~
白鷗大学の浅木尚実先生にご来校いただき「絵本力―SNS時代の子育てと保育」についてご講話いただきました。子どもと仲良くなるツールに絵本は大いに役立つことを学びました。また、1才児の子育てママや本校の卒業生である現役保育士さんとの交流会では実際に育児日記もみせていただき、保育士さんからは、現場で心掛けている事や保護者と協力していく大切さを学びました。先日は豊田小学校に行き絵本の読み聞かせをしました。育児・絵本・保育士の多方面の視点から探究に役立てたいと思います。
~ 栄養 ~
7/2に和洋女子大の池谷真梨子先生にご来校いただき、赤ちゃんの食の世界についてご講話を頂きました。低出生体重児で生まれた赤ちゃんは生活習慣病の可能性が高まり、母親の痩せすぎは良くないことを学びました。また、7/9には桐生大学の許斐亜紀先生から栄養とスポーツの関係についてご講話いただき、栄養学の基本的な知識について学びました。更にスポーツの栄養士は狭き門で、高度の知識・技術が必要でありことも分かりました。今後の探究活動に繋げていきたいと思います。
~ スポーツ ~
白鴎大学教育学部でスポーツ心理学を専攻している山越章平先生から「運動と心の関係:運動するとなぜ気分がスッキリするのか」のテーマでご講話をいただきました。運動・筋トレがうつ病のリスクを軽減することや、ストレスホルモンの海馬への影響など科学的な根拠をもとに運動・筋トレの有意義さを説明していただきました。今後の探求活動や学習にも活用できる貴重な時間でした。
~ 情報 ~
7月9日、宇大川島芳昭教授による出前授業「情報モラルと情報社会を生きる」が、情報分野14名に行われました。情報化社会やネットトラブルについて分かりやすく解説してくれました。具体的な事例で様々な課題について、生徒達は主体的に考えることができました。
~ 国際 ~
国際分野では、7月8日に宇都宮大学国際学部の栗原俊輔先生に「国際協力と世界のつながり」についてお話を頂きました。世界の国々と自国に様々なつながりがあることを知り、私たちにも世界で起こっていることに目を向け、その問題を解決していく責任があると教えていただきました。世界の現状を自身の問題として捉え、今後の探究活動で私たちにできることを考えいくきっかけになりました。
~ 教育 ~
教育分野では、7/2に宇都宮大学の小野瀬先生から「教育学(部)でみなさんが学べること、みなさんに考えてほしいこと」という題でご講話いただきました。他国とは異なる「日本型学校」の役割について、そしてそのような学校現場の現状や課題について学び、今後の探究活動に繋がる視点を得ることができました。7/9には、小野瀬先生に加えて現在大学院に在籍している小中学校の現職の教員の方々と交流する場を設けていただきました。現場の先生方から生の声を聞くだけではなく、進路に向けたアドバイスまでいただくことができ、探究活動だけではなく進路決定にも大きく繋がる大変貴重な時間を過ごすことができました。