校長自ら更新!!

2025年12月の記事一覧

【校長ブログ】星の導き、沖縄への旅

冬の澄み渡る夜空に、無数の星々が静かに瞬いています。今朝、まだ夜の帳が降りたままの小西に、沖縄への修学旅行に出発する生徒たちを乗せたバスが並びました。吐く息も白く、空気は凛と張りつめていましたが、生徒たちの瞳は希望に満ち、胸には期待がふくらんでいるようでした。

星空のもと、私はそっと願いをかけました。どうかこの旅が、生徒一人ひとりの心に残る、かけがえのない青春の一頁となりますように。そして、笑顔で無事に帰ってきてくれますように。

修学旅行は、学びの場であると同時に、仲間との絆を深め、自分自身を見つめ直す貴重な時間でもあります。沖縄の自然、歴史、文化に触れ、多くのことを感じ、考え、吸収してきてほしいと願っています。

行ってらっしゃい。星々が見守るこの旅が、生涯忘れ得ぬ思い出となりますように。

【校長ブログ】たとえ今日世界が終わるとしても

「たとえ今日、世界が終わるとしても、私は今日リンゴの木を植えるだろう。」

これは、宗教改革者マルティン・ルターの言葉です。世界の終わりが目前に迫っていたとしても、希望を捨てず、未来を信じて行動する。その姿勢は、私たちが日々の学びに向き合ううえでの大切な指針となるものです。

学びとは、すぐに成果が見えるものばかりではありません。読書もまた、その一つです。一冊の本を手に取り、ページをめくるたびに、私たちは新たな世界に触れ、他者の思考や感情に寄り添い、自らの内面を深めていきます。それは、まるで一本のリンゴの木を植えるような行為です。今すぐに実を結ぶわけではなくとも、やがて心の中に豊かな果実を実らせてくれるでしょう。

今月の図書館だよりには、季節にふさわしい本の紹介や、読書週間の取り組み、生徒や教員のおすすめの一冊など、心を動かす情報がたくさん詰まっています。

本の世界に身を委ねることは、静かでありながら力強い旅です。知識を得る喜び、想像力を羽ばたかせる自由、そして何より、自分自身と向き合う時間。読書は、私たちの心を耕し、未来を育む大切な営みです。

どうか、どんな時代であっても、私たちが「リンゴの木を植える」ように、学びと希望の種をまき続けられますように。

校長 佐山利晴

今日も素敵な一日でありますように。