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2022年11月の記事一覧

【高2】オーストラリアから体験入学

11月29日(火)、オーストラリアのメルボルンから、本校で体験入学する「石澤 シャーロット 彩 フェイ」さんが、ご両親と挨拶に来られました。期末試験明けの12月5日(月)から12月16日(金)までの10日間ですが、高校2年3組(清水クラス)で、一緒に学びます。

校長室で、教科書を渡しました。

 

「彩(あや)」さんは、オーストラリアのビクトリア州にあるメルボルンから、日本にやってきました。お父さんが佐野市出身であるため、現在、家族で佐野に里帰りをしています。その間、特別に、彩さんの祖父の母校でもある「佐野高校」で体験入学をすることになりました。

彩さんは、ビクトリア州立の「John Monash Science School  ジョン  モナッシュ  サイエンス  スクール」の高校2年生です。この高校は、世界大学ランキング57位のモナッシュ大学とビクトリア州によって、2010年に開校した最先端の科学を学ぶ高校だそうです。オーストラリア中から生徒が集まってきています。そこでは、世界中の語学を選んで学ぶことが出来るので、彩さんは「日本語」を勉強しています。そのため、日本語は普通に話せます。 

John Monash Science School

彩さんは、日本のアニメが大好きで、特にバレーボールをテーマにした「ハイキュウ」が好きだそうです。そのため、体験入学では「女子バレーボール」部に参加したいと話していました。また、「英語ディベート」も一緒にやってみたいそうです。理科は生物を選択していて、科学部のサンショウウオにも興味を示してくれました。将来は医者を目指しているそうです。

短い期間ですが、日本の高校生活を楽しんでいってください!

【高2】読解力って何? フィンランドを体験しよう!

11月28日(月)放課後、高2の課題研究班の3人が、自分たちで企画したイベントのプレゼンに来てくれました。「読解力って何? Finland × Japan 」と題するイベントを佐野市(12月11日、佐野市文化会館201会議室)、宇都宮市(12月18日)で開催します。

(左から)木村香乃音さん(2-2)、須貝咲那さん(2-1)、小熊優衣さん(2-2)の3人組

 

このイベントは、今年7月に栃木県が公募した「とちぎユースチャレンジ」に3人が応募し、「ステップアップコース」(補助金10万円)に採択された企画「ASIAN TEENAGERS CONFERENCE 事業計画」を5か月かけて練り上げ、ようやく実現にこぎつけました。

↑ 7月にプレゼンしたパワーポイント

 

↓ これから実施するイベントのポスター(ここまでシンカしました!)

 

3人は、自分たちの課題研究として、OECD(経済協力開発機構)が進めているPISA(Programme for International Student Assessment)と呼ばれる国際的な学習到達度に関する調査で、フィンランドの子どもたちは「読解力」に優れていることに着目しました。そこで、フィンランドの教育システムについて、独自に研究を進め、「フィンランド・メソッド」によって、発想力や批判的思考力、論理力が高められていることを知りました。

3人が考えた構想は、「読解力」をどうとらえるか、そして、どうやって高めることが出来るかが重要なカギとなります。そこで「哲学カフェ」の阿見先生の紹介で、文芸評論家の神山睦美さんのご自宅にお伺いし、自分たちが考えた企画をプレゼンし、アドバイスをいただき、完成しました。

 

イベントは3部構成になっています。

1部:読解力とは? PISA(学習到達度試験)の問題を体験する。

2部:フィンランドメソッド体験 3人が開発したゲーム「カルタdeかるた」(マインドマップ)を体験する。

(フィンランド体験・休憩)フィンランドの「ミートパイ」を食べよう! 

(本場フィンランドのミートパイ(冷凍)を取り寄せたものを温めてみんなで食べます)

3部:読解力を高める! 読解力をみる問題を作って解く!(ここが最大の売りで、3人が編み出した読解力を高める手法)

 

*3人から話を聞いてみると、内容の「先進性」、「オリジナリティ」等に驚きました。この5か月間で、今回の構想は大きく成長・発展しました。指導に当たられた阿見先生に「彼女らはただものではない。見直した。」と言わしめただけのことはあると思いました。これはもう、イベントに行って、体験してみるしかないですね。

 

佐野市(12月11日、佐野市文化会館201会議室、14:00~16;00 )

中学生や大人の方もご参加ください。

フィンランドのミートパイも食べられます!

 

【高1】ウルグアイから来た「弥生」さん、留学最終日

11月25日(金)昼休み、ウルグアイから来ていた留学生「弥生・レジーナ・レイ・ウエダ」さんが、友人たちと挨拶に来てくれました。今日は、10月31日から始まった短期留学の最終日でした。

(左から)親友となった戸田心彩さん(1-3)、弥生さん(1-4)、ホストファミリーの吉田華菜さん(1-4)

 

この日の朝8時15分、弥生さんは、先生方にお礼とお別れの挨拶(日本語)をしてくれました。

弥生さんは、本校での留学期間中に、バレー、テニス、卓球、茶道、将棋、剣道、手芸、英語ディベートなどの部活動に参加できたこと、マラソン大会で一緒に走ったことなど、素晴らしい思い出ができたことを感謝していました。

剣道部での体験

剣道部の1年生たち(剣道部員の戸田さんと仲良くなりました)

戸田さんと走ったマラソン大会

マラソン大会後のクラス全員の集合写真

家庭科で「親子丼」を作ったことも忘れられないそうです。

 

日本での思い出のベスト3

1 佐野高校での生活

2 とちぎ秋祭り

3 東京(浅草、渋谷、原宿など)

 

最後に

「佐野高校の皆さん、本当にありがとうございました。皆さんはとてもあたたかく、フレンドリーでした。このような素晴らしい体験ができて、とてもうれしいです。」

と感謝の気持ちを伝えてくれました。

 

弥生さんは、翌日の26日には、ウルグアイに旅立つそうです。しかし、また会うこともあるかもしれませんね。この1か月で、日本とウルグアイの距離が縮まったことは間違いなさそうです。

 

【中1】倒れている方を助けました

11月25日(金)昼休み、中学1年1組藤倉美羽さんに校長室に来てもらいました。藤倉さんは先週、登校中に道に倒れていた方を助けたそうです。そのことを知った近隣の方が、是非、本人を褒めてあげてくださいと本校に連絡してくださいました。

 

当時の様子を藤倉さんに聞いてみると、ゴミを出しに来ていたおばさんが、飛んできた大きなカマキリに驚き、しりもちをついてしまい、そのまま動けなくなっていたそうです。道路沿いで車の通りも激しかったので、藤倉さんは思わず駆け寄り、抱き起して介抱しました。おばさんには大変感謝されたそうです。

*藤倉さんは、できることをしただけですと謙遜していましたが、同じ場面に遭遇した時、誰でも出来ることではないと思います。実際に行動を起こせたことは、素直な心と勇気があったからだと思います。このような生徒がいることをとても嬉しく思います。