2015年7月の記事一覧

学校設定科目「伝統技法」について

◇学校設定科目「伝統技法」について

1 学校設定科目「伝統技法」の導入    

 本県には、世界遺産である日光を代表とする伝統的建築物をはじめ、天明鋳物益子焼など、地域で
受け継がれてきた「伝統技術」が数多くあります。
 本校では、生徒に「天明鋳物」についての専門家の講演や実践的指導を通して、伝統技術の特徴や
特性を理解させるとともに、製作を通して伝統技術を習得させることと、地域の歴史や伝統文化への
関心を高め、引いては郷土を愛する心を育むとともに伝統技術を継承する態度を育てることを目的に、
学校設定科目「伝統技法」を設定しています。

2 授業内容

 ・佐野市観光協会や佐野市郷土博物館等に協力を依頼し、主に天明鋳物に関する歴史学習や伝統
工芸品の見学します。
 ・佐野市鋳物工業組合所属の栗崎鋳工所様の伝統工芸技能者の方から、天明鋳物の技術指導を
受け、作品を製作します。


3 平成27年度の授業計画

 【第1日】
 7月31日(金)9:00~16:30
 ・佐野市郷土博物館見学及び佐野市内見学
 ・栗崎鋳工所にて授業の概要説明
 【第2日】
 8月6日(木)9:00~15:30
 ・栃工高鋳造工場にて原型デザイン及び原型製作
 【第3日】
 8月7日(金)9:00~15:30
 ・栃工高鋳造工場にて原型デザイン及び原型製作
 【第4日】
 8月21日(金)9:00~15:30
 ・栗崎鋳工所にて鋳型製作及び鋳込み
 【第5日】
 8月24日(月)9:00~15:30
 ・栃工高手仕上げ工場にて、鋳ばり除去及び手仕上げ、まとめ


4 教育課程上の位置づけ

 ・学校設定科目、2学年の選択科目、1単位として設定
 ・今年度は、夏季休業中に集中授業として実施

5 過去の製作品
 伝統技法の過去の製作品の写真
6 平成22年度 学校設定科目「伝統技法」報告書
 参考に、平成22年度学校設定科目「伝統技法」の報告書を添付いたしますので、ご覧ください。  

 
     平成22年度学校設定科目「伝統技法」