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第66回卒業式

卒業式

2022313日(日)第66回卒業式が挙行されました。今年度も感染症等拡大防止のため参列者を減らし、換気・消毒を行い、マスクを着用しての開催となりましたが、皆様のご協力により、厳粛な雰囲気の中、温かみのある式で卒業生を送り出すことが出来ました。感謝申し上げます。

 

 校長式辞では「至誠」(人を欺かず己を欺かず、自己の善(良心)と信じることは必ず実行する)の実践や、「情と温かみのある人間性の大切さ」が説かれ、結びに次の自作の歌を披露されました。

 なべて子の 行く末ゆかし 嬉しとは かかる姿を 見ぬ人や言ふ

(総じて世間では、子どもたちの行く末を見たいとか、嬉しいことだとか言うけれども、それはこの通信制の生徒さんの姿を知らない人たちが言ったのだろうか。そんな言葉では言い尽くせない素晴らしさががあることだ。)

 

 在校生代表送辞では、「自主性を持つことの素晴らしさ、自らを奮い立たせる術を知るということが、本校に於ける卒業の証なのではないかと思います。」と、祝意が表されました。そして、卒業生代表答辞では、「私たちは今、新しい扉を開こうとしています。その扉は十人十色で、一人ひとりが改めて己の心に向き直り、考えに考え抜いた末に選んだ扉だと思うからこそ、期待に溢れていると思います。でも、だからこそ不安にも溢れているような気がします。」との率直な思いが述べられ、そのような不安な心に本校での経験が勇気を与えてくれること、先生や友人、そして家族への感謝が述べられました。
 121名の卒業生に幸多からんことを祈念いたします。