日誌

生徒の皆さんへ  校長からのメッセージ

 コロナウイルスの影響のため、非常に限定された形ではありましたが、本日(3月2日)、高等学校の卒業式が無事終了しました。先輩方を直接見送ることのできなかった在校生の皆さんにとっては、心残りだったと思いますが、皆さんの先輩方への思いは、「送辞」の言葉の一つ一つに込められ、先輩方の心に届いたはずです。
また、部活動等の先輩方へのメッセージなど、ありがとう。顧問の先生を通じて確かに先輩に手渡しました。
 さて、既にお知らせしたとおり、県教育委員会からの通知を受け、本校も本日から当分の間休校となります。
 休校という措置にはなりましたが、授業や部活動や特別活動を休止するということであって、宇都宮東高校及び附属中学校が教育活動を停止するということではありません。別な言い方をすれば、皆さんの学びが停止するわけではないということです。
 いわば、宇東は今も「営業中」なのです。
 本校の最も大切なスローガンの一つが、「自彊不息」です。本校の自習室は「自彊室」であり、本校の合宿所は「自彊寮」であり、中学校の学校裁量時間も「自彊タイム」、高校の特別学習の期間も「自彊期間」、進路資料の名も『自彊不息の記』です。そして、校長室には宇野哲人氏の筆による「自彊不息」の額があり、私はそれをを背に執務しています。
 「自彊不息」は、「自ら彊(つと)めて息(や)まず」と訓読し、「自分から進んで一所懸命に努め励み、それを怠らずにひたすら継続していくこと」という意味です。
 こうしたときこそ、皆さんの「自彊力」即ち、自己教育力とセルフコントロール力が試されるときです。そして、それを鍛えるべき機会です。
  諸注意をよく守り、HPや連絡メールで学校から発出される課題やお知らせに注意し、自学自習に励んでください。わからない点、あるいは迷いや不安が生じたときは、担任の先生などに遠慮なく連絡してください。スクールカウンセラーも、通常通り来校予定です。
 宇東はずっと「営業中」です。