足高日誌

緑化活動「育てる紙」~自校栽培(足高)の那須楮をブレンドした烏山和紙の卒業証書~

自校栽培(足高)の那須楮をブレンドした烏山和紙の卒業証書

 栃木県の多くの学校で、烏山和紙の卒業証書が使用されています。当たり前のような1枚に感じる方もいらっしゃると思いますが、その年々の味わいのある保存性の高い伝統的な和紙です。足利高等学校では、令和5年度緑化活動の一環として県より助成を受け、緑化活動に文化的に取り組んできました。卒業証書原料となる那須楮を学校で育てています。旧校舎においてもプランターで育て、新校舎へも引っ越してきました。緑化活動報告記録写真.pdf

 本年度(令和6年度)は特にクラフトデザインの授業を通じて、その成長を味わってまいりました。さらに授業では、栞づくりするなどの体験を通じて文化的な考察を深める時間をとっていました。

 この春、卒業証書を手にする生徒にとって、これまでにない卒業証書となっています。自校栽培の那須楮をブレンドした卒業証書です。緑化活動に合わせて特別に作っていただいている一品です。世界に羽ばたく足高生の立ち位置を示すにふさわしいものとなっています。クラフトデザインのレポート(英語).pdfと共に味わってください!

 烏山和紙は「民藝」の和紙の1つです。

「学びと体験の学校緑化活動推進事業」は、公益社団法人とちぎ環境・みどり推進機構が県の補助により実施している事業です。