2024年11月の記事一覧

令和6(2024)年度 新任教頭研修(高等学校、特別支援学校)第3日

 

目  的 管理職としての見識を深め教育理念を構築するとともに、教頭の職務を理解し、学校経営、学校教育管理、人事管理等に関する管理職としての基本的な資質・能力の向上を図る。
日  時 令和 6(2024)年11月 8日(金) 9:30~16:00
対  象 高等学校、特別支援学校の新任教頭
研修内容 1 講話「教頭の役割」
2 研究協議「学校組織マネジメント校内実践計画」
3 講話「学校現場とリーガルマインド-2024-スクール・コンプライアンスの視点から-」
講  師 日本女子大学教職教育開発センター教授 坂田 仰 氏
県立学校長
総合教育センター職員
研修の様子
講話「教頭の役割」
講話「学校現場とリーガルマインド-2024
-スクール・コンプライアンスの視点から-」
研究協議「学校組織マネジメント校内実践計画」

 
研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度・活用度
 本日の研修は、御自身のキャリアステージに応じた資質・能力の向上に役立つ内容でしたか。
  そう思う   そう思わない
 
満足度・活用度 94.1% 5.9%
 
 
1 講話「教頭の役割」
  【目標】
 具体的な事例に基づき、学校経営、学校教育管理、人事管理など、校内でリーダーシップを発揮するための具体的な方策とその留意点など、校長が求める教頭の役割を理解する。
 

【講話を聞いての主な意見・感想】

  • まずは、職員室で教職員が自由に発言できるように積極的にコミュニケーションをとっていこうと思います。そして、校長の意図をきちんと伝えるとともに、校長が正確に判断できるように、目、耳となれるように行動していきたいです。
  • 校長はどんな人物か、どのような教育的ビジョンをどのようなアプローチで行おうとしているか、日頃からどのような思考をし、どのような判断をするか、といったことをより正確に把握していないと補佐役は務まらないと思いました。教職員についても同様に、よく観察しより正確に把握することで、その人の能力を活かす手立てにたどり着くことができると考えました。
 
 
 
2 研究協議「学校組織マネジメント校内実践計画」
  【目標】
 各学校の教育目標及びビジョンの実現に向けた実践計画を作成することを通して、自校の現状分析に基づく特色や課題への認識を深めるとともに、学校組織マネジメントを円滑に推進する上で、教頭に求められる職務についての自覚と実践意欲を高める。
 

【研究協議を通しての主な意見・感想】

  • 校務分掌各組織の事業改善や組織間の連携強化を図ることを目的として、本年度の事業評価を基に校務分掌各係等の組織の見直しを行い、次年度の事業計画を立案していこうと思います。
  • 学校経営方針を設けるために、現状を把握、検証し、どのようにアプローチすることが必要なのかを考えていくことが必要だと感じました。何気ない一言が「励み」になることや教職員のモチベーションUPになるような指導助言を行うことを意識しながら、教育の質を高めるための取組を全教職員で行っていきたいです。
 
 
3 講話「学校現場とリーガルマインド-2024-スクール・コンプライアンスの視点から-」
  【目標】
 日々の学校経営、教育実践で必要となるリーガルマインドを理解し、危機管理の意義や危機管理体制の必要性について再認識する。
 

【講話を聞いての主な意見・感想】

  • 管理職と教職員の敏感性が予防的コンプライアンスには重要であると思いました。リスクに気づきしっかり脇を固めて対応していこうと思います。
  • トラブルとなる芽を摘んでおく予防的危機管理、教育的配慮と法的発想の中間をとっていく調整が必要という2点が大変印象的でした。学校の常識にとらわれず、組織的対応を行っていきたいです。また、その対応で社会的に説明責任が果たせる内容かを判断基準に学校問題に取り組む必要があると感じました。
 
 

 

 

 

 

令和6(2024)年度 教科等専門研修 技術分野専門研修

目  的 技術・家庭科(技術分野)の学習内容「エネルギー変換の技術」に関して専門的な知識や技能を身に付けるとともに、協議を通しながら具体的な指導の計画や題材を検討し、指導力の向上を目指す。
日  時 令和 6(2024)年10月 4日(金)9:30~16:00
対  象 中学校、義務教育学校、特別支援学校の技術・家庭科(技術分野)を担当する教員
研修内容 1.施設見学「レオン自動機株式会社上河内工場」
  【産業教育専門研修(工業)と合同】
2.講話・協議「『エネルギー変換の技術』における指導と題材を考える」
講  師 民間企業関係者
総合教育センター職員
研修の様子
 
受講者の声
  • このようなすごい会社が宇都宮にあることを知らなかったので、なによりも参加してよかったと思いました。また、機械製造現場で説明を聞いたり、見学したりすることで工業について理解を深めることができました。
  • 他の先生方がエネルギー変換の技術でどのような実践をしているか学び、実習も行うことができて、大変勉強になりました。これからは様々な知識を付けていき、いろいろな題材の授業を実践できるようにしていきたいと思います。
研修担当者からの
メッセージ
 実際に施設見学した中で、製品開発に関する講話や製造現場の見学などを通して、ものづくりに関する理解が深まったように思います。また、県立高校の先生方との情報交換やエネルギー変換に関する題材検討などの研修ができたことを、先生方はとても有意義に感じていました。今回の研修を通して、生徒が主体的に取り組める問題解決的な授業づくりの工夫をしていただけたらと思います。
 

令和 6(2024)年度 栄養教職員専門研修

目  的 ICTを活用した食に関する指導について理解し、栄養教職員としての専門的な知識と技術を身に付けるとともに、協議を通して具体的な指導の工夫や題材を検討し、指導力の向上を図る。
日  時 令和6(2024)年10月28日(月) 9:30~16:00
対  象 全校種の栄養教諭及び学校栄養職員
研修内容 講話・研究協議「食に関する指導の実際」
講話・演習「ICT機器の活用」
講話「ICT機器を活用する上での留意点」
講  師 県教委事務局健康体育課学校保健・給食担当指導主事
総合教育センター職員
研修の様子
 
講話・研究協議「食に関する指導の実際」
講話・演習「ICT機器の活用」
講話「ICT機器を活用する上での留意点」
受講者の声
  • 他校のICTの食に関する指導がとても参考になりました。また、私はICTの活用ができていないと思っていましたが、教員と連携しながら動画作成をおこなっていることは、ICT活用であり、今後は発信や周知の仕方について、さらに検討していきたいと思いました。
  • 生徒が、さらに「食」や「食を通した健康」に興味が持てるようICTを活用したいと思います。毎日ではありませんが、朝の学習時間や給食時間にスライドを使っての食関係の指導や、生徒給食委員会でクラスルームを利用して、毎日の放送原稿やクイズ・啓発のスライド作りなどの活動を行っていますが、利用の仕方がワンパターンになっていました。同じグループの先生たちの内容や利用方法などを委員会活動に取り入れたいと思いました。
  • 著作権について、もっと慎重に考えなければならないと痛感しました。過去に作ったり配布されたりしたデータを使うことがありますが、もはや出所が分からなくなっているものも多いです。校内利用では許容される場合でも、今回のように持ち出すことや、配布する場合はさらに注意が必要であることにも留意したいです。「いらすとや」様のデータを毎日のように使わせていただいていますが、作成した物が業界誌に掲載される時に商用利用の点数制限があることを知りました。
研修担当者からの
メッセージ
 健康体育課指導主事には、ICTを活用した栄養教職員の指導について、事例を交えながら御講話いただきました。研究協議では、各学校で行っていることを持ち寄り、協議することでお互いの実践を知ることができ、自校でも行っていきたいという思いが芽生えたようです。受講された先生方には、講話・演習を通して抱いた思い、新たな学びを大切にして、今後の活動に生かし、食に関する指導の一層の充実につなげていただきたいと思います。