日誌

2020年4月の記事一覧

書を持て、家に居よう。

書を持て、家に居よう。

 

上三川高校図書館係伊藤洋子です。

タイトルが何にインスパイアされたものか。

わかった人は学校再開後、国語科伊藤「洋子」宛に声をかけてください。

なぜ、「洋子」かって? 実は今年度、上三川高校には3人の「イトウ」先生がいるのです。よろしくね( ̄ー ̄)

 

 

①「少年少女日本の歴史」電子版全24巻を無料公開

 

 小学館では、新型コロナウィルス感染症拡大による休校措置のため、家庭学習を行う小・中・高校生への自宅学習支援として、学習まんが『小学館版学習まんが 少年少女日本の歴史』(全24巻)電子版を無料公開しています。

  累計2020万部を突破した日本で最も売れている学習まんがです。当時の生活や文化にふれることができます。想像するのは難しい合戦などの様子もリアルに再現。カラーページも多く各時代の様子を体感できるので、歴史好きもそうでない人にもおすすめです。

 

 こちらから→ https://kids-km3.shogakukan.co.jp/

 

 

 

②インターネットの電子図書館「青空文庫」

 

 主に著作権保護期間を過ぎた作品が、ボランティアの手によってデジタル化されています。現3年生は夏目漱石の「こころ」の前後、読んでみたくなりませんか?

 一度は名前を聞いたことのある作家名、タイトルが並んでいます。この機会にぜひ、文学作品にチャレンジしてみてください。

 

 こちらから→ https://www.aozora.gr.jp

 

 

 

 

 今の時代、書店に行かずとも本は読めますね。これまで紙媒体の読書にこだわっていた私もついに、Kindleで読む時間が長くなってきました。

 世間が平穏になったなら、のんびり書店で本を眺めたい。作家さん達がどんなことを思い描き、編集者の人々が何に苦心して形にし、本屋さん達は何を感じながら本を人々に届けようとしているのか。本屋さんに行って並んだ本を眺めて「このコーナーの『推し』はこの本なんだな」、「装丁が凝ってるな」等々…。一冊の本の向こう側に、人の営みを、息づかいを感じたい。

 もちろん学校図書館は本屋さんではないから、人気本ばかりを取りそろえているわけではないけれど、上高のみんなに、本の続きが気になる、紙をめくるのももどかしい、あのワクワク感を1度は知ってほしいなぁ。そんなことを考えながら、みんなが図書館に来られる日を首を長くして待っています。

上三川高校図書館より

上三川高校図書館より

 

生徒の皆さんへ

 

 新型コロナウイルス感染症流行の影響により、突然休校になって、はや1ヶ月半。

皆さんの姿がない上三川高校図書館は、とても寂しい雰囲気になっています。やはり、上高図書館は皆さんあっての図書館なのだと思います。皆さんも登校できないことで不安感を募らせているのではないでしょうか。何をして良いかわからない、なんとなく携帯を眺めてしまう…といった声も学校に届いています。

 でも、そんな時こそ読書です!

 テレビをつけてもコロナのニュースばかり。正しい情報を得て、正しく恐れることは大切です。ただ、そんなことばかりでは気持ちがふさいでしまうばかり。外に出られなくても、本を開いて心を解き放つことで、皆さんの前には無限の世界が広がっていきます。部屋の中でじっと動かずにいると体も強ばってしまいますね。心も同じ。本を手にとって、気持ちをほぐしていきましょう。

 皆さんがまた安心安全に学校に通えて、図書館のドアを開け、思い思いに過ごす姿を見られる日が、1日も早く訪れますように。あなたたちに会える日を楽しみに待っています。

 

 

 

保護者の皆様へ

 

 お子様が本を探す時の手がかりとなるよう、本校図書館便り、教員おすすめ本の紹介の再録を本校HPにアップしていく予定です。ご参考になれば幸いです。

 お子様が本を読みたくても、本がすぐ手に入らない状況かと思われます。

 電子書籍やオンライン上で楽しめる読み物コンテンツなどは各社・団体に多様なものがあり活用できますが、生徒がそれらを楽しむには多くの場合、保護者の手助けが必要です。保護者による内容の確認や、使用についての適切な指導・助言、不適切なコンテンツから子どもを守る設定等をお願いいたします。

 お手元にある本をすべて読んでしまった。そんなときは、読みかえして感想をメモしたり、内容を簡単に記録する取組みをおすすめします。進路活動においても読書の記録は大きな役割を持つものと考えられています。

 お忙しいと存じますが、大人と同じ本を読んで感想を語り合うことを、子どもたちは喜びます。ぜひ、この機会に読書をご家族のコミュニケーションのツールとして取り入れて、大人の助言を授けていただければと思います。

  大変な状況ですが、子どもたちと保護者の皆さんが本の力で元気になることを願っております。