日誌

学校行事や授業風景、四季の移ろいなどを紹介します

化学実験~鉄の反応速度~

今日の2時限目、3年生の化学の授業の様子です。

上の写真はシュウ酸鉄(Ⅱ)を加熱し、非常に細かい鉄の粉末を取り出ているところです。通常、鉄はゆっくりと空気中の酸素と反応し酸化し(錆び)ていきます。しかし、非常に細かい粉末の状態になると、あっという間に酸素と結びついてしまいます。実験でそれを確認しました。
まず、鉄クギやスチールウール(金だわし)を上から落としても何も変化をしないことを確認しました。次に、シュウ酸鉄を加熱して作った細かい鉄の粉末を同じように上から落とします。

あっという間に酸素と反応します。この時鉄の粉末と酸素分子が衝突する時に摩擦エネルギーが生じ、それによって燃えながら落ちていきます。下の写真は試験管の手元を拡大したものです。

鉄粉が落ちると、瞬間的に熱を帯びて赤くなっていることがわかります。
加熱直後に落下させると余熱の影響で燃た可能性が否定できないため、一定時間冷ましてから実験をおこないました。冷えた状態でも落とすだけで燃焼することを確認しました。

1学年特別学習会がおこなわれました

今週から新学期がスタートし、ようやく1週間が終わろうとしています。課題テストがあり、部活では新しいメンバーが加わったりと、生徒たちにとっても職員にとっても慌ただしく色々なことがあった1週間でした。特に1年生は慣れない高校生活で少々疲れたころですね。疲れが溜まった週末ですが、金曜日の放課後から土曜日にかけて特別学習会がおこなわれました。

入学してすぐのこの時期に、特別学習会で予習復習の勉強法を身につけようと学習会がおこなわれています。予習復習の習慣がついている生徒にとっては当たり前のことですが、まだそういった習慣のない生徒もいるでしょう。入学して様々な場面で予習復習の大切さが言われてきました。これを機に1年生全員が予習復習の習慣を定着させ、そのやり方も身につけましょう。先日の学習会で言われた1日3時間を目標に頑張りましょう。

まず、目標は中間テスト。良いスタートダッシュを切りましょう。

結核検診

13日は集団検診車に来ていただき、1年生と職員の結核検診を行いました。

9日の始業式の日には身体計測がありました。年度初めは結核検診を初めとして様々な検診が続きます。身体計測の時の暖かさとは違って今日は少し寒いくらいでした。廊下が冷えていたのでストーブが用意されました。

生徒に前後して職員も検診を受けました。


検診車の中はこのようになっています。注意マークの扉から入って一人一人撮影しました。現在の結核検診は胸部をX線デジタル撮影し、デジタル画像を呼吸器専門の医師が確認するそうです。結果は数週間後に届くことになっています。
身体計測の時同様、生徒がしっかり取り組んで検診はスムーズに進み、午前中で職員も含めほぼ全員の検診が終わりました。

新入生部活動説明会

1年生向けに部活動説明会が開かれました。部活動は日々の勉強とともに高校生活の大きな柱です。どの部活に入るかで高校生活、そして将来が大きく変わる可能性もあります。この大切な部活動について、2・3年生の各部の先輩たちがパフォーマンスを交えて1年生に紹介しました。





写真は上からジャグリング部、応援團、吹奏楽部です。この他に本校にはたくさんの運動部、文化部、同好会があります。色々な部活を見学して自分のやりたい部活に出会って、楽しい有意義な高校生活にしましょう。

「波」の授業

9日は始業式、10日は課題テストを乗り切って、1・2年は今日11日から通常の授業が始まりました。初めての教室、新しい教科書、先生も変わり、新鮮な気持ちで授業を受けたのではないでしょうか。
昼の掃除が終わり、5時間目に廊下を歩いていると人だかりが。物理実験室横の廊下を使って教頭が“波”の実験をしているところでした。延長コードを使った横波と、バネを使った縦波を生徒たちに見せていました。特に縦波の実験は生徒の反応が良く、教頭の狙い通りの反応だったようです。



写真や説明だけでなく、実際に目の前で見せてもらったようすは印象に残ります。映像として頭に入ったのではないでしょうか。物理は化学や生物と比べると、教科の特性上なかなか目で見て理解する場面が少ないので、こういった実験は貴重です。
昼下がりの真岡高校、物理の授業でした。