日誌

学校行事や授業風景、四季の移ろいなどを紹介します

創立記念式

 本日、創立記念式及び創立記念講演会が挙行されました。
 創立記念式では荒井校長から、今日の創立記念式を機会に本校の歴史と伝統を再確認してほしい、と式辞がありました。また、本校が地域の熱い期待を集めて明治33年に開校したこと、巴コーポレーションを創業された野澤一郎先輩は、野澤一郎育英会を設立し、毎年多くの本県高校生に奨学金を給付していただいていること、大塚商会を創業された大塚實先輩から、本校グランドの人工芝化や記念館大規模改修に多大なご寄付をしていただいたことなどの紹介がありました。


 同窓会長祝辞では、佐藤同窓会長から第1回入学生102名のうち、当時の諸事情から卒業生は38名になってしまったことや、野澤一郎先輩が上三川から歩って登校されていたこと、本校80周年の記念賛歌の作詞は、本日記念講演の講師としてお招きした松本滋先輩が手掛けたことなど、長い歴史を感じられるエピソードをご紹介いただきました。


 引き続き創立記念講演会を開催しました。
 講師の松本滋様は本校32回の卒業生で、現在は鹿児島県の大口温泉リハビリテーション病院院長、放射線専門医としてご活躍されていらっしゃいます。講演は「学問のすすめ」としてお話を戴きました。高校時代の生物部恒例の尾瀬旅行で、高山植物について知識を持たずに参加した1年時には単に湿地に見えた場所が、高山植物の写真を見て名前を覚えた2年時には多様な高山植物に溢れた花畑に見えた、というエピソードや、放射線科医が読影する画像などの例をもとに、「見えないものはわからない」、だから「知識の集積」が大切だ、とご教授してくださいました。
 さらに、正岡子規が俳句の中興の祖といわれる所以や医学の教科書の目次を用いながら、知識を「分類し構造化する」ことが大切で、それによって多角的な物事の見方ができるようになるとお話しをいただきました。
 学問とは見えないものが見えるようになる過程だ、知識は学問の新しい世界を開いてくれる、先入観や固定観念にとらわれず学習に取り組んで欲しいとお話しされ、生徒達は今の学びの先に豊かな世界が待っていることを知り、勇気づけられたと思います。


 講演の後は生徒からの質問にも時間をとって丁寧にご説明をしていただきました。 松本先輩のお言葉には、教養と暖かみと母校・後輩を想う心が溢れていて時間の経つのを忘れるような豊かな時間となりました。ありがとうございました。

新任式

先日の離任式ではお世話になった先生方をお見送りました。本日は新任の先生方の新任式を放送でおこないました。校長から一人一人新任の先生の紹介の後、新任者代表の先生から挨拶がありました。新任の先生方には早く真岡高校に慣れていただき、授業や諸活動で存分にお力を発揮して下さい。

離任式/始業式/対面式

本校から離任された先生方の離任式がおこなわれました。


最後の挨拶では、勤務年数の違いにかかわらず、どの先生方からも、真岡高校で過ごした時間は非常に良いものだったとお話をいただきました。離任された先生方の新天地でのご活躍をお祈りいたします。

離任式後、始業式・対面式が行われました。1年生は講堂の様子を動画配信で視聴して参加しました。校長からは、充実した1年を過ごすためにしっかりと目標を立て、1年のスタートを切ってほしいという講話がありました。


対面式は、生徒会長と新入生代表とがステージ上で挨拶を交わしました。


新しい年度がはじまりました。コロナの感染は収まる気配がありません。しかし、コロナへの対応を更に工夫をしつつ、学習に、行事や部活動に、一人一人が積極的に取り組んで、真高一丸となって、充実した1年になるよう頑張っていきましょう。