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2012年3月の記事一覧
国際理解だより 16
EUは、「unity in diversity(多様性の中の統一)」というスローガンの下、市民の声を少しでも立法や行政に反映させていくような仕組みを模索しています。1951年に調印された「パリ条約」から「リスボン条約」に至る過程で、政策領域を少しずつ増やしながら、市民にとって何がふさわしい政治システムなのかを自問自答し続ける日々が今も続いているのです。
現在、EU域内の金融・財政危機を回避すべく緊迫した状態が続き、EU内の制度見直しが図られようとしていますが、それにもかかわらずEUは、以下の理由で、今後ますます重要な存在になることでしょう。
1 EUは「不戦共同体」であること
2 EUは「超国家的な機関」であり「新しい政治の実験室」であること
3 EUは「価値の共同体」であること
4 EUは他の地域の国際統合や協力関係構築のお手本であること
おわり