日誌

2017年6月の記事一覧

小糠雨降る白布ヶ丘

先週水曜に梅雨入りした関東ですが、真岡高校付近では、夕立や夜の雨はあっても、昼間は好天が続いていました。そして、今日、梅雨入り後はじめて梅雨らしい天気となりました。

とはいっても、降ったり止んだり、降っても傘を差すかどうか迷うくらいの雨です。いわゆる小糠雨(こぬかあめ)です。最近は小糠雨という言葉もあまり聞きませんが、ある程度の世代より上の方なら“こぬか雨降る”から始まる大ヒット曲が思い浮かぶことでしょう。ちなみにその曲は1971年発売で、ちょうどその年に現在の校舎の新校舎落成式典が挙行されています。



今日はその校舎も雨に濡れています。

そしてこの季節、雨が似合うといえば紫陽花。本校には多くはありませんが敷地南側に植えられています。紫陽花は土の酸度で花色(厳密にはガク)が変わる植物として知られていますが、酸性土壌では青、アルカリ土壌ではピンクになり“やすい”という性質があります。リトマス紙とは逆ですね。ただ、“やすい”としたのは全てがそういう性質ではなく、白花種は酸性度に影響されないなど一概に言えない部分があるからです。また、品種によってある程度ベースとなる色があったりもするので、酸性度調整で無理矢理色を変えても確かに色は変わりますが、綺麗な発色にならないこともあります。

ちなみに本校の紫陽花はピンク色のテマリ咲きです。ガクに鋸歯が見られる昔ながらの種類ですが、これから1ヶ月ほど欅の下でその花を眺めることができそうです。