県立学校未来創造推進事業

平成27年度から平成29年度研究指定 「県立高校未来創造推進事業」

1 趣旨                                                                         
    とちぎ教育振興ビジョンの基本理念である「とちぎの子どもたちを自らの力で自分の未来を力強く切り拓いていける人間に育てます」を実現するため、県立高校は、これまでの伝統と歴史を踏まえ、時代の変化に応じた魅力と活力ある学校づくりに取り組み、全国に発信できるとちぎの人づくりを推進していく必要がある。また、学習指導要領の改訂を受け、その適切な実施及び創意工夫ある教育課程の編成を行うとともに、平成25年度末からの新たな入試制度の導入により、学校の個性化・特色化を進めることが一層求められている。本事業は、こうした現状を踏まえ、学校や地域の実情に応じた各校の特色ある取組を支援するものである。

2 那須清峰高等学校での取り組み
 平成27年度に県立高校未来創造推進事業の重点校に指定され、「ICTプレミアムプロジェクト」として、電子黒板、書画カメラ、スキャナの導入を行い、授業などにおけるICT活用により学習効果を高めるための取組を行っています。

 
特色ある教育活動 その1  電子黒板を利用した授業展開

 

ディジタル教科書の利用(数学科) 製図指導での利用(機械科)   

  ディジタル教科書の利用(数学科)             製図指導での利用(機械科)

 今年度導入した電子黒板はパソコンを接続し使用するだけでなく、USBメモリにあらかじめ保存しておいた画像ファイルやpdfファイルも投影し、拡大したり書き込みが出来ます。準備も容易であるため授業における教材・資料の提示に有効です。さらに附属するプロジェクタは取り外しが可能であり、電子黒板が設置されていない普通教室に持ち込み利用することが出来ました。Wifiによりタブレットやスマホのデータを無線で提示することも出来るので生徒が視覚的に事象を理解する手段となりました。

特色ある教育活動 その2  スキャナを用いた教材作成
スキャナを用いた教材作成
 導入したスキャナで紙媒体のデータをディジタル化し電子黒板で利用したり、資格指導においてはマークシートを利用した練習問題や過去問題を行わせることで、理解度の把握や不得意分野を知る手段にすることが出来ました。左の写真は国家試験の分野別得点を生徒本人に通知する個人票です。朝のHR等の時間で行った小テストの結果をわずかな時間でまとめることが出来るなど即時性の高い指導に有効なものとなりました。