校長自ら更新!!

2025年7月の記事一覧

【校長ブログ】学校紹介動画、いよいよ完成へ

創立四十周年という節目を迎える本校の記念事業の一環として、これまで生徒の皆さんの温かいご協力のもと、丹念に制作を進めてまいりました学校紹介動画の一部が、ついに完成の運びとなりました。

近日中には、本校の公式ホームページにて公開を予定しております。ご覧いただく皆さまに、私たちの歩みと想いが伝わることを願っております。

なお、現在制作中の映像には、創立記念式典にて上映予定のロングバージョン、そして一日体験学習にて使用する十五分の特別編集版もございます。どうぞご期待ください。

【校長ブログ】響け夏空に奏でる青春の詩

明日、栃木県吹奏楽コンクールの幕が上がります。
これまで、中庭コンサートにて風と戯れ、部活動壮行会では仲間たちを鼓舞し、そして野球応援ではスタンドに熱を灯してきた小山西高校音楽部。
その音色は、校内に活気と希望をもたらし、多くの心を揺さぶってきました。

いよいよ明日、第67回栃木県吹奏楽コンクールの舞台に立ちます。
会場は宇都宮市文化会館。小山西高校の演奏は、午後二時頃を予定しております。
私もその瞬間を見届けるべく、応援に駆けつけます。

どうか、これまでの練習のすべてを音に乗せて、心から楽しんでください。
その一音一音が、きっと聴く人の胸に深く響くことでしょう。

【校長ブログ】大横断幕ついに完成

その雄姿は、JR両毛線の車窓からも望めるよう、校舎北側のフェンスに堂々と掲げられました。幅180センチの大きな幕は、まるで空に向かって誇りを語るかのよう。制作にご尽力くださった伴印刷様、設置にご尽力くださった公仕の北村様、安藤様に心より感謝申し上げます。

幕に記された言葉――
「祝 全国大会出場 ハンドボール・ウエイトリフティング」
この一文には、小山西高校の生徒、保護者、卒業生、そして地域の皆様の熱き思いが込められています。選手たちが全国の舞台でその力を存分に発揮し、輝かしい瞬間を刻むことを、私たちは心から願ってやみません。

なお、インターハイの日程は以下の通りです。

ハンドボール競技:8月2日より
ウエイトリフティング競技:8月7日より
頑張れ、小西! 熱いぜ、小西!
その声援は、風に乗って選手たちの背を押すことでしょう。

【校長ブログ】トイレリニューアル決定!

快適なる学び舎への一歩 ~教室棟トイレ改修のお知らせ~

このたび、本校教室棟のトイレ改修が正式に決定いたしました。洋式化に加え、多目的トイレの新設も予定されており、すべての生徒がより快適に、安心して学校生活を送れる環境づくりを目指しております。工事は来年度の夏頃に着工予定です。
新たな設備の整備を通じて、学びの場としての本校がさらに充実した空間となることを願っております。

【校長ブログ】人生百年の羅針盤

さて、皆さんが数年後に社会へと羽ばたく頃、果たしてどのような働き方が待ち受けているのでしょうか。

日本は、世界に類を見ない長寿社会へと歩みを進めており、それに伴い、私たちが働く期間もかつてないほど長期化する可能性があります。皆さんが八十歳を迎える頃まで、働き続ける時代が到来するかもしれません。さらに、AIをはじめとする技術革新の急速な進展は、企業の寿命を短縮させ、かつて主流であった終身雇用の在り方を過去のものへと変えつつあります。

実際、昨年度の中途採用率は過去最高を記録し、2023年には新入社員の半数以上が「十年以内に転職したい」と回答したという調査結果も報告されています。

つまり、皆さんがこれから生きていく社会とは――
第一に、「人生百年時代」において、働く期間が格段に長くなる社会。
第二に、転職が当たり前となり、その都度新たな知識と技能の習得が求められる「マルチステージ型社会」であるということです。

このような時代においては、従来の「学ぶ→働く→引退する」といった直線的な人生設計ではなく、
「学ぶ→働く→学ぶ→働く→学ぶ→働く」といったように、学びと働きが交互に繰り返される、循環型の人生が標準となるでしょう。

だからこそ、皆さんには「先生がいなくても学ぶ経験」、そして「先生がいなくても学び続ける習慣」が、何よりも大切なのです。

最も学びに適した場所は、間違いなく小山西高校です。しかし、学びの場は学校の中だけに限られるものではありません。夏休みは、先生方の手を離れ、自らの力で学びを深める絶好の機会です。

この夏休みを通じて、皆さんの長い人生を見据え、「自律的な学び」を身につけてください。
それは、未来を切り拓く力となり、皆さん自身の人生を豊かに彩る礎となることでしょう。

【校長ブログ】何のために働くのか

小山西高等学校においては、「キャリアクションプロジェクト」を通じて、生徒一人ひとりが自らの将来を見据え、職業観と学問への探究を深めております。これは、単なる進路指導にとどまらず、人生の目的と向き合う貴重な学びの機会となっております。
 去る六月には、同窓会副会長・露崎智宏先輩をお招きし、「働くことと学ぶこと」を主題としたご講演を賜りました。先輩の言葉は、若き探究者たちの心に深く響き、学びの意義を再認識する契機となりました。また同月、本校卒業生が教育実習に臨み、ある保健の授業において「なぜ人は働くのか」という問いが投げかけられました。多くの生徒が「お金のため」と答えたと聞いております。
 その折、教育実習生より「校長先生は働くことをどのようにお考えですか」と問われました。私は、迷うことなくこう答えました――「それは、幸せを手にするためです」。
 一昨年の夏、某テレビ局のチャリティー番組にて放映されたスペシャルドラマ『虹色のチョーク』をご覧になった方もいらっしゃることでしょう。この作品は、日本理化学工業というチョーク製造会社を舞台に、働くことの本質を描いた感動的な物語です。社員の七割が知的障がいを持つこの企業の元会長は、働くことの意味について、次のような言葉を遺されています。
 「人間の究極の幸せとは、人に愛されること、人に褒められること、人の役に立つこと、人から必要とされること。働くことによって、愛以外の三つの幸せは得られる。私は、その愛までも得られると思う」。
 私も、まさにその通りだと感じております。働くことによって、人に認められ、誰かの力となり、必要とされ、そして愛される――その営みこそが、真の幸福へとつながるのです。働くことは、人間の尊厳と喜びを体現する、かけがえのない行為なのです。
 どうか、小山西高校の皆さんには、この夏休みを通じて、「働くこと」の意義について改めて深く思いを巡らせていただきたいと願っております。皆さんの未来が、誇りと喜びに満ちたものでありますように。

【校長ブログ】『おーバス』増便の朗報

JR両毛線とともに、本校生の通学の道を支える『おーバス』に、嬉しい知らせが届きました。この秋より、小山市の決定により、運行便数が大幅に増加することとなりました。日々の通学にこの便がもたらす恩恵は計り知れず、小山西高校へのアクセスは、より快適で、より確かなものとなるでしょう。
詳細は近日中に発表される予定ですが、地域と学校が手を携え、学びの環境をより良くしようとする姿勢に、深い感謝の念を抱かずにはいられません。通学路に新たな光が差し込む秋を、どうぞ楽しみにお待ちください。

【校長ブログ】ポロシャツ導入検討へ

夏の装いに新たな風――ポロシャツ導入への歩み

生徒会の主導により、夏季制服としてのポロシャツ導入が、いよいよ検討の段階へと進みました。現在、昇降口にはポロシャツとハーフパンツのサンプルが展示されており、生徒諸君の率直な意見を広く募っております。

この新たな試みは、快適さと品位を兼ね備えた夏の装いを目指すものであり、皆の声が形となれば、来るべき夏には正式な導入が実現するかもしれません。制服とは、ただの衣ではなく、日々の学びを彩る象徴でもあります。新たな一歩に、どうぞご注目ください。

【校長ブログ】夏季課外始まりました

夏空に響く声援、そして学びの季節へ

盛夏の陽光が照りつける中、野球部はベスト8進出を懸けて、幸福の科学学園との一戦に臨みました。多くの在校生諸君、そして卒業生の皆様より熱いご声援を賜り、心より御礼申し上げます。

惜しくも勝利には届きませんでしたが、選手たちは最後まで力の限りを尽くし、見事な健闘を見せてくれました。主力の多くが1・2年生という若き布陣であることを鑑みれば、秋の大会に向けて希望は尽きません。今後とも、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

さて、本日より前期課外授業が始まりました。各自が真摯に学びに向き合い、地力を養う好機です。終業式でも申し上げました通り、夏休みは将来を見据え、「自ら学ぶ習慣」を確立する絶好の機会であります。自らの志を胸に、充実した日々を過ごしましょう。

梅雨明けした小西ブルー

夢のあと・・・

【校長ブログ】全国大会初優勝!

酒井心音さん、堂々の快挙――全国大会初優勝を果たす

本校1年生の酒井心音さんが、第4回全国高校女子重量挙げ競技大会において、49キログラム級で見事初優勝を飾りました。
酒井さんは1年生ながら、スナッチ競技の最終3回目で67キログラムの挙上に成功し、首位に立ちました。続くジャーク競技では、2回目の試技で80キログラムを挙げ、優勝を確実なものとしました。
若き才能が全国の舞台で輝きを放った、誇るべき成果です。

(下野新聞社提供許諾済)

 

【校長ブログ】受験生は夏休みに何をすればよいのか?

小山西高等学校進路部通信第2号が発行されました。
夏季休暇は「受験の天王山」と称される重要な時期ですが、何をすべきか迷っている生徒も少なくないことでしょう。
本号では、志望校の選定方法についても詳しく解説しております。
受験生はもとより、小山西高校の全生徒にとって必読の内容となっております。

The second issue of the Career Guidance Newsletter from Oyama Nishi High School has been released.
Summer vacation is often regarded as a crucial period in the journey toward university entrance exams—a time that can determine future success. Yet, many students may feel unsure about how to proceed.
This edition offers clear and thoughtful advice on selecting prospective universities, providing valuable support for those preparing for entrance exams. It is a recommended read not only for exam candidates, but for all students at Oyama Nishi High School.

【校長ブログ】2回戦突破!

本校野球部は二回戦に臨み、小山南高等学校との一戦を制し、見事三回戦への切符を手にした。試合は序盤から緊張感に満ちていた。五回表、生井選手が放った渾身の二点タイムリーヒットにより、先制点を奪取。スタンドは歓喜に包まれた。しかし、七回裏には、これまで見事な制球力で相手打線を封じてきたエース・大塚投手が連打を浴び、二失点。試合は振り出しに戻り、両校の意地がぶつかり合う拮抗した展開となった。九回を終えても勝敗は決せず、試合は延長戦へと突入。十一回表、四番・岸選手が主砲としての責務を果たし、タイムリーヒットを含む三得点をもぎ取る。続く十一回裏では、堂々たる一年生・荒木田投手が冷静沈着な投球で相手打線を封じ、無失点で締めくくった。最終スコアは五対二。本校野球部は、魂を込めた戦いで勝利を掴み取った。 

 甲子園への道は、あと四勝。次なる対戦相手は、前回大会で苦杯を喫したシード校・幸福の科学学園。複数の外国人選手を擁する強豪に対し、地元育ちの選手たちがいかに立ち向かうか。これは、本校にとって最大の試練であり、宿命の一戦である。 

 運命の三回戦は、七月十九日(土)午前九時より、エイジェックススタジアムにて幕を開ける。球児たちの熱き挑戦に、どうぞご声援を賜りますようお願い申し上げます。

【校長ブログ】授業再開

先週は、断水の影響により、誠に遺憾ながら臨時休校の措置を余儀なくされましたが、本日より、いよいよ学校を再開する運びとなりました。校舎には、久方ぶりに生徒諸君の朗らかなる声が満ち、学び舎に再び活気が甦っております。

一学期も残すところ僅かとなりましたが、日々の研鑽を怠ることなく、学力の更なる向上を目指し、心を一つにして励んでいきましょう。

第2学年 数学Ⅱ 

三角関数(加法定理)の復習

第3学年 コミュニケーション英語Ⅲ 

『Bed Nets for African Children』

第2学年 論理国語

『越境する動物がもたらす贈り物』

【校長ブログ】初戦を堂々突破

初戦の相手は、小西高と同様に文武両道を掲げる進学校・宇都宮東高等学校。互いに誇りをかけた一戦は、まさに知と力の激突でありました。

本校は、生徒会、音楽部、ダンス部を中心とした大応援団を結成し、スタンドから熱い声援を送り続けました。試合は初回、3番・山中選手の犠牲フライによって先制点を奪取。以降、両校一歩も譲らぬ攻防が続きます。

2対1と僅差で迎えた五回裏、無死満塁の大ピンチ。逆転を許せば流れは一気に相手校へ傾く場面でしたが、エース・大塚君が冷静かつ精緻な制球でこの難局を見事に封じました。

「ピンチの後にはチャンスあり」——その言葉通り、六回表には6番・土堂選手がタイムリー三塁打を放ち、試合の主導権を完全に掌握。最終的には5対2で勝利を収め、初戦突破を果たしました。

大塚君は二桁安打を浴びながらも、粘り強く要所を締め、完投勝利を飾りました。次戦は7月15日、真岡ハイトラ球場にて小山南高校との対戦が予定されています。

最後に、平日にもかかわらず応援に駆けつけてくださった保護者の皆様、そして卒業生の皆様に、心より御礼申し上げます。

現在、本校は休校中という状況にありますが、まさに「ピンチの後にはチャンスあり」。甲子園への道は、あと五勝。小西高一丸となって、野球部の健闘を支えてまいりましょう。

 

 

【校長ブログ】高校野球開幕 The Glory Shall Shine Upon You

本日、全国高等学校野球選手権栃木大会が、エイジェックスタジアムにて厳かに幕を開けました。小西の選手たちが堂々と入場する姿は、まさに青春の象徴であり、誇り高き瞬間でありました。

中でも、ひときわ輝きを放っていたのが、山中百花さんです。彼女は開会式の司会という大役を見事に務め上げ、数多の観客が見守る中、落ち着いた口調で式を進行し、場の空気を凛と引き締めてくれました。校長として、これほど誇らしいことはございません。
さて、再び聖地・甲子園の土を踏むまでの道のりは、決して平坦ではありません。いよいよ明日、初戦となる宇都宮東高等学校との一戦に臨みます。主将・山中君を中心に、三年生七名がチームを牽引し、小西らしい「粘り強さ」「勝負強さ」「一体感」を胸に、一丸となって挑戦してまいります。
ああ、The Glory Shall Shine Upon You ♪

【校長ブログ】言葉の舟に乗る旅 〜小西お話し会〜

本日、「キャリアクションプロジェクト」の一環として、小西高の生徒が近隣の豊田小学校を訪問し、昼休みの時間を利用して絵本の読み聞かせを行いました。朗読に耳を傾ける小学生の皆さんの瞳は輝きに満ちており、先輩方の語りに真剣に聞き入る姿が印象的でした。

参加した生徒にとっては、教育の意義を肌で感じる貴重な経験となり、心に深い充実感を得たことと存じます。将来、教育の現場において彼らが活躍する日が訪れることを、心より願っております。

このたびの活動に際しまして、温かくご協力くださった豊田小学校の教職員の皆様に、心より感謝申し上げます。

 

【校長ブログ】栃木市からの救援

これまで小山市より給水のご支援を賜ってまいりましたが、本日午後より、栃木市からも新たに給水のご支援をいただける運びとなりました。現在、休校措置中ではございますが、部活動等で登校する生徒が安心して水を使用できるよう、環境を整えてまいります。
このたびのご厚意に対し、栃木市役所の皆様に心より感謝申し上げます。

【校長ブログ】臨時休校のお知らせ

現在、本校において断水の状況が続いており、生徒諸君には多大なるご不便をおかけしております。まずは、これまでの経緯について簡潔にご説明申し上げます。

先週末、本校の地下水を汲み上げるポンプが故障し、これにより断水が発生いたしました。復旧には時間を要する見込みであったため、月曜日は臨時休校とし、翌火曜日の授業再開に向けて対応を進めてまいりました。

しかしながら、断水の状況は改善されず、やむなく火曜日も休校といたしました。昨日は仮設トイレの設置を行うとともに、小山市役所より給水のご支援をいただき、早期の学校再開を目指して全力を尽くしましたが、残念ながら十分な給水量を確保するには至りませんでした。

このような状況を踏まえ、断水が今後も継続する可能性が高いこと、また生徒の皆さんの衛生面への影響も懸念されることから、本日は放課とし、明日および明後日も休校とさせていただきます。

なお、復旧工事は今週土曜日、12日に完了する予定であり、学校は来週月曜日より再開する見込みです。今後の詳細につきましては、一斉メールやClassiにて随時ご連絡いたします。

今週中は、他校においては通常授業が行われていることを念頭に置き、不要不急の外出は控え、自宅にて学習に励んでください。

【校長ブログ】本日も臨時休校いたします

本日早朝の時点で状況を確認いたしましたところ、依然として復旧の見通しが立たず、断水が継続しております。誠に遺憾ではございますが、生徒の皆さんの安全と健康を最優先に考慮し、本日も臨時休校とさせていただきます。

 すでに登校の途上にあった生徒の皆さんも多くいることと存じます。ご不便をおかけいたしますが、速やかにご自宅へ戻り、本日も自宅にて学習を進めてください。

 なお、明日以降の授業等につきましては、本日中に改めてご連絡いたしますので、引き続きご確認のほどお願いいたします。

【校長ブログ】透明なる恩恵~学校再開へ~

先週末、本校の地下水汲み上げポンプが完全に故障し、即時の復旧が困難であることが判明いたしました。このため、誠に遺憾ながら本日は臨時休校とし、生徒の皆さんには自宅学習をお願いする措置を講じましたが、明日からは通常通り再開します。
 本日、小山市役所の皆様には並々ならぬご尽力を賜り、給水車による度重なる往復を通じて、校内貯水タンクへの飲料水の補充を実施していただきました。深甚なるご支援に対し、心より感謝申し上げます。
 なお、ポンプの完全復旧には今後およそ二週間を要する見込みであり、当面は小山市からの給水に依存する形となります。ただし、給水能力には限界があり、本校に供給可能な飲料水は一日あたり最大で20トンとのことです。これは、通常の使用量の約半分に相当します。
 小西生の皆さんには、明日以降、節水へのご協力を切にお願いします。学校全体が一丸となってこの困難を乗り越えていくことが求められます。そして、このような事態を通じて、私たちの日常が決して当たり前のものではなく、多くの方々の支えによって成り立っていることを、改めて心に刻む機会としたいものです。

  

【校長ブログ】知の戦に臨む者、夏にこそ剣を研ぐ

Summer is a key time for students preparing for entrance exams. While others may relax, those with big goals use this season to study hard and grow stronger. The long days and quiet nights give you a chance to focus. Without school distractions, you can review, practice, and improve. Every hour of study is like sharpening a sword—making your mind ready for the challenge ahead. It is not easy. The heat, the pressure, and the long hours can be tough. However, this effort builds not only knowledge, but also confidence and discipline. Summer is not the final battle, but it is the turning point. Those who train now will be ready when the real test comes. Use this time wisely, and you will step into the future with strength.

【校長ブログ】壮行会も熱いぜ小西!

音楽部、ダンス部による見事なパフォーマンス

生徒会応援団登場!

まず初めに、この壮行会の開催にあたり、精一杯応援しようと、創意工夫を凝らし、積極的に準備を進めてくれた生徒会、音楽部、ダンス部の皆さんに、深く感謝申し上げます。皆さんの温かい心と行動が、今日のこの場をより一層意義深いものにしてくれました。本日ここに集う選手の皆さんは、それぞれの分野で輝かしい成果を収め、全国の舞台へと歩みを進める栄光の瞬間を迎えています。その門出に際し、心からの祝福と激励の言葉を贈ります。

まず、女子ハンドボール部の皆さん。インターハイ並びに国民スポーツ大会関東ブロック大会への堂々たる出場、誠におめでとうございます。関東大会予選では、惜敗を喫した栃木女子高校との再戦において、見事な試合運びで雪辱を果たし、3年連続の優勝という偉業を成し遂げました。応援に駆けつけてくれたダンス部をはじめ、生徒の皆さんの声援も、勝利への大きな力となったことでしょう。この輝かしい成果は、日々の鍛錬と不屈の精神の賜物です。8月3日より岡山県総社市で開催されるインターハイでは、「ベスト8以上」という先輩方の掲げた目標を胸に、さらなる高みを目指してください。また、8月23日から群馬県富岡市で開催される国民スポーツ大会関東ブロック大会においても、全力を尽くし、本大会への切符を手にすることを期待しています。

続いて、JRC部の深津もこさん。日本赤十字社北関東三県支部青少年赤十字国際交流派遣事業の派遣団員に選ばれ、7月20日から25日までマレーシアでの交流会に参加されます。日々の地道な奉仕活動が実を結び、このような栄誉ある舞台へとつながったことは、誠実な努力の証です。卓越した英語力を存分に活かし、多国籍の若者たちとの交流を通じて視野を広げてください。そして、その経験を、今後のJRC部の発展へと還元してくださることを期待しています。また、JRC部の皆さん、8月23日・24日に東京で開催される高校生ボランティアアワード2025全国大会では、小山西港JRC部の活動の成果を堂々と発表してください。私も応援に駆けつける予定です。

次に、全国高校女子ウエイトリフティング大会出場が決定し、さらに、女子49キログラム級で栃木県内高校の新記録を樹立し、堂々の優勝を遂げた酒井心音さん。インターハイ出場、誠におめでとうございます。8月7日より鳥取県米子市で開催される大会では、優勝への期待も高まりますが、何よりも、これまで積み重ねてきた努力を信じ、プレッシャーを力に変えて、熱気あふれる舞台を楽しんでください。1年生の酒井さんの挑戦が、きっと多くの人々の心を動かすことでしょう。

そして、水泳部の松田翔太さん。平泳ぎで県予選入賞を果たし、7月19日から埼玉県川口市で開催される関東大会への出場、おめでとうございます。インターハイ予選を兼ねたこの大会は、強豪が集う厳しい戦いとなるでしょう。しかし、困難を乗り越えることこそが、真の成長です。鍛錬を重ね、自己ベストを更新し、己の限界を超える戦いを期待しています。

結びに、選手の皆さん、皆さんの背中には、仲間の思い、先生方の支え、そして地域の皆様の期待が込められています。そのすべてを力に変えて、自信を持って全国の舞台へと羽ばたいてください。私たちは、皆さんの健闘を心から祈り、全校を挙げて応援しています。どうか、誇りを胸に、堂々と戦ってきてください。

【校長ブログ】2学年大学見学会に向けて

The second-year students will go on a special university visit next Wednesday. Today, the students gathered in the gymnasium to receive important instructions from their teachers. These included reminders about how to behave during the trip and what to pay attention to while visiting the university.We hope this visit will be a meaningful experience for all students. It is a great chance for them to see what university life is like and to think more deeply about their future goals. By walking around the campus and learning about different programs, they can start to imagine their own path after high school.

【校長ブログ】救急救命講習

地元・小山消防署豊田分署の署員の皆様のご厚意とご指導のもと、救急救命講習を受講いたしました。講習では、心肺蘇生法(CPR)および自動体外式除細動器(AED)の使用方法について、実技を交えた丁寧なご指導を賜り、生徒一人ひとりが真剣な姿勢で取り組みました。救急救命の知識と技術は、いざという時に人命を救う力となるものであり、学校教育の枠を超えて、社会の一員としての責任と自覚を育む重要な学びです。特に、若い世代がこうした技能を身につけることは、地域社会の安全と安心を支える礎となります。今回の研修を通じて、小西の生徒たちは命の尊さを改めて実感し、緊急時に冷静かつ的確に行動する力を養うことができました。ご多忙の中、熱意をもってご指導くださった消防署の皆様に、心より感謝申し上げます。

【校長ブログ】BUSHIDO ~The Soul of Japan ~(図書館の本紹介)

平成19年(2007年)まで、五千円札の肖像として採用されていた人物は誰でしょうか。皆さんはご存じでしょうか。

さて、本書は簡潔に申し上げれば、今からおよそ120年前、文明の先進国とされた欧米諸国において、日本が発展途上の国として軽視され、正しく理解されていなかったことを憂いた新渡戸稲造が、日本人の精神的基盤を外国人に正確に伝えるべく、英語で著したものです。

『Bushido』は1900年にアメリカで出版されるや否や、瞬く間に30か国以上で翻訳・出版され、世界的なベストセラーとなりました。そして、1908年(明治41年)になってようやく、日本においても逆輸入という形で和訳版が刊行されました。

本書の読者には著名な人物も多く、当時のアメリカ大統領セオドア・ルーズベルト(テディ・ベアの由来としても知られる)もその一人であり、日本人の精神を理解しようと本書を読み、大いに感銘を受けたと伝えられています。彼はその感動を周囲と分かち合うべく、自らの子どもたちや友人たちに本書を配布したとも言われています。

1905年、日露戦争の最中、ハーバード大学の同窓であった金子堅太郎(伊藤博文初代内閣総理大臣の秘書官)から講和の仲介を依頼されたルーズベルトは、「あの崇高なる精神を持つ国であれば、微力ながら協力したい」と快諾したとされております(もちろん、アメリカ側の国益も背景にあったことは否めません)。なお、当時の日本は極めて厳しい状況にあり、あと1か月戦争が続いていれば敗北していた可能性が高いという説もあります。

「武士道」という言葉から、『葉隠』(佐賀鍋島藩士・山本常朝口述)の「武士道とは死ぬことと見つけたり」という一節を思い浮かべる方もおられるかもしれませんが、本書『Bushido』はまったく異なる趣旨の書物です。

両者に共通して誤解されがちなのは、「死」に対する極端な美学を称揚しているという点ですが、実際にはそうではありません。『葉隠』は、武士としての謙虚な心構えを説いており、一方の『Bushido』において新渡戸が強調しているのは、「ノブレス・オブリージュ(Noblesse oblige)」すなわち「高き身分に伴う義務」です。

これは、社会や国家を支える立場にある者が果たすべき責任と精神性を意味し、その根底には「仁」「義」「礼」といった徳目、すなわち正義を貫く心、卑怯を恥じる精神、他者を尊重し思いやる態度があります。新渡戸は、こうした精神が学校教育によってではなく、自然と日本人の間に受け継がれてきたことに着目し、歴史的事例や物語を引用しながら、外国人にも理解しやすい形で記述しています(ただし、英語の表現は高度であり、日本人にとってはやや難解であることも否めません)。

話題は変わりますが、皆さんが生まれる以前に大ヒットした映画『タイタニック』(主演:レオナルド・ディカプリオ)をご覧になったことはありますか。前半では、船首でヒロインが両手を広げて「Jack, I'm flying!」と叫ぶ甘美なシーンが印象的ですが、後半では氷山との衝突により沈没する船内で、限られた救命ボートを巡って混乱が生じる様子が描かれます。

しかし、実際の史実はやや異なるようです。スイス通信によれば、スイスとオーストラリアの研究チームが1912年のタイタニック号沈没事故を調査した結果、衝突から約3時間にわたり、「女性と子どもを優先する」という慣習が守られていたことが明らかになりました。

生存者の多くは女性であり、犠牲となった男性の多くは、紳士的な態度を貫いたとされます。証言によれば、泣き叫ぶ子どもや妻に対し、「心配するな、パパは後から行くから」と手を振って見送る男性が多く見られたとのことです。すなわち、わずか100年前の欧米社会においても、ノブレス・オブリージュの精神が最後まで貫かれていたことがうかがえます。それはまさに、同時代の日本人が「武士道」という暗黙の掟を守り続けていた姿と重なります。

最後に、本書『Bushido』は、今すぐに読むべき書物ではないかもしれません。しかし、皆さんもいずれは(望むと望まざるとにかかわらず)中高年となり、職場や社会においてリーダーとしての責務を担う日が訪れることでしょう。

「読むべき人が、読むべき時に、読むべき本」があるとすれば、本書もまた、その一冊であると言えるでしょう。