SGH活動報告

SGH活動日誌(H29)

2日目(4)

本日の日程は全て終了しました。
研究員共々とても元気です。
明日は直接患者さんとお話できる機会をいただく予定です。

2日目(3)

午後の部も無事に終了しました。
これから宿泊先へ戻ります。

2日目(2)

午前の部、無事に終了しました。
昼食を終えて午後の部に予定通り進みます。

2日目(1)

おはようございます。こちらは晴れです。
全員元気です。遅刻もなしで、予定通り出発しました。

SGH水俣フィールドワーク1日目


 本日からSGH水俣フィールドワークが始まりました。

 飛行機の時間が遅れ、移動手段が変わるなどアクシデントがありましたが、1時間遅れでも無事に「JNC株式会社 水俣製造所(チッソ水俣工場)」の見学を行うことができました。

 本工場は、液晶を始めとする様々な優れた技術で、社会に貢献をする先端化学企業です。特に液晶については、世界シェアの40%を占め、国内の家電メーカーはほとんどこの液晶を使用しているそうです。最近では水力発電以外にも太陽光発電にも取り組んでいて、エコな事業を展開しています。

 一方、過去には水俣病の原因となった汚染物質の流出を起こしてしまったこともありました。今でも多くの方が苦しんでいる中、反省をもとに補償を行っているそうです。担当の方が強調して仰っていたのは、とにかく初動が大事であるということでした。当時の汚染物質流出にしても、もっと早い行動をとっておけば、ここまで被害が広がることはなかったかもしれないからです。アクションを起こす勇気を是非もってほしいということでした。現在では、まだ完全な解決には至っていないものの、地域のために尽くすことで、地域の方々と協力して事業を展開できるようにはなってきているということです。
 
 
 

 質問の時間では、研究員がたくさんの質問をしていました。担当の方はそのすべてに丁寧に答えていただきました。大変ありがとうございました。

 

《研究員の本日の感想》
倉持 未夢(高2)

 加害者と患者の関係や、やってしまったことに対する重い責任、2度とおこらないように止める勇気という深いところまで聞くことができてとても勉強になりました。

古谷 菜奈(高2)

JNCの社員の方からお話を聞いたり、ビデオを見て水俣病についてまだ解決できておらず、いまだに治療をしている方がいること、現在は、市民や会社がお互いに助け合いながら未来に向けて頑張っていることなど、現地の方に聞かないとわからないような深いことを知れてよかったです。


新井 康平(高1)

水俣病を引き起こしてしまったという加害者としての立場ゆえに苦労しながらも、地域・社会のため、そして、被害者のためにと仕事に励んでいると知った。「社会貢献と贖罪。」この会社は、意欲と責任を持って活動しているのだと強く感じた。


安生 温大(高1) 

今まで「工場が原因」という事しか分からなかったのですが、今日の見学を通してその後工場がどのように変わったのか、工場は今日どんな対応をしているのかといったことを詳しく学ぶことができました。 水俣市、水俣病の印象が変わりました。


須藤 悠希(高1)

一日目、チッソ水俣工場では、1自分たちが思っている以上にいろんな製品を作っていること、②水俣病の加害者と被害者の関係や心理、を中心に直接だからこそ聞くことのできるお話しを聞くことができました。明日もいくつもの場所で研究ができるので、しっかり身に付けたいと思います。


有澤 音羽(高1)

 今日、JNC株式会社の見学に行って学んだ事は、公害を経て役に立つ物作りに力を入れているという事です。未だ水俣病の被害が続いているけれど地域の人達と手を取り合って前に進んでいる事が印象に残りました。