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SGH活動報告
SGH台湾フィールドワーク2日目
昨日は台北市水道局で素晴らしいプレゼンテーションと質疑応答を行いました。
水道局からの返答に対してさらに質問を重ねる姿も見られ、英語をツールとして水資源の研究を深めることができました。
2日目の本日午前は、台北市の内湖慈済リサイクルセンターを訪問します。
台湾にある世界的な災害ボランティア団体「慈済会」の災害救助で活躍する「エコ毛布」は、ペットボトルをリサイクルして作るそうです。
「人類登場以来、プラスチックはを83億トン作られた。
内63億トンが廃棄され、回収利用されたのはそのうち9パーセントに過ぎない」
「通勤途中ゴミが落ちていたら拾う等、私たちの生活の一部になっています。
私たちのまちはきれいになりました。ボランティアは楽しい人生の一部です。」
高2石川健吾くん「環境教育や道徳教育のあり方について教えてください」
答え「体験、実践から学ぶことが大切です。私は老人ホーム体験に行きました。そして、老人はさびしいということを痛感しました。老人ホームではなく、家族と一緒でいた方が良い。父は93で認知症、母83で慢性病だらけ。でも家族と一緒が幸せ。老人ホームを増やすことに懐疑的になりました。そこでこのリサイクルセンターを作ったのです。
センターで仲間と楽しく活動ができる、役割もある、地球環境に貢献する誇りが生まれるからです。みなさんも、実践から気づきを得てください。自分にできることを考えてください。」
松澤あさひ(高1)さん「ここのボランティアのように、いくつになっても自分の役割がある、やることがあるのは素晴らしいと思いました。何歳から何歳ですか。」
答え「高齢は100歳を超えています。しかもやることは地球環境守ること私たちの環境が良いのは、高齢者のおかげなのです。老人に誇りと役割が生まれるのです。」
大芦さくら(高1)さん「台湾のゴミ拾いの意識は世界的にどうですか。」
答え「台湾の水準はスイスとならんで高いです。しかしながらそのようなことが問題なのではないのです。私たちは豊かで便利な生活を求めるあまりどんどん貪欲になっている。足るを知ることが一番本質的。ゴミ回収ではなくゴミを出さない暮らしが大切なのです。」
坂井里衣(高1)さん「高齢者が多い社会は知恵も豊かで素晴らしい面も多いという考え方に賛成です。そのような社会づくりに台湾も人たちはこのようにボランティアに積極的に参加しています。私たち日本の高校生にもできる取り組みを教えて下さい。」
答え「学生の本分はもちろん勉強すること。それ以外の時間で、些細なところから、自分でできることを考えてほしい。店のレジ袋をreduceしているエコな店を知らせるポスターを作った若者もいます。ボランティアをするでなくても、ゴミを出さない生活を心がけることも立派なことです。」
ビニール袋の回収場です。ボランティアの方々は、自分の仕事が終わった後、分別ボランティアに来ています。
83歳のおばさんがボランティアに来ています。
質問「おばさんはどうして笑顔で楽しく働いているのですか。」
おばさん「地球を愛しているからです。」
松澤あさひ(高1)さん「93歳のお年までそうやって毎日生き生きと健康でいられる秘訣を教えて下さい。」
93歳の元気なおじさん「こうして環境ボランティアをして、私たちの地球環境が良くなればそれだけ私の健康も良くなるのです。」
紙ゴミの分別ボランティア体験をさせて頂きました。
案内して頂いた閻さんたちと最後に記念写真です。
閻さんの日本語は大変上手なものでした。日本渡航経験はほとんどなく、しかも定年退職してから磨いた日本語力だそうです。
午後は台中市に移動します。
台中市に移動し、最初に921地震教育園を訪れました。
1999年の9・21大地震で夜間に全壊した中学校校舎を、そっくり屋根をかけて展示しています。
全壊した道教寺院の武昌宮です。災害の様子を保存しています。
921地震教育園から高速道路で1時間の距離です。これだけ遠く離れたところでも、このような大規模な被災で、地震のすさまじさがわかります。
隣接して新しい寺院を再建しています。
ここの寺院は、やや遠いため、今回のフィールドワークでは立ち寄るつもりはありませんであいた。しかし、同行している添乗員の欧陽さんの希望で見学しました。
欧陽さんの友人がこの街で被災し亡くなっているそうです。
欧陽さんこの全壊した寺院を見る目が印象的でした。
彼女もまた、921大地震の被災者の一人なのです。
緊急情報
特にありません。
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