八千代会だより

八千代会だより

八千代会総会・親睦旅行

 平成27年度八千代会総会が、6月6日(土)に親睦旅行を兼ねて、千葉県で開催されました。
 参加者は、海ほたるで合流する東京支部の2名を合わせ、バス2台79名の会員でした。
母校からは、戸叶行一校長先生、高瀬文秀教頭先生、山﨑都子先生、石川美恵子先生、青柳明子先生、田所陽子先生が、ご参加くださいました。

 午前中は、アクアライン、海ほたるPAで休憩をとり、鋸山・日本寺に向かいました。
 鋸山では、山頂エリアまで全員ロープウェーで、その後は、各自の体力に合わせて散策しました。
 途中日本寺にある、鎌倉時代に天明の名工卜部助光作といわれる「天宝禅寺の鐘」を見ることができました。
 散策後、大仏広場に集合し、記念写真を撮影しました。日本寺のこの大仏さまは、石像総高31メートルで、奈良・鎌倉の大仏さまより大きく、日本一の大仏さまということでした。

 総会会場であるザ・フィッシュで、昼食会を済ませた後、八千代会総会が開かれました。
 総会では、田沼悦子会長、戸叶行一校長先生にご挨拶をいただき、議事に入りました。
 議事では、平成26年度行事報告、決算報告、監査報告と、平成27年度行事予定案、予算案が全て承認されました。
 その他の議事として、創立110周年記念同窓会名簿の発行と創立110周年記念行事に向けての準備が進められているとの説明がありました。
 役員、事務局の紹介があり、滞りなく総会は終了しました。

 鋸山・日本寺を後にして、金谷港から久里浜港までフェリーの旅を楽しみました。
 便利になりました高速道路を佐原ICから佐野ICまで利用し、遠距離にもかかわらず、日帰りで無事に帰路に着くことができました。

 八千代会総会2 八千代会総会1
 日本寺の鐘(佐野の名工卜部助光作の最古の天明鋳物)             大仏の前で写真撮影
八千代会総会3
日本寺の鐘の由来が書かれた看板(大きい画像を表示する

お知らせ

来年度総会親睦旅行は、平成28年6月4日(土)(例年通り6月第1土曜日です)
行き先は、筑波方面に決定いたしました。


平成26年度 総会開催について

上州路を訪ねて
〜富岡製糸場・少林山達磨寺・群馬県立近代美術館〜

 平成26年度八千代会総会は、6月7日群馬県のホテル磯部ガーデンにて開催されました。
 この日の参加会員は東京支部より4名を迎え、74名でした。そして、母校から鶴見校長先生、高瀬教頭先生、山﨑先生、小泉先生、田所先生に、ご参加いただきました。
 総会での議事は、平成25年度行事報告、決算報告、監査報告に続き、平成26年度行事案、予算案、役員改選が審議され、満場一致で承認されました
 この総会は、親睦旅行を兼ねており、午前中、高崎市の群馬県立近代美術館、少林山達磨寺を見学し、総会・昼食会をはさみ、世界遺産登録直前の富岡製糸場を見学しました。製糸場では、ボランティアガイドの方々に案内していただき、場内をまわりました。そして、「道の駅しもにた」にて買い物をし、帰路につきました。


平成26年度 創立記念式典について

創立記念式典・講演会
『小さい力でできたこと』 講師 猿山 弘子先生

 5月16日(金)は本校の創立記念日であり、今年度107周年を迎えました。式典後、同窓生であり旧職員の猿山弘子先生による『小さい力でできたこと』と題した記念講演会が行われました。
 現在「渡良瀬遊水池を守る利根川流域住民協議会」の事務局長として奮闘されている猿山先生は、小さな力でも国家を動かす大きな力となることを、ふたつの実体験をもとにお話し下さいました。
 1つ目は、栃木商業高校で勤務されていた時、生徒と共に調査した報告が国を動かし、企業の公害に対する意識改革につながったという例です。日本の高度経 済成長期、企業は大気汚染などの公害には目をつぶり、開発などを進めていました。そのような中、校庭で運動していた生徒が目の痛みなどを訴えたことから、 科学部と野球部が協力し、光化学スモッグの現状を調べ、研究会で発表したそうです。?action=common_download_main&upload_id=314
すると、それを当時の文部省が報告書に掲載しました。そのことが公害に対する企業の意識改革につながり、企業努力もあって重症被害者が減ったそうです。
 2つ目は、小さな町のシンポジウムでの出会いから、地道な活動によって渡良瀬遊水池の第2貯水池の建設を中止させ、ラムサール条約湿地登録まで至らせた ことです。署名活動や学校と協力したビオトープ作成活動などが国の遊水地レジャーランド建設計画を保全の方向へ動かしたそうです。
 先生はこの2つの例から、それぞれは小さいことでも、バトンのようにつなぐことで大きな力となることを示して下さいました。1つ1つは小さなことでも、 一人一人が主体的に考え行動することで目標は実現できるのです。私達も、日々の小さなことを積み重ねることを大切にしたいと思いました。