R03 学校生活

令和3年度の学校生活の様子です。

令和3年度卒業式

 令和4年3月1日(火)
 栃木翔南高校第14回卒業式が行われました。
 本年度も新型コロナウイルスへの対応として、全員がマスクを着用しました。また在校生は、各教室においてZOOMで視聴しました。

  卒業式次第 
① 開式の辞
② 国歌演奏
③ 卒業証書授与
④ 校長式辞
⑤ 来賓祝辞(同窓会長・PTA会長)(省略)
⑥ 来賓紹介並びに祝電披露
⑦ 在校生代表送辞
⑧ 卒業生代表答辞
⑨ 式歌演奏(仰げば尊し)
⑩ 校歌演奏
⑪ 閉式の辞
 
 音楽はすべてCDによる演奏となりましたが、式歌は在校生合唱による録音でした。また昨年に引き続き、卒業生が退場後装飾された在校生フロアの廊下を歩き、拍手・祝福を受け、感動的な暖かみある栃木翔南高校らしい卒業式になりました。

  
    卒業生入場1                         卒業生入場2

  
    卒業式開始                          卒業証書授与

  
    卒業生答辞                          在校生のフロア

 
    在校生のフロアを歩く卒業生

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校内体育大会

 3月17日(木)穏やかな日差しの下、校内体育大会が行われました。まん延防止等重点措置が延長された中での実施となりましたが、競技内容を厳選し、十分な感染防止対策を講じた上で行いました。

  
 午前中は2年生のダンス発表会です。二つの体育館を会場とし、1年生はリアルタイムで中継を視聴しました。ダンスの授業の成果が披露され、キレがよく、息の合ったパフォーマンスに各会場から大きな拍手が起こりました。

 
 
 午後は、玉入れと長縄跳び、台風の目が行われました。屋外で、各種目人数制限を設け、密とならない工夫をしました。いずれもクラス対抗の白熱した闘いとなりました。

 コロナ禍で制約の多い学校生活が続いていますが、うららかな春の一日、生徒たちは若いエネルギーを健全に、存分に発散することができ、とても有意義な行事となりました。

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秦由加子選手「パラリンピアン講演会」 生徒感想

 1月18日(火)に秦由加子選手(トライアスロン)によるパラリンピアン講演会が行われました。参加した生徒には感想を書いてもらいましたが、そのいくつかを紹介します。

◎1年男子
  • どんな困難があったとしてもその困難を乗り越えることができたら、その先の人生がよりよいものになると思った。これからは、どんなことにでも立ち向かっていこうと思う。また、自分の周りの人で困っていたら、その人の支えになれるよう、助け合っていきたい。

◎1年女子
  •  自分の行動、考え方で人生は変えていけると聞いて、私も物事のとらえ方、どう行動に移していくか、しっかり考えられる人になりたいと思いました。また、13年間自分が嫌いでコンプレックスだった時間も無駄ではなかったという話も心に残りました。私も自分の嫌なところばかり気にしてしまい、何でこんなことで悩んでいるのかと思ったこともありましたが、その悩んだ時間は、無駄ではなく人の痛みを理解できる、寄り添うことができることにつながるとわかりました。

  •  講演を聴いて、現在の日本ではまだまだ障がいをもつ方への理解や援助が足りていない現状に胸が痛くなりました。秦選手の病気を発症してからパラリンピアンになるまでのお話では、ご両親との絆や秦選手が苦しまれていた過去に、思わず涙が出てきました。自分の力で人生を変えられた秦選手の「自分次第で人生は変えられる」という言葉は説得力があり、心に響きました。私も何事にも感謝を忘れず、自分自身で人生を切り開いていきたいです。

  •  秦選手の生き方、考え方は本当に凄いと思いました。きっと、パラリンピックに出場されている方たちは、様々な苦難を経験し、いろいろな人の思いを背負って臨んでいるのだと感じました。パラの選手は、本当に凄いしかっこいいと思いました。パラリンピックはオリンピックと同様に魅力があり、盛り上がってほしいし絶対に注目して見ていきたいと思います。日常生活の当たり前を深く考える機会となり、辛いことも乗り越え、強く生きて行けるようになりたいと思いました。

◎2年男子
  •  障がいを持っていても、スポーツを通じて充実した人生を送っている秦さんのように堂々としていたいと思いました。実際には多くの苦難があり、それを乗り越えてきた秦さんの言葉一つ一つに重みがあり、心に響きました。障がいを持つことに対するイメージが変わり、人にはできない貴重な経験をすることにも価値を見いだせることがわかりました。

◎2年女子
  •  私は今回の講演会で心に残った言葉が2つあります。1つは「命があれば何とかなる」という言葉です。足をなくしてどんなに辛いことがあっても、命があれば前を向いて新しいことに挑戦していけるのだと感じました。2つ目は「自分がやりたいことを後悔しないようにやる」という言葉です。私はすぐに「うまくいかなかったらどうしよう、自分にそんなことができるわけない」と考えてしまいます。私も秦さんのように、常に前向きに自分の目標に向かって努力し、失敗を恐れず自分のやりたいことに情熱をそそげる人間になりたいです。

  •  体が不自由だから人生は終わりだと思わず、辛い過去があっても今に全力を尽くす秦選手がとても輝いて見えました。一番驚いた言葉は「トライアスロンが大好きだ」という言葉です。「つらい」ではなく「楽しい」と発言した秦選手の姿を見て、どんな状況に陥っても全力で努力すれば結果はついてくるものだと励まされたのと同時に、私が取り組んでいる陸上を、辛い練習でも楽しいと思える時があることと重なり、大変共感できました。また、足を失うという苦しい状況下でも、親の気持ちを考えたと聞いて感動で涙が出そうになりました。今回の講話で学んだことを是非今後の自分の生活に生かしたいです。

  •  もし自分の足を切断することになったらと考えただけでも、怖いし絶望すると思いますが、もう一度スポーツをやりたいと努力し続けている秦さんはかっこいいと思いました。障がいのある方への差別がなくなるように、どんな人も自分のしたいことができる世の中になるように、私にもできることを見つけて、行動できるようにしたいです。

  •  今の日本社会の海外との比較に関するお話で、障がいのある人もより住みやすい社会になればと思いました。健常者が障がいについてもっと理解を深めていけば、差別や偏見も少しずつ減っていくのかなと感じました。

  •  パラリンピックは障がいのある人たちに勇気を与え、周囲の人々の考え方や感じ方を変えることのできる大切な事業で、障がいの有る無しは特別なことではなくて、誰にも関係することだと思いました。また、どれだけ苦しくても好きなことは諦めないという気持ちが伝わり、それが生きる原動力になると感じました。マイナスと見るかプラスと見るか、それ次第で自分の人生は変わるという言葉が印象に残り、私の人生のヒント、助けになる講演会となりました。

  •  パラリンピックを通して、少しでも多くの人に障がいについて知ってもらい、どんな人でも生きがいを見つけて楽しく生活ができるような世界になって欲しいと思いました。
     今度のパラリンピックを必ず見て、家族みんなで秦選手を応援します!

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1年 小論文ガイダンス(2月9日(水)実施)

 1年生は、「総合的な探究」の時間に、11月から5回、小論文の指導を受けました。1月の課題テストでは、各自が小論文の課題に取り組み、今回は、その課題を元にガイダンスが開かれました。
 当日はコロナ感染を防ぐため、先日、各教室に設置されたプロジェクターと電子黒板を使ってのZoomによるガイダンスとなりました。生徒達は赤や青のペンで丁寧に添削された原稿用紙を見ながら、小論文を書く際のポイントや視野を広げることの大切さなどのアドバイスを受け、講師の方のお話に熱心に耳を傾けていました。


   
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パラリンピアン講演会が実施されました

 ◎ 令和3年度 オリンピック・パラリンピック教育推進事業 パラリンピアン講演会

 令和4年1月18日(火)、秦 由加子選手(トライアスロン)によるパラリンピアン講演会が行われました。オリンピック・パラリンピック教育推進校としての最後の事業にふさわしい素晴らしい講演会でした。新型コロナウイルス感染拡大が心配されましたが、秦選手のご協力によって、2回に分けて講演を実施していただき、密にならないよう一回の対象人数を減らして講演時間を少し短くする等の対策を行ったうえで講演会を開催させていただきました。

  ○講師秦 由加子(はた ゆかこ)氏
2016年リオパラリンピック出場(トライアスロン) 第6位
2021年東京パラリンピック出場(トライアスロン) 第6位

  ○演題「“人生を変えるのは自分自身” ~パラリンピアンから学ぶレジリエンス~」

 秦選手は中学生(13歳)のとき骨肉腫を発症し、右脚を大腿部より切断。それから26歳まで、足がないことがとても苦しく、常に周りの目を気にして生きてきた。そんな自分を変えるために何をしたら良いかを考え、幼少の頃好きだった水泳に再チャレンジ。更に、「もっと強くかっこよくなりたい」とトライアスロン競技に挑戦。過酷で困難な目標を目指すプロセスを楽しみながら、次回のパラリンピック出場に意欲を燃やしている。
 生徒達へのメッセージとして、「命の大切さ」「辛く苦しいことを経験するとその経験があるからこそ人の気持ちが理解できるようになるということ」「自分にとって大切な人が困難な状況に陥ったとき、どれだけ寄り添うことができるかが大切であること」そして「自分の人生は自分次第で大きく変わること」を教えていただいた。
 生徒達は、とても熱心に講演を聴き、質疑応答では各学年から次々に質問が出され、大変丁寧にお答えいただいた。秦選手の講演から多くを学び、大変有意義な講演会となった。

  
 
   


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