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人権教育(薬物乱用防止教室)を実施しました

人権教育の一環として、薬物乱用防止に関する特別活動を10月6日の3、4限で実施しました。講師には、薬物依存からの回復を支援するダルク女性シェルターの方をお招きし、薬物乱用の危険性と、その後の人生に与える影響について体験談を交えてお話いただきました。

講師の方は、自身が薬物に依存するまでの経緯や、その過程で失ったもの、そして回復に至るまでの苦悩を率直に語ってくださいました。薬物乱用が、個人の健康だけでなく、人間関係や社会生活にも深刻な影響を与えることを強調されました。

体験談では、薬物に依存していた期間中、どのように生活が崩壊していったのか、家族や友人との関係がどれほど破壊されたのかが語られました。しかし、同時にダルクの支援を受けながら、どのようにして薬物依存から脱却し、少しずつ社会に戻ることができたのかも話されました。この部分は、参加者に強い印象を与え、希望を持つことの重要性を伝えました。

最後に、薬物乱用の危険性を改めて認識し、未然に防ぐためのメッセージがありました。講師の方は、「薬物を使わない選択をすることが、自分自身を守るだけでなく、周りの人々にも良い影響を与える」と強調しました。また、薬物依存に陥った場合でも、適切な支援を受けることで回復が可能であることも伝えてくれました。

今回の特別活動は、薬物乱用の恐ろしさと、それに立ち向かうための力強いメッセージを参加者に届けました。薬物依存は一人の問題ではなく、社会全体で取り組むべき課題であり、今後も、こうした教育活動を通じて、薬物乱用防止の意識を高めていくことが必要だと感じました。