生き物LIVE

生き物LIVE【ヤグルマギク】

5月現在、中庭のプランターにフラフラ咲いているのは
ヤグルマギク
です。


エジプトの王家の谷に眠っていたツタンカーメンの王墓は、
今から100年ほど前にイギリス人ハワード・カーターにより発見されました。
その何重ものきらびやかな棺を開けたとき、
ヤグルマギク、オリーブ、ハス等からなるブーケや花輪が棺の上に置かれていたそうです。
若くして亡くなった王に捧げられた花束に、
ハワード達みんなは深く心をうたれたと言います。
三千年の時を経て、カラカラに枯れていたけれど、
ヤグルマギクは奇跡的にほのかな青色をとどめていたそうですよ。



そんな逸話を想いながら眺めるとまた一興ですよね!
ツタンカーメン関係の本も図書室に何冊かあったので、
興味があったら探してください。

生き物LIVE(キンギョソウその2)

初夏を彩ってくれたキンギョソウも、
夏の陽射しに茶色く枯れあがってきました。

前回お伝えしたように、
花の後の、種の莢(さや)が…
ドクロの形をしているそうなので、
さっそく見てみましょう!


↑ 莢がついてます!


↑ カワイイどくろちゃんが見えました!




↑ アップ画像を逆さまにしてみました!
 みんなで“アチイ…アチイ…”と言っているようにしか見えません。

画像で分かるとおり、キンギョソウの丸い莢(さや)の上部には、三つの穴が空いています。
三つ集まった図形が人の顔に見えるのは、
シミュラクラ現象という、
我々の脳の働きだそうです
(三ツ口コンセントが人の顔に見える、など)。

そして、造形から普段よく知ったパターンを思い浮かべる現象が、
パレイドリア現象、というのだとか
(月の表面にウサギが見える、など)。

正門前か実習棟前に、枯れたキンギョソウがまだあったら、
ドクロちゃんを探してみて下さい。

生き物LIVE(ツマグロヒョウモン)

花壇の中で、こんなサナギを見つけました ↓↓↓
(苦手なひとはこの後アップになっていくので注意!)



サナギながら、じたばた暴れています。
背中側の突起が金白色にキラキラ輝いています…↓↓↓

あっっ…! これよく実習棟で見るあれ…!!
自作基板のハンダ付けではないでしょうか!?


↑↑↑ そっくり!?(2年科学技術Bで製作した基板)


調べましたら、
ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)
というタテハチョウ科の蝶のサナギのようでした。
突起の金属光沢は、薄い透明な膜が数層重なっている構造になっており、
そこから体液が透けて見えると金属光沢を放つとのこと。
その光るトゲで外敵を威嚇しているか、
外敵の視界を攪乱させるステルスか、
また、枯れ葉の穴から漏れる光を擬態しているとも言われています。
自然界のデザインは面白いですね!

このチョウは、1980年代には近畿以西に分布していたようですが、
近年生息域を北上させ、
今では、関東北部でも普通に見られるようになったようです。

温暖化の影響がこんな所にも現れているのですね。

生き物LIVE(キンギョソウ)

5月の陽を浴びて、キンギョソウが校内に咲いています。



金魚のような形の可愛らしい花です。



英語圏ではSnapDragonと呼ばれているそうです。
直訳で『噛み付き竜』。
花をよく見ると、その意味がわかりますよ!



最近この花が、TVのバラエティなどで取り上げられているのを見ましたか。
花の後の、種の莢(さや)が…

ドクロの形をしているそうです!!


一説では魔除けとされているそうです。
どんな実がつくのか、
楽しみ!

生き物LIVE(巣立ちました)

昨日まで巣箱いっぱいだったシジュウカラですが、
今朝のモニターで見たら空っぽになっていました。
どうやら無事に巣立ったようです。



樹木に囲まれた清陵周辺で、
元気に羽ばたいていることでしょう。