学校活動の様子

「全国高校生農業アクション大賞」最高位の大賞を受賞!

 先日、食と農に関する課題研究に取り組む農業高校生を評価する「全国高校生農業アクション大賞」の最終審査会が東京都内で行われ、農業経営科畜産部で3年に渡って取り組んできた研究「地域と連携した持続可能な畜産への挑戦」が最高賞にあたる大賞に選ばれました!

 3年前の生徒らが「放牧牛の商品化や地域内流通」「家畜動物の防災・減災」など画期的なプランを提案し、全国から応募された87件の中から認定される15校に選ばれました。活動1年目には校内放牧場の整備だけにとどまらず、東日本大震災で緊急避難した牛に会うために福島県の牧場も訪ねました。

 2年目には、放牧牛の出荷から商品化までを実現し、「矢高放牧和牛ハンバーグ」の販売会やイベント開催を行い、学校放牧場を活用した地域内家畜動物の避難訓練まで行いました。

 そして、最終年度となる今年、放牧牛を健康的に肥育するための自家製飼料の改良や、2回目となる家畜動物避難訓練の内容をブラッシュアップ。こうした3年間の成果が認められ、15校の中から最終審査に進む6校に選出されていました。

 10月に行われた最終審査ではプレゼンテーションと質疑応答を行いました。審査委員長の教育評論家である尾木直樹先生より突っ込んだ質問があり、わかりやすく説明するのが大変だったり、他校のレベルの高さに圧倒されたものの、無事に大賞を受賞することができました。

 今後も引き続き地域の方々やJA・行政と連携し、研究内容を深めていきたいと思います!