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真岡工業高校NEWS
生産機械科 飛沫防止マウスシールド寄贈
本日11月10日(火)は昨日に引き続き、生産機械科3年生が課題研究で3Dプリンタを使用し製作したスマイルマスク(マウスシールド)を真岡市立中村中学校へ寄贈してまいりました。
中村中学校古澤校長と本校生徒
出身中学校のHR担任の先生方に使用して頂き、教育活動の一助になれればと思います。
生産機械科2年 「制御実習」 4週目
本日11月10日は生産機械科2年生において実習が行われました。今回は「制御実習」の4週目についてご紹介いたします。
過去の記事(7/21、7/28、8/4)でも取り上げましたが、制御実習の3週目までにPLCや制御実習装置の概要と、プログラミングコンソールの操作方法について学習しました。
今回からは、ランプの点灯に加え、コンベアの往復(工程回路)について学習します。コンベアの動作もランプと同じ「出力機器」になりますので、作業は前回と同じです。
まずは、PLCと制御実習装置の配線を行いました。
配線の様子
次に、以下のようなプログラムを作成し、コンベアの動作を確認します。
①ボタンを押すとコンベアが右行(左行)する。
②ボタンを押すとコンベアが右行(左行)し続け、右端(左端)で止まる。
③ボタンを押すとコンベアが右行し、右端に達すると左行し、左端で止まる。
コンベア動作の確認
②のプログラムを作成する過程において、一度の入力信号で動作を継続して行う「自己保持回路」について学びました。また、③は動作を順番に行う回路で「工程回路」と呼ばれており、次回はこの工程回路を応用してさらに複雑な制御を行います。
さて、次回は11月13日(金)に生産機械科1年生の工業技術基礎についてご紹介いたします。
生産機械科3年 材料計測実習 2週目
本日11/9(月)は生産機械科3年生で実習が行われました。
今回は「材料計測実習」2週目の様子をご紹介します。
2週目は金属組織の観察実習です。
身の回りで一般的に使われている鉄はただの鉄ではなく炭素が含まれています。
炭素の量に応じて、硬さや展延性(柔軟に延びる性質)などの性質が変わります。
今回はそんな鉄を顕微鏡で観察することで組織がどのようになっているのか自分の目で確かめる実習です。
顕微鏡で観察するには鋼材を切っただけでは凸凹が大きすぎます。
まずは目の粗い耐水ペーパー(紙ヤスリ)から順に目の細かい耐水ペーパーに切替えて研磨していきます。
1つの粗さだけでも10分以上は削らないとならないため、意外と重労働です。
耐水ペーパーでの研磨
耐水ペーパーの後は、研磨機を使用しての研磨です。
研磨機による研磨
研磨機による研磨の後、研磨材や鉄粉が付いているため流水で洗い流します。
洗浄したあとはよく水分を飛ばすためドライヤーで乾燥させます。
実習鋼材(左:研磨後、右:研磨前)
金属組織を観察するには、研磨した面を化学的に腐食させることで表面に組織の凹凸差をつくらなければいけません。
腐食させることをエッチングといいます。
今回は硝酸アルコールを使いエッチングしました。
エッチングが終わると遂に顕微鏡での観察です。
今回は残念ながら顕微鏡で覗いた様子を写真に収めることができなかったためお見せすることができませんが、インターネットで「金属組織」や「鋼材組織」と検索して頂ければ見ることができます。
顕微鏡での観察
次回は11/10(火)に生産機械科2年生の実習を紹介いたします。
生産機械科 飛沫防止マウスシールド寄贈
本日11月9日(月)は先日に引き続き、生産機械科3年生が課題研究で3Dプリンタを使用し製作したスマイルマスク(マウスシールド)を真岡市立真岡西中学校へ寄贈してまいりました。
真岡西中学校山中校長と本校生徒
出身中学校のHR担任の先生方に使用して頂き、教育活動の一助になれればと思います。
品質管理検定合格発表
生産機械科2年生が毎年9月に受検している品質管理検定の合格発表が先日行われました。
全国の合格率は、例年8割程度ですが、本校では97.5%という高い合格率を得ることができました。
今後は、3月に行われる品質管理検定に、さらに上位の級で合格することを目標に準備を進めていく予定です。
令和2年度 体育祭
総合準優勝 生産機械科
大縄跳び 障害物競走
台風の目 玉入れ
綱引き 学科対抗リレー
生産機械科 飛沫防止マウスシールド寄贈
生産機械科3年生が課題研究で3Dプリンタを使用し製作したスマイルマスク(マウスシールド)を寄贈してきました。
大内中学校根本校長と本校生徒
寄贈の様子は、11月8日(日)の下野新聞にも掲載して頂きました。製作に携わった生徒たちは、自分たちの出身中学校へ寄贈し、恩師の先生方に使っていただければと、改良を重ね製作活動に取り組んできました。今後も、真岡市内の5つの中学校へ寄贈する予定となっており、芳賀郡内の中学校へも連絡を取らせていただき配布できればと考えています。
生産機械科1年「電気」実習6週目
生産機械科工業技術基礎紹介
本日11/6(金)は生産機械科1年生で工業技術基礎が行われました。今回は「電気」実習6週目の様子をご紹介します。
「電気」実習の6週目では、5週目までに製作した自分のミニマイコンカーを使用してプログラミングの基礎やセンサの感度調整を行いました。
まず作ったばかりのミニマイコンカーとパソコンを接続して、プログラムが書き込めるかを確認しました。ミニマイコンカーとパソコンの接続はUSBケーブルを用いて行います。
接続の確認を行う様子
次に光センサの感度調整を行います。手をかざした際にセンサが反射光を感知し、センサと繋がっているLEDが点灯することを確認します。このときの調整が不十分だと、次の実習(制御・マイコン実習)でライントレース(白線を読み取りながら走行)が上手くいかなくなります。生徒は自分のマシンについている4つのセンサを慎重に調整していきます。
センサの感度を確認する様子
最終的に不具合が見つかれば、この実習中にハンダの付け直しなどの処置を行っていきます。
マシンを直す様子
完成したミニマイコンカー
以上が「電気」実習6週目の内容となります。
このミニマイコンカーを使用して制御・マイコン実習を行っていきます。
次回投稿は11/9(月)に生産機械科3年生の実習を紹介いたします。
生産機械科3年 材料計測実習 1週目
本日11/2(月)は生産機械科3年生で実習が行われました。
今回はいよいよ3年生実習最後のテーマとなります「材料計測実習」1週目の様子をご紹介します。
1週目はノギスとマイクロメータの測定です。
ノギスと外側マイクロメータを使用し、より正確に計測する実習を行いました。
ノギスは1/20mm(0.05mm)、外側マイクロメータは1/1000mm(0.001mm)単位で計測することができます。
始めはワークと呼ばれる計測材料で練習です。
練習後は鋼材の長さと太さを計測し、体積を求めることで質量を算出します。
このことを「間接測定」といいます。
また、実際に量りを使い質量を量ることを「直接測定」といいます。
質量を算出後、量りで直接測定を行い比較を行いました。
より正確に計測し、平均値を出すことで実際の質量に近づけることができます。
1、2gの誤差で求められる生徒もいました。
ノギス(左中) 外側マイクロメータ(右中)
鋼材(左下) ワーク(右下)
ノギスでの計測の様子
外側マイクロメータでの計測の様子
レポートに算出した様子
量りでの直接測定
次回は11/6(金)に生産機械科1年生の工業技術基礎を紹介いたします。
創立記念式典・カイゼン提案コンテスト表彰式が実施されました。
いよいよ11月がスタートしました。本日SHRと第1時限の時間に、石井豊同窓会長をお迎えして、創立記念式典が挙行されました。続いてカイゼン提案コンテストの入賞生徒・提案内容の紹介・講評が行われました。今年度は新型コロナウイルス感染症対策のため、放送での実施となりました。その後会議室にて、カイゼン提案コンテストの入賞生徒への賞状等の授与が実施されました。
今年度の最優秀賞は、建設科3年:小崎沙月さんの「学校案内板の設置」となりました。同窓会の皆様方をはじめ、ご支援ご声援ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
なお、今年度はコロナウィルス感染防止のためカイゼン提案の紹介は放送で行い、表彰式は受賞者のみ会議室で行いました。
生産機械科1年「電気」実習5週目
生産機械科工業技術基礎紹介
本日10/30(金)は生産機械科1年生で工業技術基礎が行われました。今回は「電気」実習5週目の様子をご紹介します。
「電気」実習の4週目までは、ミニマイコンカーに必要な電子部品のハンダ付け作業を行ってきましたが、5週目となる今回はミニマイコンカーを組み立てるところまで行います。
まずモーターと基板を繋ぐために、導線に予備ハンダを行います。導線に予めハンダを吸わせておくことにより、基板やモータに導線を繋ぐことが楽になります。
予備ハンダを行う様子
予備ハンダを行った導線とモータを繋いでいきます。
モータに導線を繋ぐ様子
続いて導線と基板を繋いでいきます。
基板とモータが繋がった様子
5週目の最後には、いままで作成したギヤボックス、基板、モータを組み上げてミニマイコンカーを完成させます。
完成したミニマイコンカー
以上が「電気」実習5週目の内容となります。
6週目ではマイコンカーの動作確認を行っていきます。
次回投稿は11/2(月)に生産機械科3年生の実習を紹介いたします。
生産機械科2年 溶接実習 6週目
生産機械科2年 実習紹介!
本日、10月27日(火)は生産機械科2年において実習が行われました。今回は「溶接実習」6週目についてご紹介いたします。
今週は、ガス・アーク溶接において接合した板材を試験機で引っ張り、溶接部の耐久性(引張強さ)を調べる実習を行いました。
溶接した板材
引張強さを調べる試験機(引張試験機)に板材を取り付けるときには、万力によって大きな力で挟みます。
引張試験機に板材を取り付ける様子
引張試験機によって縦方向に引っ張り、破断させます。
板材が破断した様子
引張試験機に引っ張られた板材が、破断するまでに耐えようとする力を引張強さといい、下図のようなメーターで最大の引張強さを求めます。
引張強さを測定する様子
下図は教員による手本の例ですが、上手に溶接されている板材は溶接部以外の部分が破断するため、材料本来の引張強さが計測されます。
破断後の板材
それぞれが溶接した板材の引張強さを求めて、結果を考察し、まとめました。
生徒が溶接し、試験を行った板材
次回は10月30日(金)生産機械科1年 工業技術基礎についてご紹介いたします。
生産機械科3年 機械仕上実習 4週目
本日10/26(月)は生産機械科3年生で実習が行われました。今回は「機械仕上実習」4週目の様子をご紹介します。
今回はホブ盤での歯切り加工を行った歯車に砥石を高速回転させて表面を削る平面研削機を使い、厚さと平面度を整えました。
研削とは「平面度・平行度」の精度を向上させる加工です。
余談ですが、「面粗度(めんそど)を向上させる、表面をなめらかにする。」加工は研磨といいます。
平面研削加工の様子
平面研削加工後
平面研削機もホブ盤と同様に全員が同時に行えないため、更に旋盤の練習も行いました。
前回は凸型の練習を行いましたが、今回は凹型の練習を行いました。
精度が出ている場合は、嵌め合わせて外す際に「キュポン!」といい音が鳴ります。
旋盤練習加工材(左:凹型、右:凸型)
嵌め合わせる様子
次回は10/27(火)に生産機械科2年生の実習を紹介いたします。
SSH授業研究会
SSH授業研究会
~本校も参加~
期 日 : 令和2年10月23日(金) 9:00~14:45
内 容 : 「SSH授業研究会」が栃木高校にて配信され、本校もプロジェクターを2カ所に設置するなどして多くの先生方が参加させていただきました。
今回の授業研究会を本校でも今後の参考にできればと考えています。生産機械科1年「電気」実習4週目
生産機械科工業技術基礎紹介
本日10/23(金)は生産機械科1年生で工業技術基礎が行われました。今回は「電気」実習の後半4週目の様子をご紹介します。
「電気」実習の1~3週目では、ギヤ比を学習しながらギヤボックスを組み立し、抵抗器の基礎とハンダ付けの技術を習得しました。
電気実習の後半からは基板を完成させ、マイコンカーを完成させる作業に入ります。
本日行った4週目では、ポリスイッチや電解コンデンサの基礎を学んだ上で、基板を台にセットしてそれぞれの部品をハンダ付けしました。
ポリスイッチと電解コンデンサの説明
実習に使用した道具
基板を台にセットして作業する様子
以上が「電気」実習4週目の内容となります。
次回投稿は10/26(月)に生産機械科3年生の実習を紹介いたします。
生産機械科2年 「溶接実習」5週目
生産機械科2年 実習紹介!
本日、10月20日(火)は生産機械科2年において実習が行われました。今回は「溶接実習」5週目についてご紹介いたします。
先週はアーク溶接の基礎知識や作業手順について学びました。今週はいよいよ溶接を行います。
まずは、安全に作業を行うために、エプロン・手袋・靴カバーを装着します。
アーク溶接用の装備
次に、タッピングやブラッシングと呼ばれるアークを発生させるための作業を練習しました。作業台に鉄板を乗せ、電流が流れている溶接棒で叩いてスパーク(火花)を発生させます。
鉄板と溶接棒の距離を一定に保ちながらアークを発生させます。この距離が近くても遠くてもアークが安定しません。
溶接後の鉄板にはスラグ(溶接部を空気から保護する膜)が固まっているので、ハンマで割り、ブラシで表面を整えます。
スラグを割る様子
スラグを取り除くと、下図のようになります。アーク溶接の溶接部はガス溶接と比較して、幅が広く、深いのが特徴です。
アーク溶接によって接合した部分
アーク溶接は5000℃を越える高温で接合するため、厚めの材料であっても接合することができます。
次回は10月23日(金)生産機械科1年 工業技術基礎についてご紹介いたします。
読書週間のイベントの実施について
10/27(火)~11/9(月)は、「読書週間」です。
読書週間とは、1947(昭和22)年に「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」と、出版社・取次会社・書店と公共図書館、そして新聞・放送のマスコミ機関も加わり、その年の11/17から第1回「読書週間」が開催されました。その時の反響が素晴らしく、第2回以降は現在の10/27~11/9と期間を定め、全国へと拡がっていきました。それから70年以上が経った今、「読書週間」は日本中に定着し、世界の中でも日本は「本を読む国民」の国となりました。(参考:「公益社団法人読書推進運動協議会」HP)
さて、今年は真工高でも読書週間のイベントを開催したいと思います。
題して「Do you know?真工高図書館」です!
クイズorミッションにチャレンジし、見事クリアしたら景品ゲット!
詳しい参加方法やルールについては、上の画像、または校内に掲示されているポスターを参照してください。
みなさんの挑戦を待っています!!!
生産機械科3年 機械仕上実習 3週目
本日10/19(月)は生産機械科3年生で実習が行われました。今回は「機械仕上実習」3週目の様子をご紹介します。
今回は前回までの実習で旋盤加工を行った材料に、いよいよホブ盤での歯切り加工を行いました。
ホブ盤はホブと呼ばれる刃物を使い材料を一定速度で回転させながら切削加工を行う機械です。
目的とした歯車を製作するために、歯車の直径と歯数に合わせてホブと材料の回転速度を設定します。
歯切り加工の様子
ホブ盤は全員が同時に行えないため、更に旋盤の練習も行いました。
今回は指定された寸法近づけ、誤差0mm ~ マイナス0.05mmを目標に練習を行いました。
旋盤加工の様子
次回は10/20(火)に生産機械科2年生の実習を紹介いたします。
生産機械科1年「制御・マイコン」実習6週目
生産機械科 工業技術基礎紹介
本日10/16(金)は生産機械科1年生で工業技術基礎が行われました。
「制御・マイコン」実習の6週目では、マイコンカーに搭載されているセンサを使用して白線を読み取りながらゴールを目指す「ライントレースプログラム」を学習していきます。生徒は2進数、10進数、16進数を学びながら、センサの様々な読み取りパターンに応じたモータの制御値を決めていきます。
ライントレースの仕組み
様々なセンサの読み取りパターン
コース全体の様子
最初は制御値を仮で設定して走らせますが、上手く動くことはほぼなく、白線に沿って首を振るような動作になってしまいます。プログラムを修正していくと同じコースでも白の上をスムーズに動くようになります。
S字カーブを曲がる様子
走行中のセンサの様子
最後の難所であるクランクではコースアウトするマシンが多数発生しました。どの生徒も「どうすればうまくいくか」を自分で考察していました。
クランクの様子
以上(全6周)が1年生工業技術基礎「制御・マイコン」の実習内容になります。
次回投稿は10/19(月)に生産機械科3年生の実習を紹介いたします。
「プログラミング学習」出前授業
出前授業「プログラミング学習」
~Basic言語を用いたロボット制御~ 電子科
期 日 : 令和2年10月12日(月) 13:30~15:20 真岡市立真岡中学校
内 容 : 「計測・制御のプログラミング」と題してBasic言語を利用した制御プロ
グラミングを学習することを目標とし、今回で2年目の出前授業を真岡市
立真岡中学校の中学3年生を対象に真岡市教育委員会の協力により「プロ
グラミング学習」を実施した。
実施にあたり、本校の電子研究部の7名がアドバイザーとなり、中学生
に楽しく、プログラミング的な考え方を中心に実践するなどサポートしな
がら中学生に丁寧に教える姿には好感が持てた。
プログラミング学習の様子
生産機械科2年 溶接実習 4週目
本日は生産機械科2年生において実習が行われました。今回は溶接実習の4週目についてご紹介いたします。
本日から3週に渡ってアーク溶接の内容を学習します。前半は復習を踏まえて、ガス溶接による鉄板の接合を行いました。
アーク溶接はガス溶接と比べてエネルギーが大きく、「高い温度」「深く、広い幅」で溶接を行うため、あらかじめ材料に加工を施します。ここでは「開先」と呼ばれる材料への加工を行いました。
開先を加工する様子
後半はアーク溶接の理論や、使用する機器の使い方について説明を受け、ノートをまとめて次回の予習を行いました。
説明を受ける様子
ノートをまとめる様子
今回はアーク溶接の理論について学びました。次週はいよいよアーク溶接を行います。
さて、次回は10月16日(金)生産機械科1年 工業技術基礎についてご紹介いたします。
生産機械科1年「制御・マイコン」実習5週目
生産機械科工業技術基礎紹介
本日10/9(金)は生産機械科1年生で工業技術基礎が行われました。
「制御・マイコン」実習の5週目では、直線と右カーブ・左カーブの混ざった複雑なコースを正確に走るようにモータの出力値を調整しながら何度もトライしていきます。
コース全体の様子
プログラム作成の様子
作成したプログラムの一部
最初は直線でもコースアウトしてしまうマシンが多く、直線を走らせる難しさを学びました。次の左カーブでも曲がりすぎや、大回りしてしまうマシンが多く、何度も繰り返しプログラムの修正行いました。マシンの置き方やスピード、モータの出力値など様々な条件を自ら考えて実習に望みました。
修正前の様子
修正後の様子
次回は光センサを用いてコースの白線を読み取りながら走るようにプログラミングを行います。
次回投稿は10/13(火)に生産機械科2年生の実習を紹介いたします。
卒業生より測定器を寄贈していただきました!
本校機械科第3回生にあたる大越秀夫様より、マイクロメータやシリンダーゲージ等の貴重な測定器を多数寄贈していただきました。
大きめのサイズから複雑な形状に用いる測定器も多くあり、学校の教育活動に大いに役立つものばかりです。授業や実習、資格試験の指導等に活用させていただきます。有難う御座いました!
生産機械科マウスシールド
生産機械科の3年生が課題研究で3Dプリンタを使用しスマイルマスク(マウスシールド)を設計・製作しました。
3D CADを使用し設計
3Dプリンタで製作
完成したマウスシールド(正面)
完成したマウスシールド(横)
校名と科名を印字
生産機械科3年生の出身中学校へ寄贈し、恩師の先生方に使っていただければと、生徒たちが考案し製作しました。今後、真岡市内の中学校へ連絡を取らせていただき配布できればと考えています。本校では、実習や教室での座学において、機械系の職員が活用しています。声がこもらず生徒への指示や説明がしやすく大変助かっています。
生産機械科1年「制御・マイコン」実習1~3週目
1年生工業技術基礎、「制御・マイコン」実習の1~3週目の様子をご紹介します。
「制御・マイコン」実習の前半(1~3週目)では、制御の基本を学ぶために有接点によるシーケンス制御を学習します。シーケンス実習装置と電磁リレーを用いて簡単なリレー回路を自分で組めるように学習していきます。
シーケンス実習装置
1週目ではa接点、b接点の動作について学んだ後、各接点を使用したパイロットランプの点灯回路を作成します。写真はボタンを押すと緑色と橙色のパイロットランプが点灯している様子です。
パイロットランプが点灯する様子
2週目では電磁リレーの動作について学んだ後、電磁リレーを使用したパイロットランプの点灯回路を作成します。電磁リレーを使用すると複数の動作を1度で制御することができます。回路が複雑になるほど混乱する生徒が多いため、指さし確認を行いながら図面をみて上から順番に回路を組むよう指導していきます。
電磁リレー内部の説明
電磁リレーを使用した回路
3週目では電磁リレーを使用した自己保持回路とインタロック回路について学びます。どちらも家電製品や工場などの生産機械には欠かすことの出来ない回路です。これらを組み合わせて動作に優先度をつけることで、「扉が開いている間は操作できない」等の複雑な回路を作ることができ、ヒューマンエラーや事故を未然に防止することにつながります。
自己保持回路の例題
インタロック回路の例題
電磁リレーを2個用いた配線の様子
3週目になると生徒は自分で回路を考え、難しい回路も配線できるようになります。
以上が「制御・マイコン」実習前半(1~3週目)の内容です。
後半では「電気」実習で製作したミニマイコンカーを制御していきます。
生産機械科1年「制御・マイコン」実習4週目
生産機械科工業技術基礎紹介
本日10/2(金)は生産機械科1年生で工業技術基礎が行われました。今回から各テーマ後半の内容に入っていきます。今回は「制御・マイコン」実習の4週目の様子をご紹介します。
「制御・マイコン」実習の前半(1~3週目)では、制御の基本を学ぶために有接点によるシーケンス制御を学習しました。後半では別の実習室に移動し、「電気」実習で製作したミニマイコンカーの制御を学習します。※後半実習を行う部屋では感染症飛沫防止の為の生徒間にパーテーションを取り付けています。
内容説明の様子
製作したミニマイコンカー
初回の班はローテーションの関係上、自分の身にマイコンカーが完成していないため先輩が製作したミニマイコンカーを用いて学習を行いました。まず初めにミニマイコンカーの各部名称及び機能と、プログラムの学習を行います。
各部名称の説明
プログラムの構成を学んだところで、実際にコース上(直線1M)を走らせて動作確認を行います。同じように作られたマシンでも同じ動作はしないため、1台1台の特徴に合わせコースアウトしないよう左右のモータ出力を調整していきます。
コースを走らせる様子①
コースを走らせる様子②
調整の上手な生徒や、左右モータの差が少ないマシンは2M直線までクリアすることが出来ました。試行錯誤しながら微調整を繰り返す様子を見ることが出来ました。
次回投稿は10/9(金)に生産機械科1年生の工業技術基礎を紹介いたします。
生産機械科2年 MC実習 3週目
本日9/29(火)は生産機械科2年生で実習が行われました。今回は「MC実習」3週目の様子をご紹介します。
今回は過去の実習で学んだ内容を応用して、真円を切削するプログラムについて学習しました。
下図のように切削を始める位置によってプログラムが変化することを確認しながら、プログラムを検討しました。
プログラムの説明
次に、円弧と真円を組み合わせて、下図のような図形のプログラムについて検討しました。前回の内容も含まれている課題ですので、生徒も前回の実習報告書(実習ノート)を見て、思い出しながら取り組みました。
円弧と真円を応用した課題
3週目ということもあり、パソコンの使い方や、プログラム言語にも慣れてきた様子でした。
後半に行うMC実習(3週)では生徒が自ら考えたデザインをアルミ二ウムの板材に切削します。
プログラムを考える様子
次回は10/2(金)に生産機械科1年の工業技術基礎についてご紹介します。
生産機械科3年 機械仕上実習 2週目
生産機械科3年 実習紹介
本日9/28(月)は生産機械科3年生で実習が行われました。今回は「機械仕上実習」2週目の様子をご紹介します。
前回の実習で外径切削を行った材料をひっくり返し、裏側に段をつける端面切削を行いました。
端面切削の後に角を少し丸めるために面取りという加工を行いますが、どうしてもバリがでるため前回穴をあけたところに更にリーマという仕上加工を行います。
端面切削の様子
リーマをかける様子
今回は旋盤の他に、フライス盤の実習も行いました。
フライス盤は、エンドミルをいう刃を回転させ材料に押し当てることで、削り加工をする機械です。
金属の角材を六面削る練習を行いました。
フライス盤加工の様子
次回は9/29(火)に生産機械科2年生の実習を紹介いたします。
生産機械科1年「電気」実習3週目
生産機械科工業技術基礎紹介
本日9/25(金)は生産機械科1年生で工業技術基礎が行われました。今回は「電気」実習の3週目の様子をご紹介します。
「電気」実習の3週目では、前回抵抗器をハンダ付けした基板を用いて、更にコンデンサ等別の電子部品をハンダ付けしていきます。前回に引き続き、高温となるハンダ小手の取り扱いに注意しながら、細かい作業に集中して取り組んでいきます。
作業説明の様子
最初に電子部品を仮止めした基板を暖め、そこにハンダを溶かして落とすと仕上がり良くハンダ付けが出来ます。生徒は何度も失敗しながらハンダ付けの技術を学んでいました。
ハンダ付けを行う様子
今回取り付けた部品
ここまでが「電気」実習前半の内容となります。
後半では「制御・マイコン」実習において、作成したマイコンカーを制御していきます。
次回投稿は9/28(月)に生産機械科3年生の実習を紹介いたします。
キャリア形成支援事業【建設科】
10月17日(木)、本校を会場にキャリア形成支援事業を実施しました。
今年度は『専門工事業の理解』をテーマに、5業種の技術者の方々を招き、班ごとの体験活動をさせていただきました。
全員がそれぞれの分野の仕事を体験し、専門工事の魅力と職人の方々の技術を身近に感じることができた充実した活動となりました。
【参加業者】
・株式会社大勝建設:足場工事
・株式会社英和技研:左官工事
・長谷川建設株式会社:型枠工事
・株式会社カネダ:鉄筋工事
・株式会社大場工業:鉄筋工事
・株式会社石野内装:内装工事
【生徒のコメント】
今回、私達はこの「キャリア形成支援事業」を通して、職人さんのすばらしさや、仕事の大変さ、そして上手に出来たときの「やりがい」や「楽しさ」を感じることができました。この体験を活かし、学校生活や今後の就職活動に励んでいきたいと思います。
建設科2年 蓬田大輝
技術者倫理・安全教育講話
令和2年9月18日(金)1~3時限目を用いて、建設科1年生を対象に「技術者倫理・安全教育」を実施しました。
工業の世界を目指すものにとって大切な倫理観や安全に対する意識の向上を促しました。自らの考えを深め、他者の意見を聞く場面もあり、有意義な時間となりました。
生産機械科1年「電気」実習2週目
生産機械科工業技術基礎紹介
本日9/18(金)は生産機械科1年生で工業技術基礎が行われました。今回は「電気」実習の2週目の様子をご紹介します。
「電気」実習の2週目である今回は、ミニマイコンカーを制御するために必要な基板を用いて、抵抗器の基礎的な知識とハンダ付けの技術を学びます。抵抗器は様々な種類があり、カラーコードと呼ばれる色で抵抗値を判断します。すべて覚えるのは大変ですが電子機器には欠かすことの出来ない要素のため、しっかりと学んでいきます。
抵抗器の基礎知識について
抵抗器の基礎を学んだところで実際にマイコンカーの基板に抵抗器を取り付けます。とても細かい作業なので、ハンダこてでハンダを溶かしながら慎重に行っていきます。今回の実習で初めてハンダこてを使用する生徒も多く、火傷をしないように十分注意しながら作業を行いました。
ハンダ付けを行う様子
3週目では完成したギヤボックスと基盤を用いてマイコンカーを仕上げていきます。
次回投稿は9/25(金)に生産機械科1年生の実習を紹介いたします。
生産機械科3年 自動制御実習 4週目
本日は生産機械科3年「自動制御実習」の4週目についてご紹介します。この実習では、「PLCを用いたシーケンス制御」と「ロボットアームの制御」について1つの班が2手に分かれて実習を行いました。
今回はロボットアームの制御についてご紹介いたします。本校の生産機械科では、EPSON製のロボットアームを用いて実習を行います。
下図のようにポイントをいくつか設定し、順番にポイントからポイントへ移動する「PTP制御」(Point to Point 制御)という制御方法を用います。
PTP制御について
ロボットアームを駆動させる6つの軸の動きを考えながら、ポイントを設定していきます。今回は下図のように、ロボットアームを用いて、ワーク(材料)を台の上からコンベアへと移動させるためのポイントを考え、プログラムしました。
今回指示するポイントについて
ロボットアームやコンベアなどの生産機械を自ら制御することによって、生産システムの自動化について理解を深めた様子でした。
ロボットアームの軸について検討する様子
飛沫防止パーテーション贈呈式(益子中)
9月15日、益子中学校で飛沫防止パーテーション贈呈式が行われ、益子中学校卒業の建設科3年 青木君、小崎さん、片岡さん、林さんが参加し、製作したパーテーション7個を贈呈してきました。
益子中学校の校長先生や恩師からはとても感謝され、生徒達は製作した手順や近況を報告してきました。
また、真岡新聞社からの取材もあり、生徒それぞれがパーテーション製作についての思いを語っていました。
益子中の先生方との集合写真 生徒代表あいさつの様子
益子中学校長からのお礼の様子 真岡新聞社の取材の様子
飛沫防止パーテーション寄贈(益子特別支援学校、物部中)
9月8日に益子特別支援学校に建設研究部の 建設科3年 平賀君と峰岸君 が飛沫防止パーテーション21個寄贈してきました。生徒の活動で対面する機会が多くあるので、とても役立つと感謝されていました。
また、9月10日には、物部中学校卒業の 建設科3年 藤田君と横田君 が飛沫防止パーテーション8個を寄贈してきました。校長室でも来校者と対面するときに実際に活用されており、安心感があり、とても役立つと感謝され、生徒達も寄贈できて満足していました。
寄贈の様子(益子特別支援学校) 説明の様子
寄贈の様子(物部中) 寄贈するときに校長室で使用している様子
生産機械科2年 MC実習 2週目
本日は生産機械科2年「MC実習」の2週目についてご紹介いたします。
先週はマシニングセンタについての説明と、板の中央に穴を開けるプログラムについて学習しました。
今回は下図の説明のように円弧の形に切削するための指令を用いてプログラムを作成しました。
円弧補間の説明
指令の書式の説明を受けたあと、下図のように削りたい形状から座標を取っていきます。自由な形を切削する場合には、方眼紙などを用いて作図し、座標を取ることもありますが、今回は練習として、与えられた課題について座標を取りました。
座標を取っていく様子
下図のように指令・座標・円弧の半径などの条件をプログラムします。
プログラムの様子
下図は、シュミレーションソフトによる、プログラムのシュミレーションです。正しいプログラムであれば、課題の形と同じように切削のシュミレーションをすることができます。
シュミレーションの様子
次週は今回の内容を応用して「真円」(しんえん)のプログラムについて学習していきます。
次回は9/18(金)に 生産機械科1年 工業技術基礎についてご紹介いたします。
生産機械科3年 機械仕上実習 1週目
生産機械科3年 実習紹介
本日9/14(月)は生産機械科3年生で実習が行われました。今回は「機械制御実習」1週目の様子をご紹介します。
2年生までの機械仕上実習では「旋盤」のみを用いた実習でしたが、3年生では「フライス盤」「ホブ盤」などの工作機械も用いた歯車加工の実習です。
歯車では始めに「モジュール」と言われる歯の大きさや歯の数を決め、そこから「基準円」と言われるピッチ円直径や、歯の山である歯先円直径、歯の谷である歯底円直径を計算します。
計算で求めた数字を基に、材料を旋盤で削り出していきます。ここまでは2年生で習った「外径切削」の復習です。
外径切削の次はセンターにΦ20mmのをあけるため、下穴のセンタードリルから徐々にドリルの径を大きくしていきます。
ドリル径を大きくすると切削抵抗が増えるため、回転速度を遅くしていきます。
旋盤加工の様子
次回は9/15(火)に生産機械科2年生の実習を紹介いたします。
生産機械科1年「電気」実習1週目
生産機械科工業技術基礎紹介
本日9/11(金)は生産機械科1年生で工業技術基礎が行われました。今回は「電気」実習の1週目の様子をご紹介します。
この実習ではミニマイコンカーを製作しながら、モータとギヤの関係、ハンダ付けなどの電気機器組立に必要な技術・知識を習得していきます。1週目である今回は、ミニマイコンカー製作キット中のギヤボックス製作キットを使用してモータとギヤの関係について学びながらギヤボックスを組み立てていきます。
ギヤボックス製作キット
モータとギヤの関係
ギヤボックスの組立は細かい作業になりますが、生徒は集中して取り組んでいました。完成したギヤボックスはモータが2個接続でき、左右の軸をそれぞれ別々に回転させることができるというものです。このギヤボックスを使用して、ミニマイコンカーを製作していきます。
組み立てている様子
完成したギヤボックス
2週目ではミニマイコンカーの基盤に抵抗やコンデンサなどをハンダ付けしていく作業を行います。
次回投稿は9/14(月)に生産機械科3年生の実習を紹介いたします。
生産機械科2年 「MC実習」1週目
本日は生産機械科2年生の「実習」から「MC実習」の1週目についてご紹介します。
「MC実習」のMCとは「マシニングセンタ」の略称で、回転する切削工具を用いて材料を切削する工作機械のことを指します。似たような工作機械にフライス盤というものがありますが、マシニングセンタは以下の3点についてフライス盤と異なります。
1 使用する切削工具の交換を自動で行う。
2 切削工程をプログラムすることで自動で切削を行う。
3 閉鎖された空間で自動切削を行うので周囲を汚さない。
このようにプログラムによって自動で切削加工を行うことができるため、同じ部品をいくつか作成したい時や、複雑な形の部品などの加工に適しています。
マシニングセンタ
今回の実習では、板材の中央に穴を開けることを想定したプログラムを作成しました。まずは、板材の寸法から、穴の位置を計算によって求めます。この時に、原点の位置によってX軸-Y軸における数値が変わってくるので、原点からの距離をよく考えながら作業を行いました。
板材の簡単な図面
計算を元に考えた座標をプログラムにして入力します。
プログラムを作成する様子
次週のMC実習では、直線や円弧などの「図形」を形取ることを想定したプログラムについて学習していきます。
さて、次回は9月11日(金)生産機械科1年 工業技術基礎について紹介します。
建設業仕事説明会
令和2年度 建設業仕事説明会を実施しました!!
令和2年9月4日(金)、栃木県建設業協会芳賀支部主催の建設業仕事説明会が建設科1年生および保護者の方(希望者23名参加)を対象に実施されました。
建設業協会芳賀支部 理事河原恵治 様 のご挨拶に始まり、土木の仕事について 松栄建設株式会社 茅嶋利夫 様 より、建築の仕事について 大瀧建設株式会社 大瀧武志 様 より講話をいただきました。現場の一線で働く方の貴重な話を聞くことができ、建設業の魅力、資格の重要性、今学ぶことの大切さ、そして仕事の大変さなどを知り、関心を高めるとともに理解を深めることができました。
生産機械科1年「板金・溶接作業」3週目
生産機械科工業技術基礎紹介
本日9/4(金)は生産機械科1年生で工業技術基礎が行われました。今回は「板金・溶接作業」実習の3週目の様子をご紹介します。
今回は前回に引き続き、ペン立てを作成するためのイニシャルと外形の仕上げを行っていきます。生徒はバリや突起が残らないよう、手触りが滑らかになるまで何度もヤスリで削っていきます。
金ヤスリで削る様子①
金ヤスリで削る様子②
コツを掴んでくるとあまり力を入れなくても金属が削れるようになっていきます。こうして生徒達は物作りの技術を身につけていきます。
完成したイニシャル
完成したイニシャルと他3枚の板は「板金・溶接作業」実習の後半で実際に溶接を行い、自分だけのペン立てへと組み上げていきます。
次回は9/8(火)に生産機械科2年生の実習を紹介いたします。
飛沫防止パーテーション贈呈式
のざわ特別支援学校の久保田幹雄校長先生が来校し、本校校長室で飛沫防止パーテーションの贈呈式が行われました。
建設科3年の田川君と吉澤君が出席し、「人に役立つものづくりができて良かった。コロナ感染予防のパーテーションを一つ一つ丁寧に作ったので大切に使ってもらいたい。」と報告していました。
また、久保田校長先生からは、「高校生の力はすごい。大切に使わせていたたぎたい。」と感謝の意を頂きました。
飛沫防止パーテーション寄贈(七井中)
建設科3年生の岩崎君と齋藤君(七井中出身)が、七井中に訪問し、飛沫防止パーテーションを寄贈してきました。
母校に貢献できて、生徒は嬉しそうでした。
第2学期が始まりました。
新型コロナ感染症対策として、第1学期終業式と同様に、放送による実施となりました。
校長先生からは、新型コロナ感染症対策を継続しながら、その中で工夫をしながら充実した学校行事・生活を送り、「ピンチをチャンスに変える2学期」にすることを教示され、各学年ごとの努力目標を提示されました。
各自が充実した2学期を送ることを期待しています。
生産機械科3年 CAD実習 4週目
本日は昨日に引き続き生産機械科3年生の「実習」から「CAD実習」の4週目についてご紹介します。
前回からSolid Worksというソフトを使用して3次元のCADについて学んでいますが、今週は前時の復習をした後、投影図作成、アセンブリ(組立)の使用方法を学び、文字彫刻や着色について学んでいきます。
まずは前の時間の復習です。操作方法の確認をしながら、丁寧に描いていきます。
前回の課題を作成
作成した図面を投影図に変換してみます。
必要な寸法を書き込み完成
缶とフタ、ボルト・ナット・座金をそれぞれ描き、アセンブリ(組立)してみます。
缶とフタ
上図の缶とフタをアセンブリ
ボルト・ナット・座金
ボルト・ナット・座金をアセンブリ
新たな課題にも取り組みました。
課題完成図
球体を作成し、文字を彫刻・着色もしました。
球体完成図
CAD実習では、Auto CAD・Solid Worksの2種類のソフトを使用して、それぞれの特徴を体験しながら学ぶことができ、将来企業においてどんなソフトを使用していても柔軟に対応できる基礎知識を身につけることができます。また、ドラフターを使用した手描きの図面の大切さについてもCADを操作することで実感できたようです。
コンピュータの苦手な生徒も、最初は難色を示していましたが、実習を終える頃には「もっと描きたい」と言ってくれます。何事も「食わず嫌い」より「まずやってみる」精神で臨んでほしいものです。
さて、9月1日(火)よりいよいよ2学期が始まります。生産機械科の次回の実習は9/4(金)に生産機械科1年の工業技術基礎が行われる予定です。
生産機械科3年 CAD実習 3週目
本日は先週に引き続き生産機械科3年生の「実習」から「CAD実習」の3週目についてご紹介します。
1・2週目は、Auto CADを使用しての実習について紹介しましたが、今回からはSolid Worksというソフトを使用して3次元のCADについて学んでいきます。
前回までとは違い、原点からまず平面に角または丸を描き、これを立体にしていきます。下図手前右側が平面に正方形を描いた様子です。これを左のように立体に仕上げます。
直方体を作成している様子
材質も指定することができます。
完成した立方体
完成した立方体から、不要な部分を切りとっていきます。
作成部品の途中経過
円筒形の部品
Solid Worksを使用しての図面作成では、前回までの2次元の製図との違いを感じながら、それぞれの利点と欠点について学ぶことができます。
さて、次回は明日8/25(火)に生産機械科3年の「CAD実習」4週目について紹介します。
生産機械科3年 CAD実習 2週目
本日は昨日に引き続き生産機械科3年生の「実習」から「CAD実習」の2週目についてご紹介します。
1週目の前回は、座標の取り方や直線、線種の変更など簡単なコマンドについて学び、実際に投影図を描きましたが、2週目の今回は、円や角丸め、寸法記入などのコマンドについて学んでいきます。
教示用ディスプレイやテキストを使用して要点をまとめ、
テキスト等を使用して要点をまとめている様子
構築線をひき図面を作成していきます。
コマンドを使用して練習している様子
2週にわたって学んだ多くのコマンドを駆使し、投影図を完成させました。
投影図完成
Auto CADを使用しての図面作成をとおし、コンピュータを使用することの利点と欠点についても生徒達は考える機会を持ちました。次回は別のソフトを使用してCADの実習を行います。
さて、次回は明日8/24(月)に生産機械科3年の「CAD実習」3週目について紹介します。
生産機械科3年 CAD実習 1週目
本日は生産機械科3年生の「実習」から「CAD実習」の1週目についてご紹介します。
CAD実習は、1年次から3年間座学で学んできた「製図」の知識を生かし、コンピュータを使用して図面を作成する実習です。CADとは、Computer Aided Design(コンピュータ 支援 設計)の頭文字C・A・Dであらわされ、多くの企業で製品の設計・開発に使用されるものです。
生産機械科3年の実習では、このCADを2種類のソフトを使用して学んでいきます。
1週目の今回は、Auto CADを使用して2次元の図面の作成を学びます。
テキストを使用して要点をまとめている様子
作図をするにあたっていくつものコマンド(命令)をCADを操作しながら学んでいきます。
コマンドを使用して練習している様子
一通りのコマンドを学んだ後は、実際に投影図を作成してみます。
投影図の製作途中と完成図
CADを使用することで、手描きの図面との時間的な差や座学で学んだ製図の基本的ルールの大切さについて身をもって体験していました。
さて、次回は明日8/21(金)に生産機械科3年の「CAD実習」2週目について紹介します。
生産機械科2年 機械仕上実習 3週目
本日は生産機械科2年生の「実習」から「機械仕上実習」の3週目についてご紹介します。
機械仕上実習の3週目は、いよいよ製品の仕上げを行う工程になります。図面通りの寸法が出せるように丁寧に加工を行います。特に今回、加工する部分は図面上では細かな精度が要求される部分になります。
仕上げ加工の様子
最後に旋盤で切削した材料には角(かど)やバリがでることが多く、これらによって手を切ったり、他の製品を傷付けてしまう可能性もあるため、「面取り」という加工を行い、角やバリを取っていきます。
面取りの様子
旋盤は材料を単純に丸く加工するだけではなく、前回のテーパ加工や格子の模様を彫る加工など様々な加工法がある、奥が深い工作機械です。2学期、3学期には旋盤で、「ねじ」を切って部品同士を組み合わせます。
さて、次回は明日8/20(木)に生産機械科3年の「CAD実習」について紹介します。
生産機械科2年 機械仕上実習 2週目
生産機械科2年 実習紹介
本日は生産機械科2年生の「実習」から「機械仕上実習」の2週目についてご紹介します。
機械仕上実習の2週目では「テーパ加工」と呼ばれる加工を行いました。このテーパ加工によって切削を行うことで、円柱の材料の一部を下図の説明にあるような円錐台にすることができます。
テーパ加工の説明
テーパ加工を行うためには、テーパ比と呼ばれる長辺・短辺・長さによる比率を求め、テーパ角と呼ばれる角度を算出します。このテーパ角の角度だけ、刃物台に角度をつけて切削を行います。
刃物台に角度をつける様子
角度をつけた刃物台
角度をつけた刃物台(拡大)
テーパ加工の様子
さて、次回は明日8/19(水)に今回の続きとして生産機械科2年の「機械仕上実習 3週目」について紹介します。
令和 6 年度の電気電子研究委員会に
おいて、今年度も真岡工業高校が事
務局となります。
よろしくお願いいたします。