R5 トピックス

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寄宿舎「生活体験拡大外出」

 寄宿舎では普段の寄宿舎生活では経験できない様々なことを経験することを目的とした「生活体験拡大外出」を実施しています。

 中学部・高等部の男子舎生は11月20日(月)と12月6日(水)それぞれスクールバスを利用してJR宇都宮駅周辺に外出しました。LRTの見学や生活用品の買い物、自分で注文しての食事や電子マネーを使った会計等、事前学習を活かして「やりたかったこと」に挑戦することができました。

   

 また、1月9日(火)には小・中学部2名の舎生が城山地区地域内交通「城山孝子号」を使って鹿沼市街に外出しました。老舗の箒店で伝統的な鹿沼箒の実物に触れたり、鹿沼の新名物のシウマイを美味しく食べたりして、地域の名産に触れる貴重な体験をすることができました。

 

令和5年度第3学期始業式

 1月9日(火)、第3学期始業式が実施されました。

 校長先生からは、「卒業生が9週間、在校生が11週間の授業日があるので、まとめの重要な期間の学習を大切に進めてください。」と講話がありました。幼児児童生徒の皆さん、それぞれの目標に向かって3学期も頑張りましょう。

令和5年度第2学期終業式及び表彰伝達式

 12月25日(月)、令和5年度第2学期終業式と表彰伝達式が行われました。

 表彰伝達式では、栃木県障害者スポーツ大会、栃木県学生音楽コンクール、関東地区盲学校卓球大会、校内点字競技会に参加し、入賞した児童生徒が校長先生から賞状等の伝達を受けました。全幼児児童生徒、教職員から大きな拍手を受け、誇らしげな表情を浮かべていました。

 校長先生からは、2学期の行事の振り返りと辰年となる3学期も頑張りましょうとの話がありました。

国際医療福祉大学 視覚リハビリテーション実習受け入れ

 12月22日(金)、「将来ロービジョン・ケアに携わる専門家チームの一員としての視点を醸成する」ことを目的とし、国際医療福祉大学保健医療学部視機能療法学科の学生48名が来校し、見学実習をしました。

 学校の概要について説明を聞いた後、4班に分かれて理療科について、視覚障害に特化したICT機器について、STT体験、点字図書についての見学や体験を行いました。

 参加した学生の皆さんはメモを取りながら熱心に参加していました。将来の視能訓練士としての御活躍を期待しています

 

 

 

 

第3回避難訓練(火災)を行いました

 12月13日(水)、宇都宮市消防局西消防署城山分署員の立ち合いの下、学校の食堂から火災が発生したとの想定で避難訓練をしました。火災発生の放送を受け、幼児・児童・生徒の皆さんは事前学習で学んだことを活かし、慌てることなく迅速かつ安全に避難することができました。避難訓練後の煙体験では、煙体験ボックス内で口をハンカチでおさえ、低い姿勢で身を守りながら歩くことができました。日頃の避難訓練の成果を十分に発揮し、実践的な避難訓練となりました。

天才てれびくん再放送のお知らせ【12月25日(月)17:35~18:00】

『天才てれびくん』▽盲学校の中学生と演奏会SP 再放送のお知らせです。

 12月25日(月)17:35~18:00 NHK・Eテレ

 夏休みに本校や宇都宮市内で撮影されたものです。

 中学部生徒2名とてれび戦士2名が協力して素敵な歌詞を作り、曲を完成させました。

 10月の放送を見逃してしまった方、もう一度見てみたい方、お楽しみに・・・。

宇都宮青葉高等学園にリサイクル点字コースターを納品しました

 点字用紙は一度使用すると点字用紙として再利用はできません。中学部と高等部の作業班では、この使用済みの点字用紙を使って、「リサイクル点字コースター」を作っています。コースターには点字の凹凸があるので、コップの結露がコースターに付きにくく好評です。

 このリサイクル点字コースターを、栃木県立特別支援学校宇都宮青葉高等学園のコミュニティショップ「きょうの森」へ納入することになりました。12月8日に、本校の地域連携教員からショップを担当する生徒へ直接手渡しをしました。

 おいしいパンと飲み物をいただきながら、よかったらコースターにある点字に触れてみてください。レジの横にも置いてあります。

 「きょうの森」の営業日時は、火曜日から金曜日11:20~14:50です。(ラストオーダーは14:30)

  

幼小部・中学部 陶芸教室

 陶芸家の林香君先生と、以前本校に勤務されていた五味渕一彦先生にお越しいただき、毎年恒例の陶芸教室が行われました。今年度は中学部も参加しました。

 自分の好きな色の粘土を何種類か組み合わせて、丸めたり混ぜたりしながら(練りこみという技法)、次第に平らなお皿にしていきました。子どもたちは、粘土の感触を楽しみながら、楽しく活動していました。

 完成したお皿をイメージして、一人ひとりタイトルを考えました。「フルーツまぜまぜ」「アース(地球)」「カラフル雪ダルマ」などユニークな名前のお皿が完成しました。

  

  

「フラワーアレンジメント教室」を行いました。

 12月11日(月)、日本フラワーデザイナー協会栃木県支部の方を講師に招き、高等部家庭総合・専攻科生活技術の授業で、「フラワーアレンジメント教室」を行いました。

 この企画は、日本フラワーデザイナー協会が、全国の盲学校等の生徒にお花に触れて、お花のすばらしさを知ってもらうことを目的に行われている「花の宅配便事業」によるものです。本校では、4年ぶりの実施となりました。ほとんどの生徒がフラワーアレンジメントは初めてでしたが、丁寧なアドバイスを受けながら、枝や花をどの位置にどの向きに入れるか工夫しながら楽しそうに行っていました。材料は同じでもそれぞれの個性が感じられる素敵な作品が完成しました。生徒から、「とても楽しかった。」「花に触れていやされた。」「貴重な経験になった。」などの感想がありました。

  

第2学期高等部校外学習

 12月6日(水)JR宇都宮駅東口方面への校外学習が行われました。

 夜から降り出した雨もあがり、久しぶりの校外での楽しい行事に花を添えてくれました。

 今年の夏に開業したLRTの乗車は、生徒全員が初体験で、事前学習でも期待が大きく膨らんでいました。車両は、黄色と黒のコントラストでとても素敵でした。

 ベルモールでは、コーヒーショップで言い慣れない「フラペチーノ」の言葉を何度も練習して緊張しながら注文しました。初めて味わったキャラメルフラペチーノや抹茶フラペチーノは、「おいしー!!」と、叫ぶような感想でした。

 昼食には、ラーメンやハンバーガーなどを食べ、どの生徒からも幸せそうな笑顔がこぼれていました。

                      

薬物乱用防止教室

 11月30日(木)、薬物乱用防止教室が実施されました。講師は学校薬剤師の野山先生です。覚せい剤などの違法薬物、病院で処方された薬や薬局で購入した薬の正しい飲み方、最近ニュースにもなっている大麻グミについてのお話を伺いました。覚せい剤や大麻草、大麻グミに似ている教材を準備していただき、見た目や感触の確認を行いました。また、胃薬や鉄剤を使用した実験も行い有意義な時間となりました。

胃薬をオレンジジュースで飲むと、たくさんの泡が出ます。 錠剤を緑茶で飲むと黒い沈殿物ができます。

 

第2回保護者会

 12月4日(月)第2回保護者会を実施しました。

 全体会では、「評価の前後期制への移行について」と「本校の視覚障害教育の専門性向上への取り組みについて」学校から説明しました。アンケートでは「丁寧で分かりやすい説明だった。」や「先生方の取り組みを知る良い機会となった。」などの感想をいただきました。また、授業参観では「実際に授業を見学し、学習の様子が分かって良かった。」という主旨の感想が多く寄せられました。

教職員研修 視覚障害者スポーツの理解「円周走」

 視覚障害者スポーツ理解の一環として、12月4日(月)に教職員を対象とした円周走の体験を行いました。アイマスクをして準備体操をし、円周走についての説明を聞いた後、2グループに分かれて、持ち手のついた8mのロープを片手で引っ張りながら持ち、一人半周25mずつリレー形式で走りました。初めて円周走を体験する教職員も多くいましたが、ロープの張り具合に気を付け、お互い声を掛け合いながら、楽しみながらの研修となりました。実際に体験することで、教職員の視覚障害者スポーツの理解が深まったのではないかと思います。

 

ALT訪問

 12月1日(金)に鹿沼高校より、外国語指導助手(ALT)のプレストン・チャールズ P先生が来校しました。

<小学部>

〇内山学級

  はじめに自己紹介をし、好きなアニメや動物などについて英語で上手に伝えることができました。それから、今の季節にぴったりの「We Wish You A Merry Christmas」をみんなで歌いました。最後のUNO(ウノ)ゲームでは、自分が出したカードについて「Red 7」などと色と数字を英語で正確に伝えることができました。白熱した戦いとなり、終始、盛り上がりました。

 

<中学部>

〇福田・矢野学級

 はじめの自己紹介では、英語でチャールズ先生に自分のことを伝えられると、生徒たちは笑顔になりました。次に、音楽の授業で学習した数字の歌をチャールズ先生と歌いました。みんなで数を唱えながら輪になって踊り、一体感を感じることができました。最後は、「left」「right」などチャールズ先生の指示を聞いてモグラたたきをしました。見事にモグラをたたくことができると、みんなで拍手をして喜びました。

 

<高等部>

〇専攻科 保健理療科1年

 医学英語の授業で使用している教科書「鍼灸マッサージ師のための英会話ハンドブック」で学習した表現を使い、入室時にチャールズ先生を案内しました。

 自己紹介、ALTへの質問、テーマトーク、「坊主めくり」の活動を行いました。自己紹介では、自分のことをどのように呼んでほしいか伝えました。各活動をとおして、チャールズ先生の言葉を聞き取ったり、伝えたいことを英語で表現したりしました。最初はとても緊張していましたが、時間が進むにつれて笑顔でやりとりができるようになりました。

 

〇普通科 1年1組 2年2組 3年1組 3年2組

 チャールズ先生に、アメリカでの授業の始めと終わりの挨拶の仕方を教えてもらい、みんなで声に出して言いました。

 坊主めくりのルールを簡単にした「milk, lemon, chicken」というゲームを行いました。まず、アメリカのジャンケンのやり方を教えてもらい、それでゲームの順番を決めました。カードの名前を英語で発音してカードを取り、自分のカードの数が増えたり減ったりすることにドキドキしながら楽しむことができました。最後に「Oh Happy Day」を歌い、「See you. Bye」と挨拶して授業を終えました。

 

 

児童会生徒会合同活動

 11月22日(水)、小学部児童会と中学部生徒会の合同活動を体育館で実施しました。

 栃盲小学部・中学部版へびおに「手と手が触れたら じゃんけんぽん!」のゲームを行いました。2チームに分かれ、両端からロープをたどって手と手が触れたところでジャンケンをし、勝った人が前へ進むことができます。対戦相手チームの陣地に、より早く着いた方が勝利です。

 合同活動は今年度2回目となりますが、前回同様に、活動の最後に全員で息を合わせて「ビリーブ」を歌唱しました。

 普段は別々に学習をしていますが、ゲームや歌唱の活動を一緒に楽しむことができ、児童・生徒達の絆が深まったのではないでしょうか。

 

小学部 城山西小学校との交流(ゲームオリエーテーリング)

 11月24日(金)に、城山西小学校の3年生19名と盲学校児童6名でゲームオリエンテーリング交流を実施しました。5つの班に分かれて、ボウリング、ボール渡し、楽器当ての3種類のゲームをしました。班の友達同士すぐに打ち解けて応援し合ったり、お互いに声を掛け合って係を分担したり、どうしたら勝てるか並び順を考えたりして、盛り上がっていました。最後に城山西小学校3年生の友達が作ってくれたメダルを、仲良く活動できた証としていただきました。お互いに交流をとおしてたくさんの学びがありました。次の交流の機会を心から楽しみにしています。

  

栃木県特別支援学校教育振興会第55回大会~特別支援学校教育振興のつどい~について

 今年度も特教振大会は、オンデマンドでの配信とし、11月13日(月)から24日(金)まで、県内各特別支援学校で開催し、本校では20日(月)に会場開催に準じた形で実施しました。

 特教振会長挨拶(盲学校PTA会長)、紙面による祝辞(栃木県教育委員会教育長様、栃木県保健福祉部長様)、永年に渡って特別支援学校教育に御協力・御尽力いただいた方々への感謝状贈呈の紹介(本校からはアカリチョコレート 上原 晋様)、会員の声の紙面発表(聾学校PTA会長)、記念講演の動画視聴の内容で行いました。

 記念講演は、本校卒業生保護者で、社会福祉法人善光会とちぎライトセンター施設長・相談支援センターきらり施設長の佐久間孝子様に講師を依頼し、「娘と歩んで37年 そして未来へ」~視覚障害を持った娘を育て得た宝物~の演題で講演していただきました。

 大会を終了し、今後も特別支援学校教育の振興のため、力を合わせて取り組んでいくことを再確認いたしました。

中高棟工事現場見学

 今年度4月から、長寿命化を目的として本校の中高棟の改修工事を行っています。そこで、工事や建築に関しての知識を得たり生活経験の拡大を図ったりすることを目的として、工事現場の見学を行っています。

 施工業者の御厚意もあり、安全面に配慮しながら、組んである足場に上ったり、工事現場にしかない特殊な工具等を実際に触って確認したりする貴重な経験ができました。

   

【第2回サタデースクール】

 11月18日(土)に第2回サタデースクールを行いました。

 前半の理科工作では、CDを使ったホバークラフトを作りました。CDに好きなシールでデコレーションし、ホットボンドで食器用洗剤のキャップを接着し、風船を膨らませてセットするという工作で、しっかり触って確かめて、じっくりと制作を進めることができました。シールは数種類の中から形や感触が好みのものを選びました。風船に手を当てて耳を澄まし、膨らんだりしぼんだりする様子を確認したり、洗剤のキャップから出てくる風を感じたりしました。様々な感覚をたくさん使う活動となりました。

 後半のSTT(サウンドテーブルテニス)では、ボールの鈴の音をよく聞いて、ボールの位置を探ったり、タイミングよく打ち返したりすることに難しさを感じながらも、楽しく取り組む姿が見られました。御家族にもアイマスクを付けて体験していただき、最後はゲームをして盛り上がりました。

 今回の体験を通して、一つ一つの学習を丁寧行っている盲学校の教育について、理解を深めていただけたものと思います。

 御参加いただきありがとうございました。

 

視覚障害教育に関する専門性の向上を目的とした研修会

 11月15日(水)、宮城教育大学名誉教授の猪平眞理先生に御来校いただき、研修会を実施しました。

 本校の幼稚部や小学部重複障害学級の授業参観と助言や幼稚部や早期教育相談保護者を対象とした「ミニ育児学級」の他、「視覚に障害を有する幼児児童生徒の探究心を育てるには」という演題で講話をいただきました。また、この講話は、関東甲信越地区の盲学校にオンラインで配信しました。

 猪平先生の御指導により、視覚に障害を有する幼児児童生徒を指導する際には、安心感のある環境で探究心を育てることが大切であることを改めて確認することができました。

 今回の研修の成果を、今後の本校の教育活動に生かしていきたいと考えています。