R5 トピックス

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薬物乱用防止教室

 11月30日(木)、薬物乱用防止教室が実施されました。講師は学校薬剤師の野山先生です。覚せい剤などの違法薬物、病院で処方された薬や薬局で購入した薬の正しい飲み方、最近ニュースにもなっている大麻グミについてのお話を伺いました。覚せい剤や大麻草、大麻グミに似ている教材を準備していただき、見た目や感触の確認を行いました。また、胃薬や鉄剤を使用した実験も行い有意義な時間となりました。

胃薬をオレンジジュースで飲むと、たくさんの泡が出ます。 錠剤を緑茶で飲むと黒い沈殿物ができます。

 

第2回保護者会

 12月4日(月)第2回保護者会を実施しました。

 全体会では、「評価の前後期制への移行について」と「本校の視覚障害教育の専門性向上への取り組みについて」学校から説明しました。アンケートでは「丁寧で分かりやすい説明だった。」や「先生方の取り組みを知る良い機会となった。」などの感想をいただきました。また、授業参観では「実際に授業を見学し、学習の様子が分かって良かった。」という主旨の感想が多く寄せられました。

教職員研修 視覚障害者スポーツの理解「円周走」

 視覚障害者スポーツ理解の一環として、12月4日(月)に教職員を対象とした円周走の体験を行いました。アイマスクをして準備体操をし、円周走についての説明を聞いた後、2グループに分かれて、持ち手のついた8mのロープを片手で引っ張りながら持ち、一人半周25mずつリレー形式で走りました。初めて円周走を体験する教職員も多くいましたが、ロープの張り具合に気を付け、お互い声を掛け合いながら、楽しみながらの研修となりました。実際に体験することで、教職員の視覚障害者スポーツの理解が深まったのではないかと思います。

 

ALT訪問

 12月1日(金)に鹿沼高校より、外国語指導助手(ALT)のプレストン・チャールズ P先生が来校しました。

<小学部>

〇内山学級

  はじめに自己紹介をし、好きなアニメや動物などについて英語で上手に伝えることができました。それから、今の季節にぴったりの「We Wish You A Merry Christmas」をみんなで歌いました。最後のUNO(ウノ)ゲームでは、自分が出したカードについて「Red 7」などと色と数字を英語で正確に伝えることができました。白熱した戦いとなり、終始、盛り上がりました。

 

<中学部>

〇福田・矢野学級

 はじめの自己紹介では、英語でチャールズ先生に自分のことを伝えられると、生徒たちは笑顔になりました。次に、音楽の授業で学習した数字の歌をチャールズ先生と歌いました。みんなで数を唱えながら輪になって踊り、一体感を感じることができました。最後は、「left」「right」などチャールズ先生の指示を聞いてモグラたたきをしました。見事にモグラをたたくことができると、みんなで拍手をして喜びました。

 

<高等部>

〇専攻科 保健理療科1年

 医学英語の授業で使用している教科書「鍼灸マッサージ師のための英会話ハンドブック」で学習した表現を使い、入室時にチャールズ先生を案内しました。

 自己紹介、ALTへの質問、テーマトーク、「坊主めくり」の活動を行いました。自己紹介では、自分のことをどのように呼んでほしいか伝えました。各活動をとおして、チャールズ先生の言葉を聞き取ったり、伝えたいことを英語で表現したりしました。最初はとても緊張していましたが、時間が進むにつれて笑顔でやりとりができるようになりました。

 

〇普通科 1年1組 2年2組 3年1組 3年2組

 チャールズ先生に、アメリカでの授業の始めと終わりの挨拶の仕方を教えてもらい、みんなで声に出して言いました。

 坊主めくりのルールを簡単にした「milk, lemon, chicken」というゲームを行いました。まず、アメリカのジャンケンのやり方を教えてもらい、それでゲームの順番を決めました。カードの名前を英語で発音してカードを取り、自分のカードの数が増えたり減ったりすることにドキドキしながら楽しむことができました。最後に「Oh Happy Day」を歌い、「See you. Bye」と挨拶して授業を終えました。

 

 

児童会生徒会合同活動

 11月22日(水)、小学部児童会と中学部生徒会の合同活動を体育館で実施しました。

 栃盲小学部・中学部版へびおに「手と手が触れたら じゃんけんぽん!」のゲームを行いました。2チームに分かれ、両端からロープをたどって手と手が触れたところでジャンケンをし、勝った人が前へ進むことができます。対戦相手チームの陣地に、より早く着いた方が勝利です。

 合同活動は今年度2回目となりますが、前回同様に、活動の最後に全員で息を合わせて「ビリーブ」を歌唱しました。

 普段は別々に学習をしていますが、ゲームや歌唱の活動を一緒に楽しむことができ、児童・生徒達の絆が深まったのではないでしょうか。

 

小学部 城山西小学校との交流(ゲームオリエーテーリング)

 11月24日(金)に、城山西小学校の3年生19名と盲学校児童6名でゲームオリエンテーリング交流を実施しました。5つの班に分かれて、ボウリング、ボール渡し、楽器当ての3種類のゲームをしました。班の友達同士すぐに打ち解けて応援し合ったり、お互いに声を掛け合って係を分担したり、どうしたら勝てるか並び順を考えたりして、盛り上がっていました。最後に城山西小学校3年生の友達が作ってくれたメダルを、仲良く活動できた証としていただきました。お互いに交流をとおしてたくさんの学びがありました。次の交流の機会を心から楽しみにしています。

  

栃木県特別支援学校教育振興会第55回大会~特別支援学校教育振興のつどい~について

 今年度も特教振大会は、オンデマンドでの配信とし、11月13日(月)から24日(金)まで、県内各特別支援学校で開催し、本校では20日(月)に会場開催に準じた形で実施しました。

 特教振会長挨拶(盲学校PTA会長)、紙面による祝辞(栃木県教育委員会教育長様、栃木県保健福祉部長様)、永年に渡って特別支援学校教育に御協力・御尽力いただいた方々への感謝状贈呈の紹介(本校からはアカリチョコレート 上原 晋様)、会員の声の紙面発表(聾学校PTA会長)、記念講演の動画視聴の内容で行いました。

 記念講演は、本校卒業生保護者で、社会福祉法人善光会とちぎライトセンター施設長・相談支援センターきらり施設長の佐久間孝子様に講師を依頼し、「娘と歩んで37年 そして未来へ」~視覚障害を持った娘を育て得た宝物~の演題で講演していただきました。

 大会を終了し、今後も特別支援学校教育の振興のため、力を合わせて取り組んでいくことを再確認いたしました。

中高棟工事現場見学

 今年度4月から、長寿命化を目的として本校の中高棟の改修工事を行っています。そこで、工事や建築に関しての知識を得たり生活経験の拡大を図ったりすることを目的として、工事現場の見学を行っています。

 施工業者の御厚意もあり、安全面に配慮しながら、組んである足場に上ったり、工事現場にしかない特殊な工具等を実際に触って確認したりする貴重な経験ができました。

   

【第2回サタデースクール】

 11月18日(土)に第2回サタデースクールを行いました。

 前半の理科工作では、CDを使ったホバークラフトを作りました。CDに好きなシールでデコレーションし、ホットボンドで食器用洗剤のキャップを接着し、風船を膨らませてセットするという工作で、しっかり触って確かめて、じっくりと制作を進めることができました。シールは数種類の中から形や感触が好みのものを選びました。風船に手を当てて耳を澄まし、膨らんだりしぼんだりする様子を確認したり、洗剤のキャップから出てくる風を感じたりしました。様々な感覚をたくさん使う活動となりました。

 後半のSTT(サウンドテーブルテニス)では、ボールの鈴の音をよく聞いて、ボールの位置を探ったり、タイミングよく打ち返したりすることに難しさを感じながらも、楽しく取り組む姿が見られました。御家族にもアイマスクを付けて体験していただき、最後はゲームをして盛り上がりました。

 今回の体験を通して、一つ一つの学習を丁寧行っている盲学校の教育について、理解を深めていただけたものと思います。

 御参加いただきありがとうございました。

 

視覚障害教育に関する専門性の向上を目的とした研修会

 11月15日(水)、宮城教育大学名誉教授の猪平眞理先生に御来校いただき、研修会を実施しました。

 本校の幼稚部や小学部重複障害学級の授業参観と助言や幼稚部や早期教育相談保護者を対象とした「ミニ育児学級」の他、「視覚に障害を有する幼児児童生徒の探究心を育てるには」という演題で講話をいただきました。また、この講話は、関東甲信越地区の盲学校にオンラインで配信しました。

 猪平先生の御指導により、視覚に障害を有する幼児児童生徒を指導する際には、安心感のある環境で探究心を育てることが大切であることを改めて確認することができました。

 今回の研修の成果を、今後の本校の教育活動に生かしていきたいと考えています。