R5 トピックス

2023年11月の記事一覧

小学部 城山西小学校との交流(ゲームオリエーテーリング)

 11月24日(金)に、城山西小学校の3年生19名と盲学校児童6名でゲームオリエンテーリング交流を実施しました。5つの班に分かれて、ボウリング、ボール渡し、楽器当ての3種類のゲームをしました。班の友達同士すぐに打ち解けて応援し合ったり、お互いに声を掛け合って係を分担したり、どうしたら勝てるか並び順を考えたりして、盛り上がっていました。最後に城山西小学校3年生の友達が作ってくれたメダルを、仲良く活動できた証としていただきました。お互いに交流をとおしてたくさんの学びがありました。次の交流の機会を心から楽しみにしています。

  

栃木県特別支援学校教育振興会第55回大会~特別支援学校教育振興のつどい~について

 今年度も特教振大会は、オンデマンドでの配信とし、11月13日(月)から24日(金)まで、県内各特別支援学校で開催し、本校では20日(月)に会場開催に準じた形で実施しました。

 特教振会長挨拶(盲学校PTA会長)、紙面による祝辞(栃木県教育委員会教育長様、栃木県保健福祉部長様)、永年に渡って特別支援学校教育に御協力・御尽力いただいた方々への感謝状贈呈の紹介(本校からはアカリチョコレート 上原 晋様)、会員の声の紙面発表(聾学校PTA会長)、記念講演の動画視聴の内容で行いました。

 記念講演は、本校卒業生保護者で、社会福祉法人善光会とちぎライトセンター施設長・相談支援センターきらり施設長の佐久間孝子様に講師を依頼し、「娘と歩んで37年 そして未来へ」~視覚障害を持った娘を育て得た宝物~の演題で講演していただきました。

 大会を終了し、今後も特別支援学校教育の振興のため、力を合わせて取り組んでいくことを再確認いたしました。

中高棟工事現場見学

 今年度4月から、長寿命化を目的として本校の中高棟の改修工事を行っています。そこで、工事や建築に関しての知識を得たり生活経験の拡大を図ったりすることを目的として、工事現場の見学を行っています。

 施工業者の御厚意もあり、安全面に配慮しながら、組んである足場に上ったり、工事現場にしかない特殊な工具等を実際に触って確認したりする貴重な経験ができました。

   

【第2回サタデースクール】

 11月18日(土)に第2回サタデースクールを行いました。

 前半の理科工作では、CDを使ったホバークラフトを作りました。CDに好きなシールでデコレーションし、ホットボンドで食器用洗剤のキャップを接着し、風船を膨らませてセットするという工作で、しっかり触って確かめて、じっくりと制作を進めることができました。シールは数種類の中から形や感触が好みのものを選びました。風船に手を当てて耳を澄まし、膨らんだりしぼんだりする様子を確認したり、洗剤のキャップから出てくる風を感じたりしました。様々な感覚をたくさん使う活動となりました。

 後半のSTT(サウンドテーブルテニス)では、ボールの鈴の音をよく聞いて、ボールの位置を探ったり、タイミングよく打ち返したりすることに難しさを感じながらも、楽しく取り組む姿が見られました。御家族にもアイマスクを付けて体験していただき、最後はゲームをして盛り上がりました。

 今回の体験を通して、一つ一つの学習を丁寧行っている盲学校の教育について、理解を深めていただけたものと思います。

 御参加いただきありがとうございました。

 

視覚障害教育に関する専門性の向上を目的とした研修会

 11月15日(水)、宮城教育大学名誉教授の猪平眞理先生に御来校いただき、研修会を実施しました。

 本校の幼稚部や小学部重複障害学級の授業参観と助言や幼稚部や早期教育相談保護者を対象とした「ミニ育児学級」の他、「視覚に障害を有する幼児児童生徒の探究心を育てるには」という演題で講話をいただきました。また、この講話は、関東甲信越地区の盲学校にオンラインで配信しました。

 猪平先生の御指導により、視覚に障害を有する幼児児童生徒を指導する際には、安心感のある環境で探究心を育てることが大切であることを改めて確認することができました。

 今回の研修の成果を、今後の本校の教育活動に生かしていきたいと考えています。