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生物生産科より
果樹便り(ナシの予備摘果)
本校のナシ園には「幸水」「豊水」「あきづき」「新高」「にっこり」等の品種が栽培されています。
4月に花が咲き、ミツバチが受粉することで結実(実がなる)します。
4月も終わりを迎え、現在は[摘果]という作業をしています。
今日は本校での予備摘果を紹介します。
○摘果とは?
結実後に果数を少なくすること。樹の大きさや樹勢に応じた結実をさせることで安定した生産と果実の発育や品質を向上させるために行う。
○摘果の種類
摘果にも時期ややり方により、大きく3つに分けられます。
①予備摘果
花芽1つに6~9個の花が咲きます。(「花そう」という)
花そう毎に数を少なくすることを予備摘果といいます。
本校では花そう毎に1果を残します。
②本摘果
1枝に対して葉数や枝の大きさにより個数を決め、果実を残します。
③補正摘果
成長の様子で果実数を調整します。
○残す果実のポイント
①大きくて形が整っていること。
②病害虫や傷がないこと。
③着果位置・着果場所がよいこと。等
※アンダーラインがポイントです。
生物生産科の2年生は休校中の課題や再開後の授業にも関係しますので、よく覚えていてください。
現在もナシは太陽の光をいっぱい浴びて順調に育っています。予備摘果が終わり、本摘果も終われば、果実はグングンと大きくなります。これからも果樹便りをとおして果樹園の様子をお伝えしていきます。