日誌

R元<海短研>大石’s報告③

<ISA添乗員 大石様の報告>より

 今朝の集合時間は8時45分と時間に余裕を持ったスタートとなりましたが、カフェテリアでは7時の開場同時に朝食を摂る生徒が大半でした。まだ時差ボケも完全に抜け切れず本日がピークとなる生徒さんもいましたが、昨日よりはゆっくり部屋で休め準備もしっかりできたようです。
地下鉄で移動
 朝食後は地下鉄でハーバード大学へ向かいました。昨日と同じ路線なので、駅までの経路や乗り方にも大分慣れてきたようです。ジョン・ハーバード像前で集合写真を撮り、ハーバード大学院の古賀さん(イェール大学卒業後、ハーバード大学院化学科在籍の女性)にキャンパスツアーをしていただきました。大学1年生だけが使用可能な食堂や図書館、また様々な学部棟を周りながら説明していただき、その中でも生物学棟とアートスクールの施設内へ実際に入ることができました。移動中も終始生徒から古賀さんへの質問が絶えなかったので、最後の質疑の時間も古賀さんのご厚意で時間を延長していただきました。将来留学するのに高校生のうちに身に付けておくべきことや、英語上達方法、また米国等の大学教育において多様性がもたらす影響と日本の大学との違いなど、内容の深い質疑応答が次々と飛び交い、生徒達にはとても良い刺激になった貴重な時間でした。古賀さんからは「分からないことはそのままにせず、調べたり質問する癖をつくっておくこと」や「国際基準社会においては自信を持ち自分の意見をしっかり持つことが大事」などアドバイスをいただきました。これは今まさに彼等が体感している問題です。
ハーバード像 古賀さん
 午後から英語クラスのクラス分けが発表され本格的にクラスがスタートしましたが、他国留学生の英語レベルの高さに圧倒されている様子で、全員がリスニングを上手く聞き取れず思う様に答えられなかったという感想でした。古賀さんからのアドバイスと自分が今直面している状況を重ね合わせ、明日から上手く対応していけるかが今日の課題です。
フェンウェイパーク
 90分1コマの英語クラスを2つ終えた後、すぐに夕食、そして今夜のイブニングアクティビティは、大リーグレッドソックスの本拠地フェンウェイパークでのナイター観戦でした。これは昨夜皆で多数決で行くことを決めました。今回は語学学校の協力もあり嬉しい変更でしたが、思いもよらぬ予定変更に臨機応変に対応していく力も彼等には是非この研修期間中に養っていってほしいです。
 本日はハーバード大学、初めての他国留学生との英語クラス、メジャーリーグ野球観戦と目まぐるしい一日となりました。それと同時に彼等の疲れと時差ボケがピークを迎えているのも事実です。つい移動中にうとうとしてしまう生徒も何人かいました。健康管理や安全管理においても大高生一丸となり協力しながら声をかけあっていってほしいです。でもその意識はまだ少しですが明らかに芽生えております。みんなで研修を作っていくという意識を早い段階で行動に移行していってほしいと思います。彼等にはそれができる力があることを信じております。