日誌

海短研日誌

R元アメリカ研修 木村レポート㉕帰校しました

 7月22日(月)日本時間午後6時、令和元年度アメリカ研修<海短研>一行が帰校しました。ボストンでは午前5時に当たる時間で、時差ぼけはあるももの、全員元気でした。玄関前で簡単なセレモニーを行い、生徒は保護者の迎えの車で帰宅しました。
 この研修で、生徒一人ひとりは「何か」を掴み、「何か」を感じてきたはずです。それを今後の学校生活に活かしてくれるものと確信しています。
 皆さん、お疲れ様でした。

バス 解団式
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R元<海短研>大石’s報告⑦

 本日は生徒が待ちに待った班別自主研修日です。その気持ちに比例してか、本日はこの研修でも一番気温の上がる一日となりました。熱中症対策として昨日一人ずつ部屋に扇風機が配られましたが、今日は外出前にペットボトルの水を配られたり、夜のアクティビティの一つでもあった屋外の陸上トラックでやる競技大会がキャンセルになってしまいました。班別研修前に寮入り口前に集合した生徒の顔には早くも暑さで汗が出ておりました。忘れ物やメンバーとはぐれた時のルール、また付け加えて熱中症対策の注意喚起を伝え、生徒達は最寄りのDavis Square駅まで班毎に出発していきました。

7日目1 7日目2

 帰寮集合時間を17時と決め、遅れることが分かった時はできるだけ最長30分前に連絡をするよう案内をしたところ、一つの班から連絡がありました。「遅れるかもしれません。」と班長は懸念して、集合時間の1時間以上前の相談です。勿論、結果的に全員集合時間にきっちり揃って帰っておりましたが、複数の班員を統括しながら予定や時間を先行管理することは大人でも大変なところ、きちんと連絡をしてくるところに、このような場面でも大高生の優秀さを垣間見ることができ驚きました。班で訪れた所は様々で、ダックツアー(陸海用バス)で市内歴史観光やニューイングランド水族館、プルデンシャルセンターやクインシーマーケットなどそれぞれ班毎の学習テーマを決めて行きました。

7日目3 

 夕食後は夜のアクティビティ3つのオプションの内、彼等に一番人気のあった競技大会がキャンセルになり、全員が映画鑑賞となりました。英語が聞き慣れてきた中での映画鑑賞なので、特に日本語吹き替えや日本語字幕ではなく英語で字幕を読みながら観るのは、これまでの研修での頑張りの良い復習となったことと思います。更に今後の英語(特にスピーキングとリスニング)の勉強方法についても、その後おこなったミーティングで、日本に帰ってからの新たな目標の決意表明でも上がってきました。MITメディアラボの所長でいらっしゃる伊藤穣一さんが司会のテレビ番組TEDトークはリスニング・スピーキング上達の勉強にはもってこいと私からアドバイスをしました。校長先生がTEDトークのDVDを何枚か持っているとのことですのでその情報も伝え、早くもその直後興味のある生徒から声が上がっております。また、この研修で身に付けた積極性を絶やさず行動していくことや、自信を持ちながら自分の意見を持ち発信していくなど、皆の前で決意を発表しそれを絶対に達成するという内容の濃い打ち合わせが研修の地ボストンでできました。

 

 帰路の道は深夜3時30分からとなります。10時30分に解散をしてから5時間後の再集合なので次に熟睡できるのは飛行機内、成田空港発のバス内、またはみなさんのご自宅となるかもしれません。でも今の彼等はこのハードスケジュールに慣れているので、きっと移動中も彼等なりに楽しんでくれるだろうと思います。

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R元<海短研>大石’s報告⑥

 今朝も爽やかなそよ風が注ぎ、天候も良く気持ちの良いスタートとなりました。中には朝食前に起床しバスケットボールで軽く汗を流した生徒もいました。朝食時も慣れた様子でサラダやパン、ヨーグルトやオレンジジュース等を自由に取り、キャンパス内で友達になった人の席に行き会話しながら食べています。体調が悪かったり、忘れ物・失くし物をする生徒も殆どいません。更に校長先生も彼等の積極性の変わりぶりには感心していらっしゃいます。

修了式 松川原氏

 

 いよいよ今日はEmbassy Summerの最後のクラスです。最初は半分ほどの理解からリスニング力アップで今では理解力が大幅に増した生徒、または、レベルが簡単すぎるとスタッフに申告し翌日から上級クラスに進級した生徒もいます。それぞれクラスメイトとも友達になり、連絡先を交換し途切れ途切れではあっても楽しく会話している風景も何度となく目にしました。今日でこの様子を見るのも最後です。クラス終了後、別会場へ移動し修了式が開かれました。担当スタッフから1人ずつ名前を呼ばれ、クラスメイトの前で修了証を渡されました。クラスの垣根を越えて交流ができた生徒には、その名前が呼ばれると大きな歓声が上がるような場面もありました。その後、全員で集合写真やクラス写真、また先生と生徒、友達同士で写真を撮り合う時間となりました。研修開始時と比べ友達の数は勿論のこと、メンタル面もブラッシュアップされた大高生が笑顔で写真を撮り合っている様子を見て、とても誇らしく思います。

 

 午後は日本人ゲストスピーカーを招き、2時間ほど座談会を行いました。松川原さんという30代中頃に米国で起業をしたというとてもパワフルな起業家で、今後身に付けるべき力についてメッセージを伝えに大高生の為だけにいらっしゃっていただきました。今後より一層人工知能で処理される社会となるなか世界とどう戦っていくか、どのような変化が自分または企業には必要とされるかを自身の体験した経験を元に話していただきました。日本は他の国よりも長けている点が多々あり誇らしく思うべきだが、他人軸で動く社会が世界から見たら結局出遅れている原因となっている。ではこれから大学で教育を受け国際社会に進出していく高校生は何をすべきか。簡潔に纏めると、今から自分を褒めることに慣れ、短所や弱点を自分の個性に変える準備を少しずつ始めること、何事も自分軸での考えを持つことです。またこれから近い将来受験生となる彼等に、苦手だと思う教科をどのようにしたら楽しく好きにできるか考えるという、効率的に勉強を進める為のメンタル面での成長ポイントを細かく教示していただきました。終始メモを取り真剣な眼差しで傾聴していた大高生からは、質問タイムになると次々と手が上がり、松川原さんも当初予定していた時間を延長し質問に答えてくださいました。松川原さんが帰られた後、1時間程のミーティングを行いこれまでの研修の振り返りについて一人ずつ発表してもらいました。他国留学生と交流する中で世界を体感し学んだこと、自分の力で一歩を踏み出し成長を感じたこと、また4人のスピーカーの講座から影響を受けたこと等、全員から実りの多い研修になっていると進捗状況をシェアしてもらいました。

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R元<海短研>大石’s報告⑤

 今朝は少し肌寒いぐらい気温が下がりましたが、大高生はいつもと変わらぬ様子でカフェテリアで朝食を摂り、体調不良を訴える生徒もおらず皆さん元気です。研修中に起きるどんな些細な問題も長く抱え込まず、すぐ質問や連絡をする姿勢は日を重ねるごとによりクリアになってきております。また、日に日に増す積極性も彼等の行動に現れており、ISAのネックストラップを首から外してしまえば現地で留学している学生とほぼ見分けが付けられないぐらいです。環境に馴染める順応力もそうですが、何より自分の決めた目標を悔いの無いように必ず成し遂げようという強い意志の賜物が彼等の原動力となっていることでしょう。

5日目1 5日目2

 

 本日から英語クラスが午前クラスに変更となりました。彼等の授業や朝食の様子を見ていても、Tufts大学に入寮した初日とは比べようもならないぐらい成長している様子が見て取れます。「今日のクラスでリスニング全部聞き取れた!」という声や、昼食時には現地生徒と席を一緒にする大高生の姿がありました。自信を持ち誇らしい姿で失敗を恐れず向かっていく彼らを見ていると、もう何も怖いものがないかのように思えます。

5日目3 5日目4

 

 昼食後は語学学校スタッフと共に全員でボストンのダウンタウンに赴き、史跡探索やお土産など市内散策の時間となりました。フリーダムトレイルではその名の通りアメリカ建国に関する史跡を巡るツアーで、マサチューセッツ州議事堂やキングスチャペル、ボストン虐殺事件跡地などを巡りました。これまでの研修で学術的な要素、スポーツ的な要素に触れてきた彼等に、今度はアメリカの歴史的な要素に触れる機会となりました。また、クインシーマーケットでは30分の自由時間を与えられ、ボストンらしいお土産を購入したりクラムチャウダースープを飲んだりなど様々な活動がみられました。その後オレンジラインの地下鉄に乗りプルデンシャルセンター見学や図書館見学、バーガーキングでワッパーセット等を好き好きにテイクアウトし、ボストンコモンという公園で少し早めの夕食をいただきました。22時前に寮に戻った時は大高生みんな疲れがあったため、明日に備えて早めに休んでもらっています。

 

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R元アメリカ研修 木村レポート㉑アントレプレナーの講話

 アントレプレナーentrepreneurとは、新しく事業を起こす人、起業家と言われています。現地で活躍されているアントレプレナー 松川原 康市 氏を講師に招き講演を聴きました。松川原氏は、「君たちはどう生きるか」"How do you live?"をテーマに講演を行い、生徒はたくさんの質問をしていました。
アントレ1 アントレ2 
アントレ3 アントレ4
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ボストン便り③

 フリーダムトレイルで、歴史ある建物を数多く見られたのは貴重な経験でした。また、宗教や文化が異なる建物や風景が全く変わることも実感できました。
by1-1横塚

 様々な施設を見ながらアメリカ建国の歴史や、付随してできた文化がどのようなものであるか理解できました。また、食事や地下鉄などの生活に関することも実感できました。
by2-6緑川

 初日のコミュニケーションは一問一答や相槌を打つ程度しかできませんでした。しかし、たくさんの人と話す機会を作った結果、会話が盛り上がる手応えを感じることが増えました。
by2-3種元
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