日誌

R元<海短研>大石’s報告⑦

 本日は生徒が待ちに待った班別自主研修日です。その気持ちに比例してか、本日はこの研修でも一番気温の上がる一日となりました。熱中症対策として昨日一人ずつ部屋に扇風機が配られましたが、今日は外出前にペットボトルの水を配られたり、夜のアクティビティの一つでもあった屋外の陸上トラックでやる競技大会がキャンセルになってしまいました。班別研修前に寮入り口前に集合した生徒の顔には早くも暑さで汗が出ておりました。忘れ物やメンバーとはぐれた時のルール、また付け加えて熱中症対策の注意喚起を伝え、生徒達は最寄りのDavis Square駅まで班毎に出発していきました。

7日目1 7日目2

 帰寮集合時間を17時と決め、遅れることが分かった時はできるだけ最長30分前に連絡をするよう案内をしたところ、一つの班から連絡がありました。「遅れるかもしれません。」と班長は懸念して、集合時間の1時間以上前の相談です。勿論、結果的に全員集合時間にきっちり揃って帰っておりましたが、複数の班員を統括しながら予定や時間を先行管理することは大人でも大変なところ、きちんと連絡をしてくるところに、このような場面でも大高生の優秀さを垣間見ることができ驚きました。班で訪れた所は様々で、ダックツアー(陸海用バス)で市内歴史観光やニューイングランド水族館、プルデンシャルセンターやクインシーマーケットなどそれぞれ班毎の学習テーマを決めて行きました。

7日目3 

 夕食後は夜のアクティビティ3つのオプションの内、彼等に一番人気のあった競技大会がキャンセルになり、全員が映画鑑賞となりました。英語が聞き慣れてきた中での映画鑑賞なので、特に日本語吹き替えや日本語字幕ではなく英語で字幕を読みながら観るのは、これまでの研修での頑張りの良い復習となったことと思います。更に今後の英語(特にスピーキングとリスニング)の勉強方法についても、その後おこなったミーティングで、日本に帰ってからの新たな目標の決意表明でも上がってきました。MITメディアラボの所長でいらっしゃる伊藤穣一さんが司会のテレビ番組TEDトークはリスニング・スピーキング上達の勉強にはもってこいと私からアドバイスをしました。校長先生がTEDトークのDVDを何枚か持っているとのことですのでその情報も伝え、早くもその直後興味のある生徒から声が上がっております。また、この研修で身に付けた積極性を絶やさず行動していくことや、自信を持ちながら自分の意見を持ち発信していくなど、皆の前で決意を発表しそれを絶対に達成するという内容の濃い打ち合わせが研修の地ボストンでできました。

 

 帰路の道は深夜3時30分からとなります。10時30分に解散をしてから5時間後の再集合なので次に熟睡できるのは飛行機内、成田空港発のバス内、またはみなさんのご自宅となるかもしれません。でも今の彼等はこのハードスケジュールに慣れているので、きっと移動中も彼等なりに楽しんでくれるだろうと思います。