日誌

海短研日誌

R元アメリカ研修 木村レポート㉕帰校しました

 7月22日(月)日本時間午後6時、令和元年度アメリカ研修<海短研>一行が帰校しました。ボストンでは午前5時に当たる時間で、時差ぼけはあるももの、全員元気でした。玄関前で簡単なセレモニーを行い、生徒は保護者の迎えの車で帰宅しました。
 この研修で、生徒一人ひとりは「何か」を掴み、「何か」を感じてきたはずです。それを今後の学校生活に活かしてくれるものと確信しています。
 皆さん、お疲れ様でした。

バス 解団式
0

R元<海短研>大石’s報告⑦

 本日は生徒が待ちに待った班別自主研修日です。その気持ちに比例してか、本日はこの研修でも一番気温の上がる一日となりました。熱中症対策として昨日一人ずつ部屋に扇風機が配られましたが、今日は外出前にペットボトルの水を配られたり、夜のアクティビティの一つでもあった屋外の陸上トラックでやる競技大会がキャンセルになってしまいました。班別研修前に寮入り口前に集合した生徒の顔には早くも暑さで汗が出ておりました。忘れ物やメンバーとはぐれた時のルール、また付け加えて熱中症対策の注意喚起を伝え、生徒達は最寄りのDavis Square駅まで班毎に出発していきました。

7日目1 7日目2

 帰寮集合時間を17時と決め、遅れることが分かった時はできるだけ最長30分前に連絡をするよう案内をしたところ、一つの班から連絡がありました。「遅れるかもしれません。」と班長は懸念して、集合時間の1時間以上前の相談です。勿論、結果的に全員集合時間にきっちり揃って帰っておりましたが、複数の班員を統括しながら予定や時間を先行管理することは大人でも大変なところ、きちんと連絡をしてくるところに、このような場面でも大高生の優秀さを垣間見ることができ驚きました。班で訪れた所は様々で、ダックツアー(陸海用バス)で市内歴史観光やニューイングランド水族館、プルデンシャルセンターやクインシーマーケットなどそれぞれ班毎の学習テーマを決めて行きました。

7日目3 

 夕食後は夜のアクティビティ3つのオプションの内、彼等に一番人気のあった競技大会がキャンセルになり、全員が映画鑑賞となりました。英語が聞き慣れてきた中での映画鑑賞なので、特に日本語吹き替えや日本語字幕ではなく英語で字幕を読みながら観るのは、これまでの研修での頑張りの良い復習となったことと思います。更に今後の英語(特にスピーキングとリスニング)の勉強方法についても、その後おこなったミーティングで、日本に帰ってからの新たな目標の決意表明でも上がってきました。MITメディアラボの所長でいらっしゃる伊藤穣一さんが司会のテレビ番組TEDトークはリスニング・スピーキング上達の勉強にはもってこいと私からアドバイスをしました。校長先生がTEDトークのDVDを何枚か持っているとのことですのでその情報も伝え、早くもその直後興味のある生徒から声が上がっております。また、この研修で身に付けた積極性を絶やさず行動していくことや、自信を持ちながら自分の意見を持ち発信していくなど、皆の前で決意を発表しそれを絶対に達成するという内容の濃い打ち合わせが研修の地ボストンでできました。

 

 帰路の道は深夜3時30分からとなります。10時30分に解散をしてから5時間後の再集合なので次に熟睡できるのは飛行機内、成田空港発のバス内、またはみなさんのご自宅となるかもしれません。でも今の彼等はこのハードスケジュールに慣れているので、きっと移動中も彼等なりに楽しんでくれるだろうと思います。

0

R元<海短研>大石’s報告⑥

 今朝も爽やかなそよ風が注ぎ、天候も良く気持ちの良いスタートとなりました。中には朝食前に起床しバスケットボールで軽く汗を流した生徒もいました。朝食時も慣れた様子でサラダやパン、ヨーグルトやオレンジジュース等を自由に取り、キャンパス内で友達になった人の席に行き会話しながら食べています。体調が悪かったり、忘れ物・失くし物をする生徒も殆どいません。更に校長先生も彼等の積極性の変わりぶりには感心していらっしゃいます。

修了式 松川原氏

 

 いよいよ今日はEmbassy Summerの最後のクラスです。最初は半分ほどの理解からリスニング力アップで今では理解力が大幅に増した生徒、または、レベルが簡単すぎるとスタッフに申告し翌日から上級クラスに進級した生徒もいます。それぞれクラスメイトとも友達になり、連絡先を交換し途切れ途切れではあっても楽しく会話している風景も何度となく目にしました。今日でこの様子を見るのも最後です。クラス終了後、別会場へ移動し修了式が開かれました。担当スタッフから1人ずつ名前を呼ばれ、クラスメイトの前で修了証を渡されました。クラスの垣根を越えて交流ができた生徒には、その名前が呼ばれると大きな歓声が上がるような場面もありました。その後、全員で集合写真やクラス写真、また先生と生徒、友達同士で写真を撮り合う時間となりました。研修開始時と比べ友達の数は勿論のこと、メンタル面もブラッシュアップされた大高生が笑顔で写真を撮り合っている様子を見て、とても誇らしく思います。

 

 午後は日本人ゲストスピーカーを招き、2時間ほど座談会を行いました。松川原さんという30代中頃に米国で起業をしたというとてもパワフルな起業家で、今後身に付けるべき力についてメッセージを伝えに大高生の為だけにいらっしゃっていただきました。今後より一層人工知能で処理される社会となるなか世界とどう戦っていくか、どのような変化が自分または企業には必要とされるかを自身の体験した経験を元に話していただきました。日本は他の国よりも長けている点が多々あり誇らしく思うべきだが、他人軸で動く社会が世界から見たら結局出遅れている原因となっている。ではこれから大学で教育を受け国際社会に進出していく高校生は何をすべきか。簡潔に纏めると、今から自分を褒めることに慣れ、短所や弱点を自分の個性に変える準備を少しずつ始めること、何事も自分軸での考えを持つことです。またこれから近い将来受験生となる彼等に、苦手だと思う教科をどのようにしたら楽しく好きにできるか考えるという、効率的に勉強を進める為のメンタル面での成長ポイントを細かく教示していただきました。終始メモを取り真剣な眼差しで傾聴していた大高生からは、質問タイムになると次々と手が上がり、松川原さんも当初予定していた時間を延長し質問に答えてくださいました。松川原さんが帰られた後、1時間程のミーティングを行いこれまでの研修の振り返りについて一人ずつ発表してもらいました。他国留学生と交流する中で世界を体感し学んだこと、自分の力で一歩を踏み出し成長を感じたこと、また4人のスピーカーの講座から影響を受けたこと等、全員から実りの多い研修になっていると進捗状況をシェアしてもらいました。

0

R元<海短研>大石’s報告⑤

 今朝は少し肌寒いぐらい気温が下がりましたが、大高生はいつもと変わらぬ様子でカフェテリアで朝食を摂り、体調不良を訴える生徒もおらず皆さん元気です。研修中に起きるどんな些細な問題も長く抱え込まず、すぐ質問や連絡をする姿勢は日を重ねるごとによりクリアになってきております。また、日に日に増す積極性も彼等の行動に現れており、ISAのネックストラップを首から外してしまえば現地で留学している学生とほぼ見分けが付けられないぐらいです。環境に馴染める順応力もそうですが、何より自分の決めた目標を悔いの無いように必ず成し遂げようという強い意志の賜物が彼等の原動力となっていることでしょう。

5日目1 5日目2

 

 本日から英語クラスが午前クラスに変更となりました。彼等の授業や朝食の様子を見ていても、Tufts大学に入寮した初日とは比べようもならないぐらい成長している様子が見て取れます。「今日のクラスでリスニング全部聞き取れた!」という声や、昼食時には現地生徒と席を一緒にする大高生の姿がありました。自信を持ち誇らしい姿で失敗を恐れず向かっていく彼らを見ていると、もう何も怖いものがないかのように思えます。

5日目3 5日目4

 

 昼食後は語学学校スタッフと共に全員でボストンのダウンタウンに赴き、史跡探索やお土産など市内散策の時間となりました。フリーダムトレイルではその名の通りアメリカ建国に関する史跡を巡るツアーで、マサチューセッツ州議事堂やキングスチャペル、ボストン虐殺事件跡地などを巡りました。これまでの研修で学術的な要素、スポーツ的な要素に触れてきた彼等に、今度はアメリカの歴史的な要素に触れる機会となりました。また、クインシーマーケットでは30分の自由時間を与えられ、ボストンらしいお土産を購入したりクラムチャウダースープを飲んだりなど様々な活動がみられました。その後オレンジラインの地下鉄に乗りプルデンシャルセンター見学や図書館見学、バーガーキングでワッパーセット等を好き好きにテイクアウトし、ボストンコモンという公園で少し早めの夕食をいただきました。22時前に寮に戻った時は大高生みんな疲れがあったため、明日に備えて早めに休んでもらっています。

 

0

R元アメリカ研修 木村レポート㉑アントレプレナーの講話

 アントレプレナーentrepreneurとは、新しく事業を起こす人、起業家と言われています。現地で活躍されているアントレプレナー 松川原 康市 氏を講師に招き講演を聴きました。松川原氏は、「君たちはどう生きるか」"How do you live?"をテーマに講演を行い、生徒はたくさんの質問をしていました。
アントレ1 アントレ2 
アントレ3 アントレ4
0

ボストン便り③

 フリーダムトレイルで、歴史ある建物を数多く見られたのは貴重な経験でした。また、宗教や文化が異なる建物や風景が全く変わることも実感できました。
by1-1横塚

 様々な施設を見ながらアメリカ建国の歴史や、付随してできた文化がどのようなものであるか理解できました。また、食事や地下鉄などの生活に関することも実感できました。
by2-6緑川

 初日のコミュニケーションは一問一答や相槌を打つ程度しかできませんでした。しかし、たくさんの人と話す機会を作った結果、会話が盛り上がる手応えを感じることが増えました。
by2-3種元
0

R元アメリカ研修 木村レポート⑱Bostonの歴史をたどる

    Freedom Trail Tour
    フリーダム・トレイル(赤煉瓦の線の入った歩道)は、アメリカ建国の歴史的建造物などを巡って散策できる歩道です。
<写真上左から>
 Boston Common  ボストン・コモン(アメリカ最古の公園 トレイルの出発点)
 Park Street パーク・ストリート
 Park Street Church パーク・ストリート教会 
 Granary Cemetery グラナリー墓地
 Boston Massacre ボストン虐殺事件跡地
 Quincy Market クインシー・マーケット(歴史的建造物がある)
 City Hall(ボストン市庁舎)
 教会の銅像
ツアー1 ツアー   ツアー5 ツアー6 City hall 銅像
0

R元<海短研>大石’s報告④

<ISA添乗員 大石様の報告>より
 昨晩はレッドソックス野球観戦の興奮が冷めぬままの就寝となりましたが、今朝は時差ボケも直り十分な睡眠を取れたという生徒さんが多かったようです。朝食後は1時間ほどミーティングを行い、これまでの前半戦の振り返り、また、まだできていないことを後半戦で必ずやり遂げ絶対に意義のある研修に皆の力で作っていくこと等話し合いを行いました。
 環境の違うアメリカで他国の人に自ら話しかけに行くのは、彼等にとって入寮した初日は大きな挑戦でしたが、昨日までは大半の生徒がカフェテリアなどで小グループに分かれ、複数人が座っているテーブルへ入り込み交流ができています。ただ、そこで満足するのではなく将来の目標の糧となるような様々な情報をもっと貪欲に求め咀嚼し、国際人になる準備として自分のアイデンティティや意見を発信する力を養う、その為には受け身姿勢ではなく1対1で交流する機会を増やし、積極的に動くことで残りの研修が決まるとお話致しました。
ケリアン先生ケリアン先生とのディスカッション
 
 ミーティングの後、ゲストスピーカーのケリアン先生をお招きし2時間ほどディスカッションを行いました。ケリアン先生は日本語と英語を操る多文化多言語スペシャリストで某企業の代表取締役でもあります。日本とアメリカの文化と言語が如何に違い、コミュニケーションの際にもそれが影響しているか詳しく説明をしてくれました。彼らが今まさに言葉のキャッチボールが続かなく悩んでいるところ、ケリアン先生のアドバイスを纏めると、日本語を話す時のトーンで英語を話しては思うように伝わらないということです。二言語それぞれ独特の言い回しや特徴があるので、英語を話す時は、プレゼンテーションを行うように、相手を引き付けるような表現を使う必要があります。
 2日目MIT大学で吉永さんへの挨拶は石川さん、3日目ハーバード大学での古賀さんへは供利さん、今日のケリアン先生には人見さんに最後のお礼の挨拶をしてもらいました。彼等3名含め他の生徒にも印象深い、貴重な経験となったことでしょう。

トルコ人プロアスリートトルコ人プロアスリート

 

 ミーティングとケリアン先生のディスカッションの後、挑戦する炎を新たに燃やした大高生は昼食の時間になるとカフェテリアに散らばり、積極的に他国生に話しかけに行き、同時期滞在中の秋田高等学校の添乗員から「今日の大高生達はどうしたの?」と聞かれる程の嬉しい変化を遂げています。また、午後の英語クラスでも自分のレベルにそぐわないと自ら先生に交渉をしクラス変更してもらった結果、新たな友達が早くも4人でき連絡先をすぐ交換したという生徒から報告ももらいました。
 2つの英語クラスの後、今夜も夕食を短時間で摂り、午後のアクティビティに参加しました。ボストン美術館の館内では米国有名画家の展示のみならずフランス画家アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック展もやっており、1時間ほどの鑑賞でしたが芸術的な素養を更に養えたと思います。

ボストン美術館ボストン美術館

 

 明日は朝食後、午前中にクラスを受け、午後は語学学校スタッフも加わり市内散策を行う予定です。土曜日に終日班別研修を控えていますので、地下鉄に乗る際の諸注意や実際にかかる移動にかかる時間等において下準備がしっかりできるはずです。また、英語クラスも残り2日となりますので、この3日間で蓄えた新たな価値観と視野で、大いに挑戦しやり残し等で後悔しないよう、フォローを続けてまいります。

以上、4日目の報告とさせていただきます

0

ボストン便り②

 フェンウェイ・パークで人生初の野球の試合を、しかもメジャーという高いレベルで見る機会がありました。しかし、疲れのあまり寝てしまいました...。
by2-3益子

 初めは積極性に欠け、外国人に話しかけるのもためらっていました。しかし、アクティビティやクラスを通して生活になれ、積極的に様々な人に関わることが出来ています。
by2-2村井

 会話を続けようと努力しても、なかなか会話が続きませんでした。しかし、今では2回、3回と、しかも自然に会話が続くようになり、楽しめています。
by2-3栗田

 初めは勢いでめちゃくちゃに活動していましたが、生活や言語に悪い意味で慣れチャレンジの機会が減っています。そこで、改めて勢いを取り戻し、残りの日数を充実させたいです。
by2-5奥津

 クラスが始まったころは知識やリスニング力不足に悩んでいました。しかし、少しずつクラスのレベルに慣れ、友達や先生の言うことがわかる実感が湧いてきています。
by2-6純也

 会話をするにも授業を受けるにも大高の友達の力を借りっぱなしの日々です。だから、明日からも、帰国してからも英語の技能を少しでも伸ばす努力を積みたいです。
by2-3渡辺

 コミュニケーションを楽しみ臨み、実際それをかなり楽しめています。しかも、これをより充実させる自信もついてきたので、最後まで目標達成に努めたいです。
by2-2橋本
0

ボストン便り①

 英語クラスが始まって、普段では見つけられないような新しい発見がさらにふえました!昨日は全てが楽しかったです。
by2-6石川

 ハーバード大学という世界屈指の大学を見ることができたのは本当によかったです!さらに、初野球観戦がメジャーというのもとても刺激的な経験になりました。
by2-6相澤


 初めて会った人がほとんどでしたが、3時間で仲良くなれた人もいました。限られた時間でもっと友達になれるように頑張っていきたいです!
by1-4長谷川

0

R元<海短研>大石’s報告③

<ISA添乗員 大石様の報告>より

 今朝の集合時間は8時45分と時間に余裕を持ったスタートとなりましたが、カフェテリアでは7時の開場同時に朝食を摂る生徒が大半でした。まだ時差ボケも完全に抜け切れず本日がピークとなる生徒さんもいましたが、昨日よりはゆっくり部屋で休め準備もしっかりできたようです。
地下鉄で移動
 朝食後は地下鉄でハーバード大学へ向かいました。昨日と同じ路線なので、駅までの経路や乗り方にも大分慣れてきたようです。ジョン・ハーバード像前で集合写真を撮り、ハーバード大学院の古賀さん(イェール大学卒業後、ハーバード大学院化学科在籍の女性)にキャンパスツアーをしていただきました。大学1年生だけが使用可能な食堂や図書館、また様々な学部棟を周りながら説明していただき、その中でも生物学棟とアートスクールの施設内へ実際に入ることができました。移動中も終始生徒から古賀さんへの質問が絶えなかったので、最後の質疑の時間も古賀さんのご厚意で時間を延長していただきました。将来留学するのに高校生のうちに身に付けておくべきことや、英語上達方法、また米国等の大学教育において多様性がもたらす影響と日本の大学との違いなど、内容の深い質疑応答が次々と飛び交い、生徒達にはとても良い刺激になった貴重な時間でした。古賀さんからは「分からないことはそのままにせず、調べたり質問する癖をつくっておくこと」や「国際基準社会においては自信を持ち自分の意見をしっかり持つことが大事」などアドバイスをいただきました。これは今まさに彼等が体感している問題です。
ハーバード像 古賀さん
 午後から英語クラスのクラス分けが発表され本格的にクラスがスタートしましたが、他国留学生の英語レベルの高さに圧倒されている様子で、全員がリスニングを上手く聞き取れず思う様に答えられなかったという感想でした。古賀さんからのアドバイスと自分が今直面している状況を重ね合わせ、明日から上手く対応していけるかが今日の課題です。
フェンウェイパーク
 90分1コマの英語クラスを2つ終えた後、すぐに夕食、そして今夜のイブニングアクティビティは、大リーグレッドソックスの本拠地フェンウェイパークでのナイター観戦でした。これは昨夜皆で多数決で行くことを決めました。今回は語学学校の協力もあり嬉しい変更でしたが、思いもよらぬ予定変更に臨機応変に対応していく力も彼等には是非この研修期間中に養っていってほしいです。
 本日はハーバード大学、初めての他国留学生との英語クラス、メジャーリーグ野球観戦と目まぐるしい一日となりました。それと同時に彼等の疲れと時差ボケがピークを迎えているのも事実です。つい移動中にうとうとしてしまう生徒も何人かいました。健康管理や安全管理においても大高生一丸となり協力しながら声をかけあっていってほしいです。でもその意識はまだ少しですが明らかに芽生えております。みんなで研修を作っていくという意識を早い段階で行動に移行していってほしいと思います。彼等にはそれができる力があることを信じております。

0

R元<海短研>大石’s報告②

<ISA添乗員 大石様の報告>より  

 青空のもと2日目がスタートし、生徒たちは昨日の移動の疲れはもちろんあるとのことでしたが、時差の影響で多くの生徒が5時くらいには起きたようで、全員集合時間よりだいぶ余裕をもっての集合となりました。そして本日午前は、マサチューセッツ工科大学(MIT)の訪問です。大学院博士課程有機材料化学専攻の吉永さんに、最先端の研究が行われているキャンパスを案内していただきました。
 グレードドーム前にて集合写真
 吉永さんは、千葉県出身で、東京大学工学部化学生命工学科を卒業されたのち、大学院の博士5年課程をUCLAやスタンフォード大学など合格した複数のトップ校の中から、教授の質や研究環境でMITに留学を決めた方で、現在は大学院4年生です。キャンパスの見所を廻りながら、考えたことを“実行する”という意味が込められた校章のこと、MIT生の賢すぎる手の込んだ悪戯(HACK)の話や、日本の大学には少ない、他分野の研究者と共同作業しながら研究を進められるといった独特な研究スタイルの話をしていただきました。
 後半は空き教室を利用し座談会形式での質問タイムです。研修がスタートしたばかりで、どこまで質問が出るのか心配していましたが、高校での学習方法や留学しようと思ったきっかけなどの質問からざっくばらんな話まで、たくさんの質問が生徒たちから出て、それに対して一つ一つ丁寧にお答えくださりました。また最後には吉永さんから「高校で部活時代に目標を設定し動いたことが、後の自分の将来設計に大きな糧となったので、小さなことからでも自ら目標を決めることが夢の実現には一番効率的」や「高校では将来のために苦手だと思う分野こそ勉強しておくべき」等とたくさんのアドバイスを頂きました。MIT Coopでお土産を購入する時間を持ち、地下鉄でTufts大学まで戻って来ました。

メディアラボ メディアラボ内にて
 終了後も聞きたいことが山ほど

 カフェテリアで昼食を取った後は、このサマースクールの概要・大学施設やルールを知るためのオリエンテーションとプレイスメントテストの時間でした。生徒たちにとって今回のテストは、難易度以前に、徒歩移動の疲やれ眠気と戦う方が大変だった様子ですが、何とか終了し、その後は広い構内をキャンパスツアーで見て回りました。昨日到着した際は深夜だったため、ようやくTufts大学とこのサマースクールプログラムの全容がわかったようで、さらに期待も膨らんだようでした。

 なお、食事の際は、大きなカフェテリア内であっても大高生同士が固まってしまうことがあり、他国生の入る隙間もないような状況がみられたため、何を目的に研修に来ているのかということをイブニングアクティビティ前に投げかけております。個々に自ら話しかけに行く姿が次第に見られるようになりましたので、これをきっかけに明日も更に積極的に交流しにいってほしいと願っております。時差ボケがピークで疲れが見られますが、明日は朝の集合時間が多少遅くなるため、リフレッシュし、ここでしかできない行動を意識し、彼等が起こす行動を貴重なものにしてもらいたいと思います。
 
イブニングアクティビティは芝生の上でのゲーム

0

R元アメリカ研修 木村レポート④MIT訪問

 マサチューセッツ工科大学を訪問しました。この大学は、アメリカマサチューセッツ州ケンブリッジに本部を置く、1865年に設立された私立工科大学で、通称はMITです。全米屈指のエリート名門校の1つとされ、ノーベル章受賞者を多数輩出しています。ガン研究センター ロビー7前    MIT校章 チャールズ川のガン
 ガン研究センターの見学のあと、チャールズ川河畔でガンを見ました(^_^)
0

R元<海短研>大石’s報告①

 現地時間21時35分、ボストン空港に到着しました。
 ボストン②
<ISA添乗員 大石様の報告>より
 羽田空港からミネアポリスまでは10時間15分、ミネアポリスからボストンまで2時間15分と半日以上も上空で過ごした長旅に、流石にボストン空港へ到着した時は疲れが溜まっているだろうと懸念しておりましたが、みなさん疲れよりも初めて実際に見る世界への興奮の方が強かったようで、最後に寮に着き解散をするまで目を輝かせている姿が多く見られました。

 

 ミネアポリスからの経由便は定刻通り18:01分に出発し、到着時間の予定より35分早い21時25分に到着したのですが、タフツ大学寮への送迎バスの到着が遅れ、空港出口付近で45分程足止めとなりました。空港で入国審査を終えボストン空港ではスーツケースを受け取るのみだけでしたので、バスが到着するまで我々と一緒に待機していた寮スタッフのレベッカさんに臨機応変でボストンクイズや質問会を開いていただきました。予期せぬ状況と疲れでからか、まだ受け身姿勢が殆どでしたが、三森校長先生、木村先生にも参加していただき、終始笑顔は絶えませんでした。入寮したのは予定通りの23時過ぎとなり、それから簡単な寮滞在についてのオリエンテーションを受け、それぞれが部屋の鍵、地下鉄パス、学生(図書館、ジム入館)カード、そして軽い軽食セットを受け取り、自分の部屋へと入っていきました。

 

 明日から本格的にプログラムが始まりますが、早くも午前中にMIT大学を訪れ、午後にはプレースメントテストを行う予定に変更となりました。しかし、何事も柔軟に臨機応変に対応する力を付けるのもこの研修の目的の一つ。解散する前に生徒さん達に、この研修に参加している目的を忘れないこと、みんなは研修に行かせてもらっているという責任感を忘れず、だからこそ交流の場で日本語で話したりなど少しの時間でも無駄にしないことをお伝えしました。明朝は7時45分に集合となりますが、明日のプログラムを生徒さんがどのような姿勢で取り組むのか楽しみです。


0

R元アメリカ研修 木村レポート②出国手続き

 学校を出発する時は雨は本降りでしたが、途中羽生サービスエリアでの休憩の時は雨もほとんどあがっていました。渋滞に巻き込まれることもなく、予定の12時30分に羽田に到着しました。
 チェックイン・搭乗手続き・出国審査もスムーズに終了し、搭乗ゲート付近でいったん解散し自由時間としました。生徒はこれから始まる研修が楽しみな様子で、談笑したり、あるいは空港内を散策したりしていました。ここまでは体調不良者はありません。

 

 利用予定の航空便が資材到着の遅れで予定の15時25分より1時間遅延し、16時25分に出発の見込みです。経由地のミネアポリス着が13時39分になります。

0

R元アメリカ研修 木村レポート①出発

 令和元年度大高第3回アメリカ研修は、7月14日(日)から22日(日)まで行われます。
 まだ梅雨が明けない14日、海短研参加者は会議室で出発式を行いました。出発式には生徒の保護者も多数出席していただきました。
 生徒代表の石川君は、研修の目的を必ず達成するように頑張るとの意気込みを発表し、9時20分、スーツケースをバスに積み込んで羽田へと出発しました。12時30分頃羽田に到着、出発ロビーへと向かいました。

羽田空港出発ロビーへ向かう
0