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通級による指導より
【通級による指導】中学生グループ学習 令和5年10月25日(水)
この日は中学1年生の2名が出席し、「こんなときどうする?」という学習をしました。
例年、難聴の生徒が高校生になるまでに学んでほしいトラブル対応や手続きや高校入試に関する事柄を取り上げています。
1つめは、「一人で通院することになったらどうする?」です。
部活で捻挫をして、親から「先に受付だけしておいてね!」と連絡が入ったという状況を想定しました。
「必要な物は何かな?」という問いかけには、「名前は覚えてないけれど“カード”を持って行く。」と答えていました。
次に初診で必ず書くように言われる問診票を実際に記入しました。人生初の問診票にドキドキしながら記入していました。
近い将来、再診のときは一人で行ったり、高校生になったら一人で通院したりするはずです。今日の学習を通して、少し見通しや自信をもって通院できるようになると思います。
2つめは、「高校入試の面接はどうする?」でした。
面接準備のプリントワークをしてから、高等部の教師が面接官に扮した模擬面接を体験しました。
一人3分程度の面接でしたが、ドキドキしながらもはっきりと大きな声で応答して、プリントで準備した答えを基にアレンジしながら話す様子が立派でした。
高等部の教師からは、「実際は志望の動機は聞かれることが多い。部活でがんばったこともあると良い。」等のアドバイスもいただきました。それを生徒はメモに取っていました。
明日からも勉強と部活がんばってね!と学習を終えました。
小型モニターにはアプリ「UDトーク」による文字情報を表示しました。
模擬面接の際は、面接中の会話が文字表示され、見ている生徒も学習を共有できました。