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校長室便り
【中1】お悩み相談→これで解決
中学1年生では、生徒同士が悩みなどについて聞き合う「ピアカウンセリング」の一環として「お悩み相談」を実施しています。全員が「ぼくや私のお悩み」(無記名)を公開し、それに対して「これでお悩み解決」として、複数人によるアドバイスも公開しています(記名)。廊下に掲示してある「お悩み相談」を読み、こんな悩みを抱えているのは自分だけじゃないことに気づいた生徒もたくさんいました。
ピアカウンセリングの「ピア」とは、「仲間」、「対等な立場の人」という意味です。これまで、学校では先生が生徒の話を聞いたり、相談に乗ったりしてきましたが、少なくとも「対等な立場の人」ではありません。「こんなことは話せない」、「こんなことを言ったら何と思われるかな」、「こんなこともできないことがわかったら恥ずかしい」といった心理が働くのは当然です。
そこで、生徒同士という、同じ立場や境遇を持つ人同士が、対等な立場で、悩みなどを聞き合える場として、今回、1学年担任団が、附属中開校以来初の「ピアカウンセリング」の手法を取り入れた「お悩み相談」を始めました。仲間同士ですので、「お悩み公開」や「お悩み解決」は、タメ口でも全然かまいません。
まず、各クラスで、全員が自分の「お悩み」を記入します(無記名)。ただし、お悩みは「勉強等」に関することに限定しています。あまりプライベートな悩みだとそもそも公開できませんからね。
担任はこの段階で回収し、シャッフルし、教室の机の列ごとに「お悩み公開」を配ります。生徒は、お悩みを読んで、それに対するアドバイスを記入していきます(記名)。なお、やり方はクラスによって若干異なります。
アドバイスが思いつかなくても、自分も同じ悩みがあることを伝えるだけでもOKです。ここでは、記名することによって、「あ、○○さんも同じこと悩んでいたのか。○○君はこんなアドバイスをくれた。」といった共感の輪が広がります。(注)このHPでは名前は消してあります。
参考として、全クラスから無作為に選んだ何枚かの「お悩み相談」のお悩みとそれに対する生徒の「これでお悩み解決」(アドバイスや叱咤激励等)を紹介します。特に、保護者の方はお子さんがどんな悩みを持っているか、知っていただくヒントになると思います。興味を持たれた「お悩み」のPDFを選択してみてください。
①「数学を真剣に復習しても30分で忘れてしまいます。どうしたらよいでしょう。タスケテ…」 → 1.pdf
②「どんな風に勉強すればよいのか分からない」 → 2.pdf
③「授業の最後に感想を書いたり、どう思ったのかを書くことがありますが、言葉がまとまりません。」 → 3.pdf
④「計画的にできない→ギリギリになる→提出物が間に合わない。」 → 4.pdf
⑤「歴史がなかなか覚えられない。」 → 5.pdf
⑥「成績がやべー!! 英語が絶望的!!」 → 6.pdf
⑦「(親に)かくされてしまったマンガの取り返し方を教えてください。」 → 7.pdf
⑧「部屋が汚くて勉強できない…」 → 8.pdf
⑨「周りの人が頭がよくて、とてもあせってしまいます。」 → 9.pdf
⑩「勉強するのがめんどうです。なにもかもがめんどうです。自分の趣味でさえめんどうです。」 → 10.pdf
⑪「部活や習い事で勉強する時間がとれません。」 → 11.pdf
⑫「部活が終わった後、宿題だけで一日が終わってしまいます。」 → 12.pdf
⑬「家に帰ると、スマホの誘惑があって勉強に集中できません。」 → 13.pdf
⑭「部活から帰って眠かったり、アニメの誘惑に負けて勉強ができない。」 → 14.pdf
⑮「家で勉強していると、途中であきてしまいます。」 → 15.pdf
⑯「~番以内に入らないと部活をやめさせる」と親に責められています。 → 16.pdf
*読んでみて、とても参考になりました。自分もこんな悩みをもっていた頃があったなと思い出しました。また、こうした悩みを言い合える仲間がいることは、素敵なことだと思います。
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