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2021年9月の記事一覧

第36回「教育奨励賞」で「努力賞」を受賞しました!

9月17日発行の「内外教育」において、第36回時事通信社「教育奨励賞」で、本校の「努力賞」受賞が発表されましたので、ご披露いたします。その前日、受賞を知らせる通知が届きました。

時事通信社の「教育奨励賞」は、全国の都道府県、政令指定都市の教育委員会などの助言を得て、公私立の幼稚園、小中高校、特別支援学校などから推薦校を選び、時事通信社の記者が直接学校を取材してリポートを作成。それに基づいて選考委員会によって選考されるしくみになっています。

本校は、今年度、栃木県教育委員会から県内の幼小中高、特別支援学校等の代表として推薦を受け、記者の取材を受けました。主題は、A「授業の革新」、B「地域社会に根ざした教育」の2つあり、本校はBの主題で推薦を受けました。
審査の観点は、
①主題について今日的課題を追求しているか。
②研究・実績は数年以上の積み重ねがあり、しっかりと定着している。
③学校が一体となって取り組んだか。
④研究・実践の水準は全国的に見て、その面のトップクラスにあると思われるか。

今年度は、全国で63校の推薦があり、1次審査で30校に絞り込まれ、最終審査の結果、努力賞の受賞が決定しました。先日、栃木県の荒川教育長様からお祝いの電話をいただきました。表彰状等が届きましたら、改めて紹介いたします。

他の受賞校一覧は、以下のとおりです。

教育奨励賞 受賞校一覧.pdf

【高1】プログラミングの授業

9月28日(火)2限目、高校1年1組の「情報」の授業(石川先生)を見学しました。「プログラミング言語Python(パイソン)を使ったプログラミングの最初の一歩」と題する授業が行われました。

この授業は、栃木県総合教育センターの「新課程情報Ⅰに関する調査研究」の一環として、調査協力をしている石川先生によって行われました。何人かの先生方が授業見学に来ていました。




用意されたパイソンのひな形に文字を入力し、プログラムを実行させます。




少しずつ、複雑な命令(指示)を作っていきます。





いろいろな命令を組み合わせたりして、オリジナルなプログラムを作っていました。
次回は、自分で作ったプログラムを発表する予定です。

来年度からの教科「情報」でのプログラミング教育の導入に向けて、準備が進んでいます。

身近な風景 ~メダカ

9月25日(土)、イオンモール佐野新都市の東側に広がる田園地帯では稲刈りが行われていました。その片隅では、水が止められた用水路に、メダカの姿がありました。

メダカは絶滅危惧種にもなっていますが、このあたりの水田の用水路には、たくさんのメダカが生息しています。

稲刈りをしている周囲には、シラサギが5,6羽集まっています。エサでも探しているのでしょうか。


この頃になると、水田に水を送る用水路の水は、ほとんど干上がっています。ポンプによる給水はありませんので、溜まっていた水は、やがて蒸発してなくなってしまいます。


ここもそんな場所の一つです。用水路の深くなっている場所にかろうじて水が残っていますが、このまま雨が降らなければ、干上がってしまうのは時間の問題でしょう。


そんな水たまりをよく見ると、水面が波立っています。メダカがたくさんいました。(冒頭の写真)

動画:用水路のメダカ(2021.9.25)

この水たまりのメダカはどうなってしまうのでしょうか。水が完全に干上がってしまったら、生きていくことはできません。メダカは絶滅してしまうのでしょうか。

しかし、こうしたことは、おそらく毎年起こっているはずです。完全に水が干上がった場所ではメダカの死滅は避けられないでしょう。それでも、翌年は再びメダカの姿を目にすることができます。
実は、水田の用水路に水があるときはいろいろな場所とつながっています。そこには、冬場でも水が干上がらないコンクリートの水路や用水路に水を引く本流もあり、そこにもメダカが生息しています。翌年、水田の用水路に水を入れる際に、そうした水路で冬を越していたメダカが一緒に流れ込んでくるのではないかと思います。


こうした現象はメダカだけに見られるわけではありません。本校の科学部がかつてカメの行動を研究していた際、田植えが近くなり、水路に水を入れると、不思議とクサガメがたくさん水路に集まってきました。このように季節によって水があったり無くなったり、という特殊な環境には、それに適応した生物の生き方があって、それが毎年、繰り返されています。メダカの場合は、水がなくなると取り残された個体は残念ながら移動することはできないので、死を迎えることになります。

実は、ここでメダカが取り残されていることは、地元の生き物に詳しい草野さんという方から教えていただき、現場を見てきました。心優しい草野さんは、メダカを網で捕獲し、バケツで近くの水が流れている本流に運んで放流されたそうです。

(草野さんが捕獲・救出したメダカの一部)

草野さんが救出したメダカの何匹かは、来年もまた同じ水路に戻ってこれるかもしれません。そうして繋がっていく命があるのもまた事実です。(希少生物の保護などを考える際には、避けては通れない問題です。)

【中3】消費者教育

9月24日(金)6限目、中学3年1組の「家庭科」の授業の中で、佐野市消費生活センターによる「若者の消費者トラブルと対処法について」と題する講話が、リモートで行われました。

講師は、佐野市消費生活センターの黛先生と池田先生でした。



若者をめぐる消費者トラブルとしてどんなことがあるのか、そして、その対処法について、多くの資料を使いながら説明していただきました。

こうしたトラブルに巻き込まれないことが第一ですが、もし、巻き込まれた時の対処法を知っておくことは、とても大切なことです。このような機会を設けていただき、ありがとうございます。

【高2】英語プレゼンテーションコンテスト

9月24日(金)7限目、武道場で「高2英語プレゼンテーションコンテスト」が開催されました。

本コンテストは、「英語表現」の授業の一環として、SDGsに関するプレゼンを行うことで、社会的課題に関する理解を深め、自らの考えを英語で述べる体験を行い、プレゼンスキルの向上を図ることを目的としています。

すでに、各クラスで全員の発表を行い、クラス代表2名、計8名が選出されています。
司会は、藤田菜摘さんと大森桃羽さん(2年4組)です。
また、審査の集計業務は若田部夢翔君(2年1組)と関塚大翔君(2年3組)が行いました。


関根圭汰君(2年4組)



武藤玲矩君(2年2組)



片柳賀那さん(2年3組)



内村悠之介君(2年1組)



篠原彩絢さん(2年2組)



横塚功樹君(2年4組)



岸 愛梨さん(2年1組)



山口敏弥君(2年3組)




*以上8名のプレゼンがありました。審査員は、校長、ALT(ダリアン)、大嶋先生、大和先生の4名です。私は、各代表の英語の発表内容については、隣に座っていた大和先生に何を言っているのかを教えてもらいながら審査(各項目ごとに5段階評価)しました。4人の合計点により、以下の通り、1位から3位を決定しました。なお、3位は同点であったため、両者を3位としました。


1位:片柳賀那さん
   →・スライドの情報量が適切で、はっきりとわかりやすく示されていた。
    ・タイトルと発表内容がうまく対応していた。
    ・トピック自体が興味深かった。

2位:武藤玲矩
   →・理系の大学での女子の入学者が少ないことに対して対策を示すなど、主張 
     が明確であった。

3位:横塚功樹
   →・クジラという題材が面白い。目の付け所が良かった。
   岸 愛梨さん
   →・子供の兵士を何とか無くしたいという意欲を感じた。 

*代表者の8名とも、それぞれに良いところがありましたが、トータルで以上の4名が入賞となりました。おめでとうございます。

*コロナの影響で、考え方や気持ちが内向きになりがちですが、英語でのプレゼンにチャレンジすることで、前向きな気持ちを奮い立たせてくれたのではないかと思います。とても素晴らしい企画だったと思います。