日誌

栃高博物館Ⅱ(石の博物館)

石の世界 41 片麻岩

    石の世界 41  片麻岩(へんまがん)

 変性岩の一種です。濃色と淡色が層状に重なった構造を
片麻状組織といいます。
「長瀞」と書いてあります。場所は埼玉県長瀞町です。
もう一つは見ずらいですが朱で「磐城竹貫 黒雲母片麻岩」と
書いてあります。竹貫村の現在は福島県石川郡古殿町です。



石の世界 40 浮岩(ふがん)

     石の世界 40  浮岩(ふがん)

 軽石の仲間。多孔質で淡色のものを浮岩、または
浮石(ふせき)といいます。名札には、「櫻島字横山ノ海岸」
右上に「海中に浮流セルモノ」と書いてあります。
もう1枚の写真はこれも浮岩ですが、大きめです。この名札には
海岸も浮流も書いてありません。内陸で採集したと思われます。
 園芸用に使われる鹿沼土も軽石です。多孔質のため
保水性が良いです。



石の世界 39 火山灰

        石の世界 39  火山灰

 火山礫の続きで、2mm未満は火山灰と呼ばれています。
同じく鹿児島県桜島産です。火山灰が堆積して固まった
岩石を凝灰岩といい、大谷石が有名です。

石の世界 38 火山礫

                 石の世界 38 火山礫(かざんれき)

 鹿児島県桜島産です。火山噴火により生じた火山岩片
のことで粒子のサイズによって定義され、直径が
2~64mmのものをいいます。
 64mm以上は火山岩塊と呼びます。

石の世界 37 鉄電気石

         石の世界 37  鉄電気石(てつでんきせき)

 ショール(Schorl)といいます。黒い柱状結晶の
ケイ酸塩鉱物。ナトリウムと鉄を含む電気石で
美しいものはトルマリンという宝石です。
 結晶を熱すると電気を通すので電気石と呼ばれて
います。

石の世界 36 水晶(3)

                      石の世界 36 水晶(3) 
  いろいろな形と大きさの水晶がこの博物館には
たくさんあります。


石の世界 35 ベスブ石 

石の世界 35   ベスブ石 
 8cm×6cm  高5cm。  ケイ酸塩鉱物。黒い部分。
名前の由来はベスビオナイト。誰もが連想する
あのベスビオ火山で、最初に発見されました。

石の世界 34 リン灰石(アパタイト)

 石の世界 34 リン灰石(アパタイト)

 リン酸カルシウムが主成分の鉱物。リン(元素記号P)は、
植物にとって大切な元素で、肥料になります。美しい宝石にもなり、
パワーストーンとして人気があります。
 ハイドロキシアパタイト(水酸燐灰石)は、歯や骨の主成分です。
宇宙飛行士は帰還後、歯や骨がもろくなります。NASAは、
宇宙飛行士の歯や骨を守るためこの物質を研究しました。今では
人口骨や人口歯根の製造、アパガードなどの歯磨き粉に生かされています。


石の世界 32 雲母

 石の世界 32 雲母

白雲母はカリウム、アルミニウムのケイ酸塩で
黒雲母はカリウム、鉄、マグネシウムのケイ酸塩です。
金属元素で色が変わります。英語でmicaといいます。
白雲母を粉にしたものを「きら」といって日本画によく
使われています。