日誌

2017年12月の記事一覧

石の世界 45 アスベスト

   石の世界 45  アスベスト

 蛇紋岩の中にアスベストは含まれています。
加工してできた繊維状のアスベストは有害で
除去作業が続いていますが、岩石の展示のみで
加工しなければ害はありません。

石の世界 44 文象花崗岩

 石の世界 44  文象花崗岩(ぶんしょうかこうがん)

 結晶が文字のように見えるのでこの名前になりました。
英語でもgraphic graniteと書きます。

石の世界 43 氷晶石

       石の世界 43  氷晶石

 ハロゲン化鉱物。ヘキサフルオロアルミン酸ナトリウム。
外観が氷に似ていたのでこの名があります。かつてはこの
石からアルミニウムを製錬していましたが、今は蛍石が
主流です。

石の世界 42 マンガン

       石の世界 42  マンガン 
        
 大変重いです。球状なので、まるでマンガンノジュール
(マンガン団塊)のようです。標本に板荷(イタガ)と書いて
あります。現在は鹿沼市板荷です。調べてみると板荷鉱山は
すでに閉山しましたが、かつてはマンガンやタングステンを
産出していました。またこのあたりのマンガン鉱床は海底
のマンガンノジュールを含んでいるそうです。激しく隆起
したんですね。

石の世界 41 片麻岩

    石の世界 41  片麻岩(へんまがん)

 変性岩の一種です。濃色と淡色が層状に重なった構造を
片麻状組織といいます。
「長瀞」と書いてあります。場所は埼玉県長瀞町です。
もう一つは見ずらいですが朱で「磐城竹貫 黒雲母片麻岩」と
書いてあります。竹貫村の現在は福島県石川郡古殿町です。



石の世界 40 浮岩(ふがん)

     石の世界 40  浮岩(ふがん)

 軽石の仲間。多孔質で淡色のものを浮岩、または
浮石(ふせき)といいます。名札には、「櫻島字横山ノ海岸」
右上に「海中に浮流セルモノ」と書いてあります。
もう1枚の写真はこれも浮岩ですが、大きめです。この名札には
海岸も浮流も書いてありません。内陸で採集したと思われます。
 園芸用に使われる鹿沼土も軽石です。多孔質のため
保水性が良いです。



石の世界 39 火山灰

        石の世界 39  火山灰

 火山礫の続きで、2mm未満は火山灰と呼ばれています。
同じく鹿児島県桜島産です。火山灰が堆積して固まった
岩石を凝灰岩といい、大谷石が有名です。

石の世界 38 火山礫

                 石の世界 38 火山礫(かざんれき)

 鹿児島県桜島産です。火山噴火により生じた火山岩片
のことで粒子のサイズによって定義され、直径が
2~64mmのものをいいます。
 64mm以上は火山岩塊と呼びます。

石の世界 37 鉄電気石

         石の世界 37  鉄電気石(てつでんきせき)

 ショール(Schorl)といいます。黒い柱状結晶の
ケイ酸塩鉱物。ナトリウムと鉄を含む電気石で
美しいものはトルマリンという宝石です。
 結晶を熱すると電気を通すので電気石と呼ばれて
います。

石の世界 36 水晶(3)

                      石の世界 36 水晶(3) 
  いろいろな形と大きさの水晶がこの博物館には
たくさんあります。