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2024年2月の記事一覧
進路指導のたより 第3号
今学期は、中学部で施設職場見学や校内実習を実施しましたので、その様子を御紹介します。
◆中学部 施設職場見学◆
2月2日(金)に中学部生徒24名が「武子希望の家」へ施設職場見学に行ってきました。
「武子希望の家」では、利用者の住居施設や各種作業用施設、草花栽培や椎茸栽培の作業場などを見学しました。利用者の方々が自分の仕事に見通しと責任をもって取り組んでいる様子は、大変勉強になりました。今後、生徒たちには働くことを意識して、将来の進路に対してさらに興味・関心をもってほしいと思います。
「よろしくお願いいたします。」 「私にも、できるかな。」 「入所施設は一人一部屋で
生活しています。」
「花がきれいに咲いていますね。」 「ここでは、コンサートも 「お世話になりました。」
行われます。」
鹿沼分校では小学部段階から働く力を身に付けられるよう、係活動や清掃活動などに取り組んでいます。家庭でも積極的に手伝いを行っている児童生徒がたくさんいます。様々な手伝いを行い、役割を担うことで、自分が家族の一員として役に立っているという自覚と自信につながっていきます。
◆中学部 校内実習◆
1月15日(月)~1月26日(金)の2週間、中学部では第2回目の校内実習を実施しました。今回も、6月の実習と同じ作業班で作業を行いました。少し時間が経ったことで、実習の初日は少し戸惑う生徒の様子も見られましたが、徐々に第1回目の実習を思い出し、分担された作業を自分のペースで円滑に進められるようになりました。また、第1回目と比べて、準備や片付けなどの作業の技術も向上し、挨拶、返事、報告もしっかりできるようになり、個々に立てた実習の目標を達成しようと、意欲をもって取り組む生徒の姿が見られました。生徒たちは、普段よりも長い時間作業をすることで、より体力や持続力などの必要性も感じることができました。また、実習中に小学部の児童が見学に来ました。中学部の生徒が熱心に作業に取り組む姿は、児童にとって良い手本となりました。
~ クリーン班より ~
「心を込めて、丁寧に。」 「みんなの笑顔のために」
~ 空き缶班より ~
「一つ一つ、確実に」 「しっかりと、報告を」
1月29日(月)の反省会では、各班の担当教員から給料に見立てて各自200円を受け取り、菓子などの買い物の体験をしました。働くことに対して報酬を得ることで、達成感を味わい、次なる意欲へとつながっていくことを願っています。
【特別支援学校高等部(知的障害)の通学圏について】
鹿沼市(旧鹿沼市)在住の特別支援学校(知的障害)高等部生徒の通学圏については、居住地の中学校の学区によって以下のように分かれています。
板荷中、北中、加蘇中、西中 → 今市特別支援学校
東中、北犬飼中、北押原中、南押原中、南摩中 → 栃木特別支援学校
◆卒業おめでとうございます◆
本日3月14日(木)、小学部6年生6名、中学部3年生4名が鹿沼分校を卒業しました。
中学部3年生4名は、3月6日(水)に行われた特別支援学校高等部の入学者選抜に全員合格し、それぞれの学校の高等部へ進学します。