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着任のごあいさつ
着任のごあいさつ
校 長 長 野 誠
このたびの定期異動によりまして、前任の小林邦夫校長の後任として、鹿沼高校から赴任いたしました。
同窓会からは日頃より物心両面にわたりまして多大なご支援、ご協力を賜り、心より感謝し、お礼申し上げます。
私は、平成10年度から平成15年度までの6年間、宇都宮東高校に勤務させていただきました。42歳で栃木県総合教育センター高校教育部指導主事からの転任でありました。1年・2年・3年と担任をもちあがり、生徒部長を1年、教務主任を2年担当し、田沼高校(現在は佐野松陽高校と統合し佐野松桜高校)の教頭として転任いたしました。
生徒部長を担当していた時は、当時の校長でいらっしゃった井口昭義先生から「年間の遅刻者数4,000名を何とか減少させなさい」という命を受け、通算で遅刻5回になった生徒を個別に面接指導したり、副担任の先生方に毎朝、生徒昇降口で遅刻指導をしてもらったりして、遅刻者数を半減させることができました。
また、当時帰宅途中の本高生をターゲットにした暴走族による恐喝が頻繁に起こり、生徒部の担当者を中心に警戒態勢を整え、犯人逮捕にこぎつけたこともありました。
教務主任2年目の平成15年度は本校の創立40周年にあたり、宇都宮市文化会館で記念式典を行いましたが、同窓会の絶大なるご支援により盛大かつ厳粛に挙行することができました。
4月1日の職員会議では教職員に「我々教職員が心を一つにして、一人ひとりの子どもたちを大切にし、子どもたちの心と体と頭を鍛え、志の高い人に育つよう頑張りましょう。」と話しました。
4月5日の入学式では、中・高校の新入生に対して「『正しく 剛く 寛く』とは物事を正しく見、正しく判断して、正しく行い、どんな困難にも負けることなく力を尽くし、剛く生き、いつでも相手を思いやり、受け入れ、自分を大切にすると同じように相手を大切にすることである」と話しました。
また、4月8日の始業式では、全校生に対して、「本校生の目指すところは、志の高い人になることである。志の高い人とは校訓である『正しく 剛く 寛く』を実践する人である」と話しました。
我々は、心に響く話をたくさんしてあげることにより、豊かな心を育て、またもっと学びたいと思う授業をたくさんしてあげることにより、自ら求めて学ぶ姿勢を育てたいと考えています。
微力ではありますが、本校の発展のために力を尽くす所存であります。今後ともご指導くださいますようよろしくお願い申し上げます。