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【中学】2年生 夏季後期課外 栃木県立博物館職員による出前講座

夏期後期課外2日目、中学2年生を対象に、県立博物館自然課から吉田様と布川様をお迎えし、出前講座を実施しました。

中学1年生の3学期に理科で学習した地学分野に関する内容で、実際の地層はぎとり標本を観察し、いろいろと考察する実習講座です。 

<講座の内容>

・地層はぎとり標本って何?どうやってつくる?

・地層はぎとり標本を観察して考察・討論しよう

・まとめ 「地層の観察から推測する」力を活用しよう

地層のはぎとり標本は地層の表面に専用の接着剤を塗り、はがしとったものなのですが、実際にその様子を動画で見て、驚いていた生徒もたくさんいました。

実習では10人程度のグループで1つのはぎとり標本を観察し、この地層について様々な推理をしていきました。例えば、「この地層の上下は?そう考える理由は?」どこに着目するとどんなことが言えるのか、みんながと納得できる答えにたどり着くために、あれこれ意見を交わしながら目の前の標本とにらめっこです。このほかにも、「白黒の縞々模様はなぜできる?」「曲がっている層は何が起きてできた?」など、みんなで観察し、考えていきました。

正直なところ、真の正解はだれも知りません。(この地層ができる様子を見ていた人は、だれもいないですからね。)

それでも、みんなで観察して考えて、さらに今までの学習や経験が結びついて「なるほど!」「そうかもしれないね!」と納得できる答えにたどり着いていて、ここでちょうどタイムアップ。

地層って実はおもしろい!

非常に興味深い、あっという間の50分となりました。