日誌

中学1年生の宿泊学習に参加して

 4月20日~22日、中学1年生が2泊3日の宿泊学習を行い、校長の私もその一部に参加しました。19日の事前指導では、「相互理解を深めるため、会話だけではなくしっかりと『対話』しよう」「リーダーにフォロアーシップ、フォロアーにもリーダーシップが必要」という話しをしました。

 
 初日は帝京大学のサイエンスキャンプに参加し、情報電子工学科長の荒井正之教授の「ロボットの目ってどうなっているの?」という講義を受けました。今まさに旬の分野のお話に生徒たちは聞き入り、講義後には次々と質問の手が上がりました。中には「そのうちにロボットは人間の能力を超えてしまうようにも思うのですが、これ以上は開発を進めるべきではないという限界について先生はどう考えますか。」といった本質的な問いもありました。「荒井先生は、わくわくするもの、面白い、素敵だと思うものを追求していった人なんだと感じました。」という生徒の謝辞にも感心しました。

 その後は格納庫に向かい、航空宇宙工学科の先生方から目の前にある航空機やロケットなどについての解説を聞きました。
 これらの学びを通じて、生徒たちの知的好奇心や探究への興味は大いに喚起されたと思います。

 二日目は、冒険活動センターでの野外炊飯と選択活動に参加しました。生徒たちは、野外炊飯でカレー作りに挑戦しました。薪を燃やし、ご飯を炊き、食材を切り、煮込み、味をつけ、盛りつけるまで、協力しながら、見通しをもって段取りよく進めていました。生徒とともにとても美味しいカレーライスとスープをいただきながら、初日の講義のときとはまた違った生徒の側面に触れることができたように感じました。
   
 午後の選択活動は4月とは思えない炎天下でしたが、イニシアティブゲーム、ニュースポーツ、ウォークラリーに分かれ、元気に活動していました。各班でしっかりと「対話」を重ねながら、各々がリーダーシップ・フォロアーシップを発揮し、困難なミッションに果敢に取り組んでくれたのだと思います。