日誌

逆境において ~夏の高校野球2回戦~


 1回戦を延長13回タイブレークで勝ち上がった本校野球部は、7月17日(水)、栃木市営球場にて、矢板東高等学校と2回戦を戦いました。奇しくも同じ県立中高一貫教育校同士の戦いとなりました。
 この試合には、映画研究部、吹奏楽部、そして応援団の生徒たちが駆けつけ、スタンドで選手たちのプレーを見守り、鼓舞し続けました。今年度も応援団長は女子生徒で、男子校以来の伝統の学ラン姿による応援です。
 試合の序盤は、再三の美技でピンチを救った守備陣の頑張りもあり、攻撃でも先制するなど押し気味に進めましたが、5回、エースの利き腕をライナーが襲うという不運に見舞われました。一時治療のためにベンチに下ったものの、続投し、かろうじて満塁のピンチを切り抜けました。しかし、それでなくても前回の試合で2試合分投げていたエースのボールに、球威は戻ってきませんでした。
 ただ、そうした不運もあれば逆に幸運も巡ってくるのが「野球」であり、大きく言えば人生です。大切なのは、逆境にあっても雄々しく戦い続けることです。最後まで少しも試合をあきらめようとしなかった選手たちの心の強さを、心から称えたいと思います。