園芸科学科
専門科目はどんな勉強をするの?
【平成25年度入学生以降】  
1年次
農業と環境(農業)
工業技術基礎(工業)
ビジネス基礎(商業)
生活産業基礎(家庭)
農業情報処理(農業)
  ↓
2年次
植物生産コース
植物バイオコース
総合実習
作物
野菜
果樹
草花
植物バイオテクノロジー
生物活用(選択) 
総合実習
野菜
果樹
草花
微生物利用
植物バイオテクノロジー
生物活用(選択)  
 
3年次
植物生産コース
植物バイオコース
課題研究
総合実習
野菜・果樹・草花(選択)
農業経営
農業機械(選択)
食品製造
課題研究
総合実習
農業機械(選択)
食品製造
植物バイオテクノロジー
食品流通
生物活用
専門学科ではどんなことを勉強するの その2
 専門の教科が増える2年生では4班に分かれて「野菜」「果樹」「草花」「植物バイオテクノロジー」の専門分野について学習しています。実際に体験することを通して学ぶため、2時間連続での授業となっています。
 本年度では出席番号順に4つの班が作られ、月曜日に野菜を学習した人は、火曜日に果樹、水曜日に草花、金曜日に植物バイオテクノロジーを学習しました。2年生では園芸の専門分野に関する広い視野を身に着けることを目的として少人数での授業が展開されています。
  

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野菜
キュウリを袋につめています。
このキュウリは校内外で販売されます。
果樹
ブドウに袋をかけています。
 袋をかけることできれいなブドウを生産できます。
   
 

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草花
ハボタンを定植しています。
北桜祭で販売されるハボタンです。
植物バイオテクノロジー
葉片培養をしています。
葉の一部から増殖することができます。
 
 
 このほかに、2年生からは『生産コース』と『バイオコース』に分かれて授業が展開されますが、2年生では生産コースは「作物」、バイオコースでは「微生物基礎」を学習します。
 また、バイオコースの生徒も生産コースの生徒といっしょになって「野菜」「果樹」「草花」のどれかを学習する「総合選択」の授業が2時間あります。 1学年の2学期にはコースを選択することになりますが、選択したコース、選択した専門分野を変えることはできません。
 
     
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     バイオコースの生徒はパンを製造する授業や
     ヨーグルトやジャムを製造する授業もあります。
課題研究 野菜選択生
 課題研究野菜選択生 
 生産コースの課題研究で野菜の選択生はニンニクを生産し、生産(1次)+加工(2次)+流通(3次)=6次産業化を目指して生活文化科と協力してパスタソースを開発、北桜祭で販売しました。
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ニンニクを栽培した野菜選択生

生活文化科の生徒と加工に挑戦

北桜祭での販売実習

 
課題研究 果樹選択生
 課題研究果樹選択生  
 生産コースの課題研究で果樹の選択生は規格外(販売できない)ナシとブドウを用いてアイスクリームを製造し、販売することができないか研究しました。
  道の駅思川に店舗がある「道の駅アイス工房カウベル」さんのご指導の下それぞれ約230個を作り、収穫祭と北桜祭で販売しました。ブドウのアイスクリームについては、生のままではブドウの色を出すことができなかったので、一度ブドウジュースに加工してからアイスクリームを製造しました。
 
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  完成品

カウベルさんでの製造実習

収穫祭での販売実習

 
課題研究 草花選択生
課題研究草花選択生  
 生産コースの課題研究で草花の選択生は高品質なシクラメンの生産を目指して栃木県が開発した溶液診断を用いて養分診断を行いました。
 
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土壌溶液の採取

養分濃度の分析

販売実習を控えた草花選択生

 
 

課題研究バイオコース選択生
 課題研究バイオコース選択生  
  バイオコース選択生は校内にある池の水質を調査しました。汚れているように見える池の水は化学的酸素要求量が8〜13mg毎リットルと河川の基準を超える量の有機物が含まれていることがわかりました。一方で窒素分やリン酸は検出することができず、生物に固定されていることが考えられました。
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池の水のサンプリング

パックテストによる分析

においの官能検査

 
 

どんな資格に挑戦できますか?

  • 簿記検定
  • 危険物取扱者(乙種)
  • ボイラ技士
  • 農業機械士
  • ワープロ実務検定
  • 日本農業技術検定
環境美化活動
 園芸科学科では小金井駅、小山警察署の環境美化活動を行っています。 

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   この日は生産コースの草花を選択した3年生生徒5名がパンジーや葉ボタンを植えたプランターを設置しました。生産コースの3年生は野菜・果樹・草花の専門分野に分かれ、一週間に7時間、それぞれの専門分野について詳しく学習しています。

交流活動
 生産コース3年生の課題研究野菜選択生は萱橋小学校との交流事業を行っています。
 
 本年度はタキイ社の新品種『こどもピーマンピー太郎』を1、2年生といっしょに植える授業が実施されました。
 下の写真は小学生に『こどもピーマンピー太郎』がどのようなピーマンなのかを説明した様子と、園芸科学科の生徒が研究した『トウサワトラノオ』がどのような植物であるのかを説明した授業の様子です。
 
 
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        ピー太郎について説明しました     トウサワトラノオについて説明しました
学校農業クラブ活動
 学校農業クラブは、農業を学ぶ生徒が、交流、研究、発表し、自主的に農業学習を進めるための全国組織です。
 小山北桜高等学校では、園芸科学科、造園土木科に在籍する全ての生徒が所属しています。
 
  校内における活動 
 校内の活動としては次のような活動を行っています。
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             総会                        意見発表会
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          家畜審査競技講習会                環境整備事業
 
 
  このほかにもさまざまな行事や事業を行っています。
 
 本年度の大会成績 
  
 長崎県で開催されました
 日本学校農業クラブ連盟 鑑定競技会 区分:造園の部門において
 藤田光成君が優秀賞を受賞しました。
 
 
 栃木県学校農業クラブ連盟 各種発表大会 
  プロジェクト発表 区分:食料・生産  区分:文化・生活
   の2部門において優秀賞を受賞しました。発表内容についてコメントしてもらいました。
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 県大会を終えて 発表者のみなさんの集合写真
 区分:食料・生産
 タイトル「ブランドトマトの開発で魅力あるトマト経営を目指して」
 本校では甘さを示す値である「糖度」が7%以上のトマトをブランドトマト『HOKUO7(セブン)』として売り出しました。このブランドトマトの開発に至る経緯についてまとめて発表しました。
 このトマトは県庁の直売所などでも販売しました。
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栽培にあたった野菜選択生             販売されたHOKUO7
 
 区分:文化・生活
 タイトル「知って残そうトウサワトラノオ〜認知度アップ大作戦〜」
本校では下野市で発見された絶滅危惧種『トウサワトラノオ』の保護活動を江川・五千石地区環境配慮検討会の一員として行ってきました。昨年度はトウサワトラノオの生理・生態についての研究を進めましたが、保護活動をすすめる中で認知度が低いことが問題であると考えるようになり、知ってもらうための活動の経緯を発表しました。
 
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        トウサワトラノオの花            保護活動の結果保全地に花が咲いた日