日誌

卵はお父さん鳥も・・・!?

 シジュウカラが卵をあたため始めてから、約9日が過ぎました。シジュウカラの場合、抱卵から2週間で孵化し、あっという間に巣立ってしまいます。この点、猛禽類のように強い鳥は、卵の数も少なく、ゆっくり巣立ちます。シジュウカラのような小鳥たちは、多くの卵を産んで、できるだけ速く巣立つことが生き延びるために必要なことのようです。それから、猛禽類は、第1卵を産んですぐに抱卵しますが、小鳥たちは最後の卵を産んでから抱卵します。なぜかというと、小鳥は産む卵の数が多いため、孵化する日を同じにする必要があるからです。ひな鳥の成長を均一化するためなんですね。
 ところで、写真の親鳥はお父さん鳥でした。お母さん鳥と協力して卵をあたためているんですね。そして、車椅子の生徒の観察のために、木から巣箱を外しても、抱卵をやめない親鳥に感激しました。(撮影はすべて生徒による)次回は、可愛いヒナたちをご紹介します。お楽しみに・・・。