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図書館:特別講座「Mibuからはじまるミステリー」

 1026()、午後4時すぎから〝図書館特別講座〟が開催されました。今回は、前期に好評を博した木村友典先生(通信制:地理歴史科・公民科)による講座の第2弾。講座のタイトルは、Mibuからはじまるミステリー ―サイトウゲンショウによろしく― 」でした。
 講座の導入部では、江戸時代末期に、壬生藩(現・壬生町)の医師として活躍し、人体解剖を行った齋藤玄昌が紹介されました。これに続けて、壬生の蘭学*と医学、『解体新書』、解剖を通して人体と誠実に向き合う医師たちの努力、ヨーロッパの医学の歩み、中世ヨーロッパの医学、医学と芸術、謎の解剖学者ヴェサリエスへ。話題は、次から次へと展開しました。また、関連する書物の読書案内もいただきました。
 参加した生徒の皆さんからは、楽しい時間を過ごせたとの声を聞くことができました。木村先生のアカデミックな講座は、読書の秋にふさわしい記憶に残るものとなりました。
  

*蘭学(らんがく) 江戸時代にオランダを通じて日本に入ってきたヨーロッパの医学、天文学、兵学などに関する学問・技術等の総称。


「生徒の感想」より一部抜粋

楽しく話を聞くことができました。解剖学は、昔から好きでよく調べていたのですが、初めて知ることも多くあり、とても良い経験になりました。

引き込まれるようなトークがおもしろかった。ヴェサリエスの解剖エピソードが強烈に印象に残りました。

私たちが当たり前のように受けている医療は、過去の偉人たちの試行錯誤によって与えられたものであることを知ることができました。

とても奥深い内容で、おもしろかったです。こういう歴史の授業を受けると、ますます歴史の勉強が好きになります。