定時制・通信制 共通

図書館講座が開催されました

 5月17日(火)16時10分より、今年度第1回目の図書館特別講座が開かれ、生徒と教職員を合わせて39名が参加しました。今回は、本校通信制の地歴公民科教諭が講師を務め、「偉大なる音楽家-出会いは億千万の胸騒ぎ、まばゆいくらいにフレデリック・ショパン-」という演題のもと、激動のヨーロッパ近代史とショパンの生涯をリンクさせた、興味深く楽しいレクチャーが行われました。参加者は、ショパンの母国ポーランドの苦難に満ちた歴史を知るとともに、「革命」や「別れのワルツ」等の名曲にこめられた、ショパンの故国に寄せる悲痛な心の叫びや、大切な人と別れなければならなかった悲しみに思いを馳せ、生徒も教職員も、深い学びの時を共有することができました。

さらに、講演では、今ウクライナで起きている悲劇についても述べられ、平和の反対は人権侵害であると締め括られました。芸術や文化は人を生かす力を持つ、尊いものであることと、人権が完全に守られるようにならなければ、真の平和とはいえないことを改めて実感させられた、すばらしい講演でした。

最後にワークシートを提出した参加者には、講演の詳細なレジュメが「お土産」として配布され、参加できなかった生徒も内容を知ることができるように、大判の資料が図書館前の壁面に掲示されています。

次回の図書館特別講座は、7月12日(火)に開催予定です。